ワインは飲んで楽しむだけじゃない⁈資産運用にもなるワイン投資とは?

ワインは飲んで楽しむだけじゃない⁈資産運用にもなるワイン投資とは?

ワインは飲んで楽しむだけじゃない⁈資産運用にもなるワイン投資とは?

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ワインは飲んで楽しむだけじゃない⁈資産運用にもなるワイン投資とは?

大好きなワインが飲んで楽しむだけじゃなく、投資として資産運用もできるとしたらいかがですか?
日本ではまだなじみの薄いワイン投資ですが、ヨーロッパでは当たり前の資産運用の1つとしておこなわれています。
そこで本日は、ワイン投資についてのメリットとデメリット、そして、おすすめの銘柄をご紹介します。

ワイン投資とは

ワイン投資は、フランスなどをはじめとするヨーロッパでは、すでに400年もの歴史を持つ伝統的な投資で、フランスでは、銀行で融資を受ける際にワインの資産価値が担保として認められたり、相続税がかからないなどの利点があり、資産運用の1つとしておこなわれています。
また、ヨーロッパにかぎらず、最近は日本でも金融市場の影響を受けづらいことから、分散投資の1つとして富裕層を中心に注目さています。
投資のスタイルは、まだ若くて安いワインを購入して投資し、熟成させて価値を高めてから売却をすることで利益を得る形で、とくに当たり年のワインは価格が上がりやすく、時間の経過とともにその価値が高まります。
ワインによっては時間の経過とともに100倍の価格になるものもあるなど、ある程度の時間をかけておこなわれるのがワイン投資の基本的なスタイルです。

ワイン投資のメリット

ワインに投資するメリットはいくつかありますが、ワインという現物があるため、企業の株式のように倒産してしまったら資産価値がゼロになるというリスクはありません。
その点から価格の変動はあるものの資産価値がなくならないことが一番のメリットと言えます。
また、投資対象となるのはファインワインと呼ばれる良質で長期熟成することのできるワインで、中には50年以上の長期保存を経て市場に流通するものもあります。
そのため、時間が経つほど希少価値を増していくのもメリットです。
そして、ワインは株式や債券といった金融資産の価格変動の影響を受けにくいため、株式などの投資をおこなう人が、合わせてワイン投資をおこなうことで、リスク分散にもつながります。

ワイン投資のデメリット

しかしながらどんな投資にもメリットばかりでなくデメリットがあり、ワイン投資にももちろんデメリットがあります。
その1つに、さきほどのメリットで挙げた時間が経つほどに希少価値が増していくというものは、裏を返せば短期投資には向いていないということがデメリットです。
株式のようにすぐに現金化できず、流動性の低さからすぐに現金が欲しい場合でも売却がしにくいというのはデメリットです。
また、ワインは、ブドウの出来によってワインの出来も大きく異なるため、天候によって左右される商品で、投資したいワインが確保できない可能性や、ワインの生産量によっても値上がり率が変わるなど、売り買いのタイミングの見極めなどは、生半可な知識では困難な投資でもあります。

ワイン投資の方法

ワイン投資は、まず自分自身もワインの知識をしっかりつけることが必要です。
個人で直接取引をする場合、語学はもちろんのこと樽単位で買い付けをおこなわなければならないため、かなりの投資資金が必要となります。
そのため、ファンドなどのワイン投資を利用することで取引の単位は小さくすることが可能です。
ただ、まったくワインの知識がない状態で商品を購入しようと思うと、ブローカーが売りたい商品を売られてしまうリスクがあります。
そのため、自分が買いたいと思うワインの銘柄、ワイナリーなどの生産者、またそのワインの需要と生産量、ヴィンテージのことなどの最低限の知識は必要です。
ファンドを利用してワイン投資を行う場合は、自分でワインを売買する必要がなく、小さな単位から取引ができるため、手軽に投資を始めることができますが、中には詐欺まがいのファンド会社が存在することや、会社の破産などによって出資した分が償還されないケースもあるので注意しましょう。

ワイン投資におすすめの銘柄

これからワイン投資をはじめるという方におすすめなのが、フランス・ボルドー地方のメドック地区格付けで頂点の1級にたつ5大シャトーの、シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)、シャトー・ラトゥール(ポイヤック)、シャトー・マルゴー(マルゴー)、シャトー・ムートン・ロートシルト(ポイヤック)、シャトー・オー・ブリオン(ペサック・レオニャン)です。
5大シャトーのワインは世界的にも知名度が高くつねに市場価格が安定しているため、価格の見通しがつきやすく、これからワイン投資をはじめる初心者の方にはおすすめの銘柄です。

シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)

ボルドー5大シャトーの筆頭ともいえるシャトー。
ルイ15世が好んで飲んだワインということから「王のワイン」と呼ばれ、名声を高めました。
長期熟成を経たものは、圧倒的なエレガンスさがあり他に類を見ないと称されるほど。

シャトー・ラフィット・ロートシルト(ポイヤック)

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シャトー・ラトゥール(ポイヤック)

ラベルにも描かれている塔は、14世紀中頃に要塞として建設された塔で、シャトーのシンボル。
「不作知らず」と言われるほど、5大シャトーの中で最も安定した品質を保ったワインを造るシャトー。
凝縮感のある、力強い長期熟成に向くワインと言われています。

シャトー・ラトゥール(ポイヤック)

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シャトー・ムートン・ロートシルト(ポイヤック)

第2級から1級へと昇格した唯一のシャトー。
ダリやシャガール、ミロなどの現代アーティストの作品をラベルに起用しており、コレクターからも人気を博しています。

シャトー・ムートン・ロートシルト(ポイヤック)

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シャトー・マルゴー(マルゴー)

「フランスワインの女王」と呼ばれ、柔らかく華やかでロマンティックな味わいは、5大シャトーの中で、最も女性的と称されるワイン。
イギリス初代首相ロバート・ウォルや文豪ヘミングウェイなど、各界の著名人から愛されるワイン。

シャトー・オー・ブリオン(ペサック・レオニャン)

メドック地区の格付けでありながら、ペサック・レオニャンから格付けされた唯一のシャトー。
フランスがナポレオン戦争で敗れた後、ウィーン会議の晩餐会で、各国の代表者に振舞われ、フランスが失われずに済んだことから、「フランスの救世主」とまで呼ばれたワイン。

シャトー・オー・ブリオン(ペサック・レオニャン)

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