【2023年夏】知っておきたいスパークリングワインの豆知識 辛口スパークリング8選

【2023年夏】知っておきたいスパークリングワインの豆知識 辛口スパークリング8選
ワクワクが止まらない!GWを楽しみ尽くすワインが続々登場!

【2023年夏】知っておきたいスパークリングワインの豆知識 辛口スパークリング8選

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スパークリングワイン

気温が高くなってくると、やっぱり「泡」が飲みたくなりますよね!
でも、赤ワインや白ワインに比べて名前や種類が多く、とっつきにくいと感じる人も少なくないのではないでしょうか。

そこで、今日はスパークリングワイン選びが楽しくなるスパークリングワインの豆知識と、この夏おすすめの爽快感のある辛口のブリュットをご紹介したいと思います。

世界で造られるスパークリングワインの種類と名称

そもそも「スパークリングワイン」とは、英語での名称ですが、発泡性のワインは世界のさまざまな国と地域で造られています。
それでは、各国ではどのような名称なのか…
・日本語で言えば ⇒ 発泡性の果実酒
・フランス語だと ⇒ ヴァン・ムスー
・イタリア語だと ⇒ スプマンテ
・スペイン語だと ⇒ エスプモーソ
これらがワインのタイプを示す大きな名称で、造る地域や、造り方によって呼称が分かれていきます。

[フランス各地の呼称]
・シャンパン⇒シャンパーニュ地方で瓶内二次発酵方式で造られるスパークリングワイン
・クレマン⇒シャンパーニュ地方以外で、大半が瓶内二次発酵方式で造られるスパークリングワイン(ガス圧3~3.5気圧程度のもの)
・ムスー⇒クレマンよりもガス圧の高いスパークリングワイン(5~6気圧)
・ペティヤン⇒微発砲のスパークリングワイン(2.5気圧以下)
・メトード・トラディショナル⇒瓶内で二次発酵させスパークリングワインを造る製法
・ブラン・ド・ブラン⇒白葡萄(シャルドネ等)だけから造られた白のスパークリングワイン
・ブラン・ド・ノワール⇒黒葡萄(ピノ・ノワール等)から造られた白のスパークリングワイン

[イタリア各地の呼称]
・フリッツァンテ⇒微発砲のスパークリングワイン
・フランチャコルタ⇒北イタリアのロンバルディアで造られる高級スプマンテ
・プロセッコ⇒ヴェネト州で造られるプロセッコ(グレーラ)種を使用したもの
・ランブルスコ⇒エミリア・ロマーニャ州で造られるランブルスコ種を使用したもの

[スペインやドイツの呼称]
・カヴァ⇒主にスペインのカタルーニャ州で瓶内二次発酵方式で造られるスパークリングワイン
・シャウムヴァイン⇒ドイツ語のスパークリングワインのこと
・ゼクト⇒ドイツ国内で瓶詰めされたシャウムヴァインのこと

辛口派?甘口派?お好みの味を探すときの名称は?

そもそもワインには、なぜ辛口、甘口というのがあるのか、ワインの原料であるブドウは果実が酵母菌をもっていて、この酵母菌が果実の糖分を食べていくことでアルコールに変化します。
辛口は、糖分がほとんどアルコール分に変化し、糖度が低くなったワインのことを指し、甘口は、ブドウの糖分がなくならないよう、発酵を途中でストップさせて、あえて甘味を残したワインのことです。

それでは、辛口~甘口の段階を示す言葉はどのようなものがあるのか、
・Extra Brut (エクストラ・ブリュット)
・Brut (ブリュット)
・Extra sec (エクストラ・セック)
・Sec (セック)
・Demi sec (ドゥミ・セック)
・Doux (ドゥ)
上に行くほど辛口、下が甘口です。

とまぁ、珍しくソムリエっぽいことを書いてしまいました(笑)
スパークリングワインを選ぶときの参考にしていただければ幸いです。

ただ、ワインは五感で味わうもの!
最後は美味しければ何だって良いんです!
「シュワシュワ」でも「泡」でも「炭酸のワイン」でも、呼び方にこだわらず、ワインを飲む時間を心から楽しみたいですね♪

夏はしっかり冷やしたスパークリングワイン

爽快!やっぱり夏は辛口ブリュット!

