ワイン初心者におすすめ!ソムリエが選ぶ安くておいしい赤ワインをご紹介

ワイン初心者におすすめ!ソムリエが選ぶ安くておいしい赤ワインをご紹介
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ワイン初心者におすすめ!ソムリエが選ぶ安くておいしい赤ワインをご紹介

この記事を読むのに必要な時間は約 32 分です。

白ワインは好きだけど、赤ワインは渋みが強くて重たそうで、種類も多すぎて何を選んでいいか分からないという方結構いらっしゃいますよね。
かくいう私も、白ワインからワインにハマり、赤ワイン好きになった一人です。
白ワインは、すっきりとした飲み口で、とくに和食との相性も良いので、普段の食事に白ワインを合わせる方も多いですよね。
私も白ワインをはじめて飲んだとき、フルーティーでこんなに飲みやすいんだ!と、ワインの印象が大きく変わったのを覚えています。
しかしながら、白ワインは好んで飲むけど、赤ワインは重たい渋いという印象が強く、何を選んでいいか分からないという思いがあり、なかなか赤ワインを飲めずにいました。
そんなある日、近所の輸入食品の店員さんにチリのカベルネ・ソーヴィニョンをすすめられ、飲んでみると意外にもフルーティーで後味も渋みが少なく、こんなに飲みやすいの?と驚いてから、一気に赤ワインの印象が変わりました。
そこで、本日はワイン初心者にオススメの赤ワインをご紹介します。

そもそも赤ワインと白ワインは何が違うの?

ブドウという同じ原料からできているワインでも、赤ワインと白ワインとなぜ色が違うのか、それは、原料となるブドウの品種と作り方にあります。
簡単に説明すると、白ワインに使われるブドウは果皮が緑色から薄いピンクグレーの白ブドウと言われる品種を使い、赤ワインは果皮が濃い紫色の黒ブドウを使います。
赤ワインは果汁だけでなく、果皮や種などを一緒に発酵させたるため、果皮に含まれる色素成分が抽出され、あの赤ワインの色が付き、渋味が生まれます。
一方、白ワインは果汁だけを発酵させて造られます。
一部のワインを除いては大半の赤ワインと白ワインがこのように造られます。

赤ワインの作り方

それでは、赤ワインの作り方を順を追って説明していきましょう。
収穫したブドウは、ワインに必要のない枝の部分が除かれ、房から果粒だけを外し、種がつぶれない程度に破砕して果汁にします。
そして、ここからが赤ワインの醸造の一番のポイントで、果皮や種と一緒に果汁をタンクの中で2~3週間漬け込む「浸漬(マセラシオン)」という工程で、果皮の色素を果汁につけます。
その後、およそ10日かけて酵母が果肉の糖分をアルコールに変え、数週間から36か月までの間、タンクや樽の中で休ませ熟成させます。
この熟成期間によって赤ワインはアロマといわれる香りなどが発達し、複雑味が生まれ、酸味が和らぎ、より安定した味わいになります。
その後、酸化を防ぐための少量の二酸化硫黄(酸化防止剤)を加え、ワインをクリアにするため、タンパク質の吸着剤(卵白)などを用いて浮遊物を取り除き、瓶詰され出荷されます。
ワインによっては、酸化防止剤の添加や、ワインをクリアにするための清澄・濾過を行わないワインもありますが、多くがこのような流れで造られます。

赤ワインの味の特徴

先ほどの「マセラシオン」という工程によって、果皮から抽出した色素から多量のポリフェノールの一種であるタンニンが出てくるため、そのタンニンがさまざまな成分と結合して複雑な風味をつくり出し、ワインの味わいに奥行きと深みを与えてくれます。
赤ワインの味わいの一番の特徴ともいえるのが、このタンニンから出てくる奥行きと深みです。
また、白ワインは表現されるアロマと風味が、グレープフルーツ、レモン、パッションフルーツ、パイナップル、青りんご、白桃といった柑橘系からトロピカルフルーツなどの爽やかですっきりした味わいのフルーツが多いのに対し、赤ワインで表現されるアロマと風味は、イチゴ、ラズベリー、ブラックベリー、カシスといったベリーを中心としたフルーツが多く、酸が穏やかで果実味が強いワインでは、熟したプラム、ドライイチジク、レーズン、フルーツコンポートといった濃厚な甘味のあるフルーツの味わいが表現され、熟成するごとに、シナモン、コーヒー、チョコレート、たばこ、なめし皮といった複雑な風味に変化していきます。

赤ワインの価格っていくらくらい?

