ワインには多く含まれているポリフェノールとその効能について

ワインには多く含まれているポリフェノールとその効能について
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ワインには多く含まれているポリフェノールとその効能について

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ワインに含まれるポリフェノールの効能

ワインはポリフェノールの含有量が多いので、適量であればワインを飲むのが健康にも良いと健康番組などでも取り上げられますよね。
でも、ワインに含まれるポリフェノールってそもそも何?と疑問をもたれている方も多いのでは。
そこで、本日はワインに含まれるポリフェノールとその効能についてお話します。

ポリフェノールとは

ポリフェノールとは、植物が紫外線の酸化ダメージから種子を守るために、葉や皮や果肉に含む色素成分で、8000種類以上もあると言われています。
ポリフェノールと聞くと、赤ワインの原料となるブドウやブルーベリーなどの濃い紫色の色素を持つフルーツを思い浮かべる方も多いと思いますが、これはアントシアニンと言ってポリフェノールのうちの1つです。
代表的なポリフェノールを挙げると、コーヒーに含まれるクロロゲン酸類、チョコレートなどのカカオに含まれるエピカテキン、
緑茶や渋柿に含まれるカテキン、カレーのスパイスに使われるウコンのクルクミン、また意外に思われますが、大豆のイソフラボンなどもポリフェノールの仲間です。

ワインはポリフェノールの量が多い⁉

中でも、赤ワインのポリフェノールの含有量が高い理由は、ブドウに含まれるポリフェノールの多さと、赤ワインの醸造法にあります。
ブドウは、果皮にアントシアニン、レスベラトロール、タンニンがあり、種子にプロアントシアニジン、カテキン、タンニン、ケルセチン、果肉にアントシアニン、果梗にタンニンとカテキンが含まれています。
赤ワインを醸造する際、果皮と種子と果肉と果梗(除梗する場合もあります)をすべて破砕してからタンクに漬け込んで果皮などから抽出される色素を果汁に移すため、このときたくさんのポリフェノールが果汁に溶け込むからです。

ワイン摂取によるポリフェノールの効能

ワインにおけるポリフェノールの効能は、ワインを飲む人間の体にとってうれしい作用をたくさんあります。
タンニンは、悪玉菌を減らす働きがあり下痢止めにも効果があります。
また、ワインの効能でもよく出てくる話ですが、抗酸化作用を持ち老化防止や発がん抑制の効果もあるといわれています。
最近注目を集めているのが、ポリフェノールの一種であるレスベラトロール。
このレスベラトロールは、抗酸化物質でストレスへの耐性効果が強く、運動機能向上の効果が期待できるとされていて、夢の長寿薬かも⁈と注目を集めています。
そんなうれしい効果がたくさんあるタンニンですが、実は摂りすぎると鉄分不足を招くおそれもあるんです。
タンニンは鉄イオンと結びつく性質があり、タンニンを摂り過ぎることで、体内でタンニンが鉄の吸収を妨げて、貧血を誘発する原因となることもあります。
ワインは1日1~2杯が理想的な量ですが、赤ワインをしっかり飲みたいという時には鉄分を多く含む、ひじきやレバーなどの食材と合わせて飲むのをおすすめします。

ワイン以外のポリフェノールを含む食材

ワイン以外でもポリフェノールを含む食材はたくさんあります。
以下が代表的なポリフェノールを含む食材です。
ワイン以外の飲料では、コーヒーにはクロロゲン酸類、緑茶や紅茶にはカテキン。
主食となる食材の玄米にはフェルラ酸、そばにはルチン。
野菜は、玉ねぎやエシャロットにはケルセチン、ニラやブロッコリーにはケンフェロール、赤しそや紫キャベツにはアントシアニン。
果物は、イチゴにはエラグ酸、アントシアニン、リンゴにはリンゴポリフェノール、オレンジなどの柑橘類にはルチン、柿にはカテキン、ザクロにはタンニンとアントシアニン、ブドウやカシスやブルーベリーにはアントシアニン。
その他、チョコレートにはエピカテキン。大豆、豆腐、豆乳、納豆などにはイソフラボン。
スパイスは、ターメリックにクルクミン、生姜にはショウガオール。