チスパス・ブリュット
スペイン語で火花、輝き、煌めきの意味を持つ「チスパス」は、異色の肩書を持つ奇才、フェルナンド・モラがこのカヴァの聖地でカヴァの伝統的生産者と手を組んで造る高品質デイリースパークリングワインです。
1918年設立のCIVINO社は、サン・サドゥルニ・ダノヤで高品質なカヴァを100年に渡って手掛けてきた老舗の一つで、「伝統に現代のノウハウを結び付け、高い品質のもと新たな価値を生む」というコンセプトのもと、果実味がたっぷりで爽快な辛口という、デイリーワインとして飲み飽きない味わいを生み出しました。
素晴らしい石灰質土壌で育ったマカベオ、パレリャーダ、チャレッロという、カヴァに使われる伝統的な3種類を使用したこのスパークリングワインは、フレッシュな果実味を引き出すため、イタリアのプロセッコなどで用いられるシャルマ方式で造られます。
リンゴや桃などのフレッシュで甘い果実のアロマに、グレープフルーツを思わせる柑橘系のアロマと、タイムやローズマリーのような地中海のハーブの香り。
ジューシーな果実味がありながらも、透明感のある引き締まった味わいで、甘味・酸味が一体となって、ミネラル感を余韻に感じる辛口の1本です。
キンキンに冷やして食前酒に。または前菜、魚介類などの食事に合わせて楽しめる、とても使い勝手の良いスパークリングワインです。

チスパス・ブリュット ロング・ワインズ

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アスランジェ・ブリュット
150年以上の歴史をもつ老舗メゾンのG.H.マーテルは、エペルネ近郊のAvenay Val d’Or(アヴネ・ヴァル・ドール)にあるTabourin家(タブラン家)によって1869年に設立されました。
約200ヘクタールに及ぶ自社畑と550の栽培農家からブドウを調達しており、その生産本数は年間1000万本に達し、第6位の規模を誇ります。
この規模でも家族経営で、他の業界へは目もくれず代々シャンパーニュやブランデー造り一筋と職人気質のメゾンで、その品質の高さからも高級フレンチレストラン“マキシム・ド・パリ”のハウスシャンパンとしての実績を持ち、その他世界各国のエアラインやミシュラン星付レストランでも採用されています。
そのマーテルが手掛ける新たなシャンパーニュブランドが『Haslinger アスランジェ』。
シンプルで無駄のないエレガントなデザインと、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネを用いた伝統的なアッサンブラージュによる、和食にも合う繊細な味わいながら、ふくよかなコクと長い余韻を楽しめるエレガントな1本です。

アスランジェ・ブリュット G.H. マーテル

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ロベール・ド・パンピニャック・ブリュット
150年以上の歴史をもつ老舗メゾンのG.H.マーテルが手掛ける新たなシャンパーニュブランドが『ROBERT DE PAMPIGNAC ロベール・ド・パンピニャック』です。
フランスの高級フレンチとして知られる有名レストラン“マキシム・ド・パリ”のハウスシャンパンをはじめ、世界各国のエアラインでも採用されてきた実績を持つG.H.マーテルは、その歴史と品質に対する安心感はシャンパーニュでも群を抜いており、国内で最も権威あるワイン・ガイド誌“ギド・アシェット”からの高評価を得ています。
シンプルで無駄のないエレガントなデザインと、ピノ・ノワール、ピノ・ムニエ、シャルドネを用いた伝統的なアッサンブラージュによる、和食にも合う繊細な味わいが特徴です。
リンゴやアプリコットなどの甘い果実に、オレンジピールの爽やかでほんのり苦みのあるフレッシュなアロマと風味があり、ふくよかなコクと長い余韻を楽しめるシャンパンです。

ロベール・ド・パンピニャック・ブリュット

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ダイ・スプマンテ・ブリュット
カルディローラは、ロンバルディア州のミッサーリアに小さなオステリアとして1897年に誕生しました。
その後、ワインの販売会社からワイナリーに発展し、現在では様々な地方のワインを扱う、大規模なワイナリーに成長していきました。
そんなカルディローラが手掛けるスプマンテは、トレッビアーノ、モスカート、マルヴァジアの3つのブドウ品種をブレンドして造られており、トレッビアーノのキリっとした酸に、モスカートの芳醇なアロマ、マルヴァジアの女性的な繊細さが見事に調和したバランスの良いスプマンテで、気軽に楽しめるイタリアらしい朗らかで軽快な味わいです。
フレッシュライム、青リンゴや白い花の蜜のような上品なアロマが感じられて、辛口スパークリングなので食前酒としてももちろんいいですが、チーズやシーフードなどにもよく合います。

ダイ・スプマンテ・ブリュット

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バルフォア 1503 クラシック・キュヴェ
ハッシュ・ヒース・エステートは、2002年ワインを愛する当主リチャード・バルフォア・リンと、妻レスリーによって設立され、設立間もなくして、「バルフォア・ブリュット・ロゼ」が大成功し、イングランドを代表するワイナリーの1つとして瞬く間に知名度を高めました。
2006年にインターナショナル・ワイン・チャレンジでの金メダルとトロフィーを受賞。
ブリティッシュ・エアウェイズで初めてファーストクラスでサーヴされたイングランド・スパークリングとしての栄誉を受け、世界的に有名なオリエント・エクスプレス内で、ヴェニスまでの旅の途中に楽しまれています。
このクラシック・キュヴェは、洋ナシ、レッドチェリーにエルダーフラワー、アップルパイを思わせるイースト香があり、果実のピュアな味わいを前面に出した、親しみやすい味わいに仕上がった1本です。