赤ワインの価格は、白ワインと同様ワインにより価格は異なり、コンビニやスーパーなどでは、300円台から3000円台くらいまでのワインが揃えられており、もっとも多い価格帯は1000円台のワインです。
ワインを専門に扱うショップでは、1000円台のワインはもちろん、2000円から3000円前後のワインが多く揃っており、プレゼントや手土産にちょうど良い5000円から10000円の価格のワインや、記念日など特別な日に開けたい数万円の高級ワインまであります。
赤ワインは熟成してからその真価が発揮されるものも多く、年数は長いものだと30年から50年熟成が可能で、中には100年の熟成に耐えうるものもあり、そういった一部のワインは、数十万円から数百万円の価格になります。
またフレンチレストランでは、ワイン価格は市価の3倍が目安としているお店が多く、ワインリストを頼むと、お店のお料理の価格帯にもよりますが、1番安いボトルでも3000円台。高いものだと数万円で提供されています。
最近は、ボトルで提供するだけではなく、ワインにこだわりのあるお店は、コースの料理に合わせて、一品につき一杯という形で、グラスでおすすめのスパークリングワイン、白ワイン、赤ワイン、デザートワインを提供するレストランも増えてきています。

高い赤ワインはどうして? また味はどう違うのか?

前述のとおり、赤ワインは長い熟成期間により酸と渋みがまろやかになり、味わいが安定し、より複雑味が増していくという特徴があるため、一般的に高級ワインと呼ばれるワインは、その長い熟成に耐えうるだけのポテンシャルをもったワインが造られます。
長い熟成に耐えうるワインは、ブドウ栽培の段階から手間と時間がかかり、熟成にも長い年月寝かせて管理するための場所と人件費などがかかります。
そのため、必然的にコストがかかることからもワインの価格は高くなります。赤ワインは熟成させることにより、ラズベリー、ブラックベリーなどのフレッシュなフルーツの香りから、ドライフルーツやキノコ、タバコ、なめし皮のようないわゆる熟成香と言われる複雑な香りを楽しめるようになります。
味わいにおける一番大きな変化は渋みです。
穏やかな酸化が進むことで、渋みがだんだんと減り、「澱」として瓶底に沈殿していきます。
柔らかく丸みのあるなめらかなタンニンを味わえるようになり、旨味のような味わいを感じるワインになります。

筆者が感動した高級ワインの味は安価なワインとここが違った

私が今まで飲んだワインの中で感動したものの1つに、カリフォルニアのロマネ・コンティの異名をもつ「カレラ ピノ・ノワール ジェンセン」があります。
今から10年近く前、家族が新年のお祝い用に買ってきてくれたもので、年始に家族で頂きました。
グラスに鼻を入れただけで、クランベリーやチェリーなどのフレッシュで甘酸っぱい果実のアロマがいっぱいに広がり、さらにスミレやバニラなどの甘く華やかな香りが続き、口に含むと、おどろくほど凝縮感のある果実味と美しい酸に、しっかりとしたミネラル感と絹のように滑らかなタンニンがあり、力強さがありながらも、しなやかな優美さとエレガンスさを兼ね備えた、見事な調和のとれた素晴らしい味わいでした。
それまで、数万円する高級ワインをほとんど飲んだことがなかったので、このカレラを飲んだときの衝撃はかなり大きなものでした。
高級ワインと、いつも飲むデイリーワインの大きな違いは、デイリーワインは、とても飲みやすく開けてすぐにでも飲めるフレッシュさがありますが、味わいは単一で飲んでいてもそれほどの変化は感じません。
一方高級ワインは、時間を経るごとに刻々とその香りと味わいに変化があります。
また、とても味わいに深みがあり、果実味、タンニン、ミネラル、どれもがしっかりとしていて、力強いのにも関わらず、すべてが絶妙なバランスをとっているため、何かが強すぎたり、弱くてインパクトに欠けたりなどということがありません。
それは、長期熟成によってゆっくりと時間をかけて、ワインのタンニンが徐々に渋みから旨みに変化した証なんだとわかりました。