それぞれの食材に対して、ポリフェノールの含有量が異なりますので、一概にこれだけ摂ればいいという目安がお伝え出来ませんが、
中でもコーヒーや赤ワインは100gあたりのポリフェノール含有量が他の食材と比較して多く、赤ワインであれば、100ml中に200~300mgもポリフェノールが含まれています。

ポリフェノールを多く含む赤ワイン

ポリフェノールたっぷりのおすすめフルボディ6選

ミオパッソ・プリミティーヴォ
イタリア人で唯一、パーカーポイント100点を2回獲得した醸造家ステファノ・キオッチョリ氏が手掛けるワインシリーズ。
ミオ・パッソはイタリア語でマイペースという意味で、地元イタリアで昔から愛されているブドウ品種、フィアーノ、グリッロ、ピノ・グリージョ、ネロ・ダヴォラ、プリミティーヴォのブドウを使って丁寧に造られています。
イタリアの伝統的醸造法と最新技術を合わせて造られたプリミティーヴォ。
色調は、底の見えない漆黒のガーネットで、コーヒー、腐葉土、野バラを思わせる香り。
まろやかなタンニン、いきいきとした酸味、ビターなパレ・オランジュのようなリッチなニュアンス。
ミート系パスタとの相性が抜群です。

ミオパッソ・プリミティーヴォ

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18ディチョットグラーディ・ネグロアマーロ ヴァローネ
ヴァローネの醸造家であるグラツィアーナ・グラッシーニ女史は、『サッシカイア』や『ソライア』を生み出したジャコモ・タキスの愛弟子の一人として注目を集める醸造家。
ヴァローネのスタイルは非常にシンプルで「良い(健全な)ブドウを造ることが、良いワインには不可欠である」という事実が、全ての礎となっています。
この18ディチョットグラーディは、高級ワインのアマローネと同じ製法ですが、さらに手間のかかる手法を用いて造られており、ブドウの実を木に付けたまま乾燥させるため、しっかりとした酸味も残しながら、糖度を29~31度まで上昇させ、凝縮した濃厚な甘味になるため、18度という高アルコール度のワインを造ることができます。
ドライフルーツの濃厚なアロマに、力強いコクや渋み、複雑な味わいが魅力の重厚なワイン。

18ディチョットグラーディ・ネグロアマーロ ヴァローネ

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カルカニア・クレア・ヴァレー・シラーズ バーン・ヴィンヤーズ
バーン・ヴィンヤーズは、1960年に最初のブドウを植えて以来、少しずつ畑を増やしながら3世代にわたって成長してきたバーン・ファミリーのワイナリー。
そんなバーン・ヴィンヤーズが手掛ける「カルカニアシリーズ」は、アデレードの130km北、クレア・バレーのスタンリーフラットにあるカルカニアという特別な畑から生まれる、最高品質のブドウだけを使ったワインです。
非常に乾燥して暑さの厳しいクレア・バレーは、シラーズのブドウに適した気候で、凝縮したフルボディのワインを造るために最適なブドウを生み出します。
ワイン造りには世界で最も難関といわれるワイン資格「マスター・オブ・ワイン」のフィル・リードマン氏が関わり、フレンチオーク樽を使い、最低限の作業でブドウの品質を損なわないように気を付けます。
ブラックベリーやプラムなどの黒系果実のアロアと力強い果実味とコクがあり、タールなどの複雑なニュアンスも加わった非常に重厚で魅力的な味わいのある伝統的なシラーズです。