バルフォア 1503 クラシック・キュヴェ

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ぺニーナ・ベラ ズラティ・グリツ
ズラティ・グリツは、スロベニア東部のポポリェ山脈南部スロヴェンスケ・コニツェ近郊のシュカルツェに1991年に設立されたワイナリーです。
この一帯は古くから「黄金の丘=ZLATI GRIC(ズラティ・グリツ)」と呼ばれ、古代ローマ時代に遡るほど昔からブドウ栽培が行われ、優れたワインが造られてきました。
設立当初より品質重視の姿勢を貫いており、自社畑のうち1/4はシャルドネやピノ・グリ、ピノ・ノワールといった国際品種を栽培しています。
「ペニーナ」はスロベニア語でスパークリングワインの意味で、ベラはスロベニア語で「白い」という意味を持ちます。
ワイナリーから僅か13kmの位置にある中央ヨーロッパ最古のジーチェ修道院地下セラーで熟成させたスパークリングワイン。
フリーランジュースのみ使用し、5カ月間熟成させた白ワインをボトリングし瓶内二次発酵を行い、ワインは澱と共に最低でも3年間熟成させます。
リンゴや柑橘の爽やかでエレガントな果実の香りと複雑味のある味わいで、繊細な泡が持続するスパークリングワインです。

ぺニーナ・ベラ ズラティ・グリツ

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ブラン・ド・ブラン・ブリュット・プルミエ・クリュ ニコラ・ゲスカン
メゾン・ロッシュ・ブランシュは、1994年に、ニコラ・ゲスカン氏が興した比較的新しいシャンパンメゾンで、世界最大のフラワーデリバリーサービス「InterFlora」との提携で、フランス国内で花と一緒にギフト使いの1本として安定して認知度を上げていき、設立からわずか20年程で、フランス人がギフトに贈りたい「シャンパーニュ」として注目を集めるようになりました。
徐々に増える需要を考え、ゲスカン氏は2012年にそれまで会社があったDizyから、シャンパーニュグラン・クリュ17か村の一つ、Oiry(オワリー)へ新たにセラーを設立し、セラーは、あの「モエ・シャンドン」のすぐ隣という好立地。
自社畑と多くの契約栽培農家からのブドウを使い、変わらぬ情熱をもってオワリーの地でシャンパーニュを作り続けています。
ニコラ・ゲスカンが手掛けるブラン・ド・ブラン・ブリュット・プルミエ・クリュは、メゾン・ロッシュ・ブランシュが初期から最も力を入れているシリーズで、1994年から造られているキュヴェです。
「シャルドネの聖地」と言われる名産地コート・デ・ブランより、格付け1級以上の村のブドウのみを厳選し、伝統的な製法で造られたふくよかなコクのある味わいと長い余韻のあるシャンパーニュです。

ブラン・ド・ブラン・ブリュット・プルミエ・クリュ ニコラ・ゲスカン

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エクストラ・ブリュット・グランクリュ ポール・ルイ・マルタン
メゾン・ポール ルイ・マルタンは、1864年にモンターニュ・ド・ランスの南部に位置するBouzy(ブジー)で創立された小規模自家栽培・醸造メーカーであるレコルタン・マニピュランです。
設立者のポール・ルイ・マルタン氏は、ブジー村では当時とても有名な人物で、協同組合の設立に尽力し、組合の初代代表も務めるなど、村の人々から厚い信頼を寄せられていました。
協同組合を退いた後自身のメゾンを設立、1929年に息子のポールが後を継ぎ、以後伝統と品位を重んじたワイン造りを行っています。
ブジーの個性を重んじたシャンパーニュに情熱的に取り組み、さらに素晴らしい赤ワイン、コトー・シャンプノワも生産しました。
その品質から、世界各国のソムリエたちの信頼を受け、シャンパーニュの本場ランスの「シャトー・レ・クレイエール」はじめミシュラン星付の著名なレストランや、五つ星ホテルで名高いシンガポールのラッフルズホテル等世界的なラグジュアリーホテルにも採用されています。
ピノ・ノワール50%、シャルドネ50%で造られるこのスパークリングは、ブドウの品質の良さを生かし辛口に仕上げたエクストラ・ブリュット。
ふくよかなコクのある味わいと長い余韻が楽しめるとてもエレガントな1本です。

エクストラ・ブリュット・グランクリュ ポール・ルイ・マルタン エクストラ・ブリュット・グランクリュ ポール・ルイ・マルタンのご注文はこちら

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