赤ワインでよく聞く「ボディ」って何?

「ボディ」というのはワインの専門用語で、ワインの味わいや深さを表現する言葉です。
もともとワインの味を「男性的」「女性的」と人に例えて表現していたため、味わいや深さを人の体「ボディ」に例えて表現するようになりました。
ボディに具体的な数値などの定義はありませんが、目安としてアルコール度数やタンニンの量があります。
アルコール度数が高く、タンニンが豊富なワインは、より重さと複雑さを感じやすくわかりやすいためです。
しかしながら、アルコール度数が高く、タンニンが豊富なワインがボディのすべての基準ではなく、他の要素も加わりボディは決められます。
ワインのボディは、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディの3つに分けられます。

フルボディ・ミディアムボディ・ライトボディの「ボディ」の意味と味の違いはこちらから

フルボディ

フルボディのワインは、しっかりとしたコクと濃厚な味わいで、タンニン量も多く、中には渋みが強く複雑さを感じられるものもあります。
しかし、フルボディといってもすべて渋みが強いわけではなく、凝縮感のある果実味が感じられて、重たさはあるもののフルーティーさもあって、意外に飲みやすいと感じられるものも多くあります。
とくに、チリなどのニューワールドのワインはその傾向にあります。
もし、渋みが苦手だけど濃厚な果実味のある力強い味わいのワインが飲みたいという方であれば、チリなどのニューワールドのフルボディをおすすめします。
普段、日本酒などをよく飲まれるという方は、果実味がしっかりとしたフルーティーなフルボディのワインが合うかもしれません。

ミディアムボディ

もう少し、果実味などもおさえたものが飲みたいという方であれば、フルボディとライトボディの中間的な味わいのミディアムボディのワインがおすすめです。
ミディアムボディのワインは、主張が強すぎないのでお料理と合わせやすく、とくに、肉じゃが、生姜焼き、ブリ大根といった味わいがしっかりした家庭料理とも相性がいいので、デイリーワインを選ぶときにも、ミディアムボディのワインはおすすめです。
家庭料理に、焼酎をロックや水割りで飲んでいるという方は、ミディアムボディのワインを試しに合わせてみてはいかがでしょうか。

ライトボディ

フルボディの対極にある「軽やかなワイン」がライトボディです。
代表的なものがボジョレー・ヌーヴォーなどの新酒がライトボディに当たります。
白ワインから赤ワインに切り替える際に、軽やかに飲める赤ワインなので、いきなりインパクトの強い赤ワインは飲めそうにないという方には、ライトボディのワインがおすすめです。
普段、料理にはビールやサワーを合わせて飲むのが好きという方は、まずライトボディのワインから試してみるのもいいかもしれません。

ブドウ品種でも味が違う! 代表的な種類をご紹介

白ワインをよく飲むという方なら、ブドウの品種によってワインの味わいが違うということにお気づきの方も多いですよね。
白ワインで代表的なブドウ品種と言えば、シャルドネ、ソーヴィニヨン・ブランセミヨン、リースリング、ヴィオニエなどが国際品種として世界でも多く栽培されています。
赤ワイン用のブドウ品種では、カベルネ・ソーヴィニヨン、メルロー、ピノ・ノワールがもっとも広く栽培されており、この3品種からは高級ワインが多く造られます。
また、シラー、サンジョベーゼ、テンプラニーリョなどもイタリアやスペインを中心に多く栽培されており、高級ワインが造られています。