カルカニア・クレア・ヴァレー・シラーズ

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リース・ソノマ・ブレンド ジャン・クロード・ボワセ
ナパ・バレーに並ぶカリフォルニアワインの銘醸地ソノマの地で、もともとボルドーワインの熱狂的な愛飲家だったチップ・リース氏によって、1981年にソノマのアレキサンダーバレーに設立されました。
醸造家のビル・アルボワ氏のサポートを受けながら、ブレンドするボルドースタイルの上質なワインを造ることをモットーにワイン造りをスタートし、1991年、フランスのワイン業界で大きな影響力を持つ、ボワセ・ファミリーグループの傘下に入りました。
カベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニョンを主体としつつ、ボルドー品種を複数使い、複雑で奥深い、エレガントな味わいを追求します。
ブドウはすべてソノマ・カウンティのものを使用し、中でも銘醸地として名高いナイツ・ヴァレーとドライ・クリーク・ヴァレーのものを多く使用しています。
ワインの熟成には、アメリカンオーク、フレンチオーク、ハンガリアンオーク3種類の樽を用いて、複雑な味わいを表現します。
深いルビー色で、ブルーベリーやブラックベリーなどの黒系果実の香りに、クローブやシナモンの樽からくるスパイスや、なめし革、針葉樹、ミントのアロマ。
口に含むとベルベットのような滑らかで厚みがあり、非常に豊かなタンニンがよく溶け込み、しっとりとしたテクスチャー。
樽や果実からくる甘味と、タンニンのバランスが非常に良く、最後にアルコールの熱さを感じ、パワフルでありながらバランスのいい赤ワインです。

リース・ソノマ・ブレンド ジャン・クロード・ボワセ

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マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ・カルメネール
「Mariposa Alegre(マリポーザ・アレグレ)」は陽気に飛び回る蝶のこと。
チリの雄大なテロワールで育まれたブドウと、フランスの伝統的な技術の融合によって生まれたこのワインは、甘く時にほろ苦く複雑な妙味を感じさせるワインです。
マイポ・ヴァレーの南に位置する産地 Rapel Valley(ラペル・ヴァレー)にある、二つのサブゾーンの一つが、このカチャポアル・ヴァレーで、その北側を占めるエリアで、温暖な気候と黒っぽい粘土質土壌の影響を受け、特に高品質なカルメネールを生み出すことで知られているエリアです。
手摘み収穫した果実をさらに選果し、ステンレスタンクで醸造。
伝統的な醸し~発酵のプロセスは24~26度の温度帯で進行し、その後8か月間フレンチオーク樽で熟成して造られます。
ブルーベリーやよく熟したプラムなど黒系果実の香りに、甘苦いスパイスのフレーバー、樽香に由来するチョコレートやバニラの風味が感じられ、凝縮感のある果実味と、ヴェルベットのように滑らかなタンニンが口を覆うようなフルボディ。
熟したプラムや土っぽい香りとトーストのような樽香がバランスよくマッチします。
飲み頃でリリースしているため、基本的にはすぐ飲むことができますが、熟成ポテンシャルはとても高い造りですので、数年熟成させるのもおすすめです。

マリポーザ・アレグレ・グラン・リゼルヴァ・カルメネール

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クラシック・ルージュ シャトー・リヴィエール・ル・オー
ラングドック最上位のテロワールの1つとされる「ラ・クラープ」は、とびぬけて優れたワインを生み出すポテンシャルをもっており、安旨ワインの産地というラングドックのワインのイメージを変えるほど。
そんなラ・クラープで、シャトー・ラフィット・ロートシルトの元醸造責任者が造るワンランク上のスタンダードワインは、黒く熟したプラム、アメリカンチェリー、ブラックベリーなどの黒系果実に、黒蜜やなめし皮、ハーブが混じるような複雑なアロマがあり、とにかくシンプルで美味しいと感じる果実味。
辛口でキレも良いのでさまざまな料理と相性がいいです。

クラシック・ルージュ シャトー・リヴィエール・ル・オー

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