カベルネ・ソーヴィニヨン

カベルネ・ソーヴィニヨンから造られるワインは、カシスやブラックベリーなどの黒系の果実を思わせる凝縮感のある果実味と、熟成するごとにタバコ、杉などの複雑なアロマもあり、酸もタンニンも強めで、ガッチリとした構造を感じる味わいです。

メルロー

メルローから造られるワインは、親しみやすく温和で、ふくよかな味わいで、熟したプルーン、ブルーベリー、ダークチェリーなどの黒系果実に、スミレのエレガントな香りと、熟成するごとにクローブなどのスパイス、ジビエ、なめし革のような複雑なニュアンスが現れ、フルーティーな果実味で若いうちから楽しめるワインも多く造られています。

ピノ・ノワール

フランスで、ボルドーに並ぶワインの銘醸地ブルゴーニュで造られる赤ワインのほとんどがピノ・ノワールから造られています。
他の品種に比べて栽培も醸造も非常に難しいため、かつては「ブルゴーニュ以外では栽培できない」と言われていましたが、近年では世界中で栽培される国際品種の一つとなりました。イチゴ、チェリー、ラズベリーといった赤系果実のアロマがあり、熟成するごとになめし革やスパイス、ジビエといった複雑なアロマが現れます。
フレッシュな果実味と洗練された酸とまろやかなタンニンを感じられるものが多く、長期熟成によって味わいに大きな変化があり、複雑な味わいと繊細な口当たりで、非常にエレガントなワインを生み出します。

シラー

シラーから造られるワインは、とてもパワフルな果実味とタンニンがあり、黒コショウのような香りが特徴で、「スパイシー」と例えられることの多い品種の一つです。
ワインにしっかりとした骨格と味わい、熟成能力を与える品種のためブレンド用としても使用されています。
フランス以外で有名な産地はオーストラリアで、オーストラリアでは「シラーズ」と呼ばれ、果実味の豊富でパワフルなアルコール度数の高い凝縮した味わいの赤ワインを造ります。
他にも、南米チリやアルゼンチン、またアメリカやニュージーランド、南アフリカでも広く造られています。

サンジョベーゼ

サンジョベーゼから造られるワインは、強い酸味とやや強い渋みが特徴的で、イチゴやサクランボやプラムなどのフレッシュな果実香に、スミレのフローラル香やスパイス香も感じられます。
サンジョベーゼは、長期熟成に耐えるワインが造られ、時間の経過とともに成熟していく深みがあり、熟成したサンジョベーゼは、酸味が薄くなり、タンニンがまろやかになります。

テンプラニーリョ

スペインのリオハ地方が原産で、スペインで最も広く栽培されている人気のブドウ品種です。
スペインでは、カベルネ・ソーヴィニョン的存在で、高級ワインも造られますが、お手頃な価格のワインも造るため、スペイン赤ワインの大黒柱と言えます。
造られるワインは、酸は適度にあり、タンニンも豊富ですが、ブルーベリーやプラムといった黒系果実のアロマに、花のようななめらかで繊細な香りも感じられ、オーク樽で熟成したものは、しっかりとした樽香や熟成由来のなめし皮などの香りが特徴です。

産地によっても味が違うので飲み比べてみるのも面白い!

ワインの面白いところの1つに、同じブドウ品種であっても育つ場所によりブドウの味わいが異なり、出来上がるワインの味わいが大きく異なるという点があります。
それは、ブドウが育つ土壌、気温、日照量、降雨量、風の強さ、標高の高さ、年間の気候、こうしたブドウが育つ土地と気候条件などのとりまく環境すべてをフランスではテロワールと呼びます。
こうしたテロワールの違いで同じブドウでも味わいが異なるので、産地によって飲み比べてみるのも面白いですよ。
ここからは主要なワイン産地のワインの特徴をお伝えしていきます。

フランス

ブルゴーニュ

ブルゴーニュでは、一部地域を除いて基本的に赤ワインはピノ・ノワール100%、白ワインはシャルドネ100%で造られます。
ブルゴーニュで造られるワインは、総じてエレガントな味わいのワインが多く、とくに赤ワインは、ピノ・ノワールの特徴でもあるベリー系のチャーミングなアロマがあり、フレッシュな果実味と洗練された酸とまろやかなタンニンを感じられるものが多く、しっかりとしたフルボディのワインが苦手という方にはおすすめです。

ボルドー

ボルドー地方では、大きく分けて2つの特徴的なワインが造られており、1つはメルロー主体のワインで、もう1つがカベルネ・ソーヴィニョン主体のワインが造られています。
メルロー主体のワインは、豊かな果実味のおおらかな味わいで、比較的渋味が穏やかなので、ボルドーワインと言ってもやわらかい女性的な印象のワインが多いです。
一方、カベルネ・ソーヴィニョン主体のワインは、タンニンが豊富で、これぞボルドーワインという骨格のあるしっかりとした男性的な味わいのワインが多いです。

イタリア

イタリアの白ワインはトレッビアーノという品種から造られるものが多く、全体的に果実味がそれほど強くなく、すっきりとした柑橘のフルーツのようなみずみずしい味わいで、魚介料理との相性が良いワインが多いです。
赤ワインは、北の産地で造られたものは、比較的しっかりとした酸とタンニンがあり、熟成するごとに複雑味が増すワインが多く、南の産地で造られたものは、酸がおだやかで果実味がしっかりとしていて、タンニンも豊富ですが、まろやかな味わいのものが多いです。

スペイン

スペインの赤ワインで有名なのが、テンプラニーリョ主体の赤ワイン。
酸もタンニンも豊富なものが多いですが、バランスがとれていて、プラムやブラックベリーといった果実味もあるので、お肉料理によく合います。
また、シャンパーニュと同じ瓶内二次発酵で造られたスパークリングワインのカヴァも、きめの細かい美しい泡といきいきとしたフレッシュな果実味が感じられるもものが多く、価格もとてもリーズナブルで、デイリーワインとしてもおすすめです。

チリ

スーパーやコンビニなどでもおなじみのチリワイン。
リーズナブルな価格ながら、品質がとてもよく、味わいもバランスがとれていて、デイリーワインにぴったりなワインが多いです。
とくに、チリを代表するカベルネ・ソーヴィニョンのワインは、チェリーやブラックベリー、プラムなどのアロマと果実味があり、フルボディのワインながら、渋みが少ないため初めて赤ワインを飲む方でも比較的飲みやすいと感じるものが多いです。

アメリカ

カリフォルニアワインは一昔前まで、白ワイン、赤ワインともに、しっかりとした果実味と樽香のあるパワフルなタイプのワインが多かったですが、最近は、カリフォルニアワインのブランド力が高まっていることから、全体的に価格も上昇していて、味わいもブルゴーニュを意識したエレガントな味わいのワインが増えてきました。
しかしながら、全体的にはまだパワフルなタイプの味わいのワインも多く、カベルネ・ソーヴィニョンやメルロー、ジンファンデルといったブドウ品種の赤ワインは、しっかりとした果実味でタンニンも豊富ですが、渋みや酸味が少なく、焼き肉やバーベキューなどの肉料理とよく合います。

赤ワインにはボディごとに飲み頃温度があるので注意!

よく赤ワインは常温でなんて言葉を聞いたことありませんか?
そのため赤ワインは冷やしてはいけないと誤解されがちですが、この時に言われる常温とは一般的に14℃前後のことを言います。
酸味は温度を下げることで引き締まり、上げることでぼやけてきます。
タンニンは温度を下げると渋みが強く感じられ、上げることでまろやかになってきます。
また、この温度はタンニンの量と関係もあり、フルボディ、ミディアムボディ、ライトボディのワインそれぞれに適した温度があります。

フルボディに適した飲み頃温度

タンニン量の多いフルボディのワインは、赤ワインの中でも一番温度を高めに飲むのがおすすめです。
適正な温度としては16~18℃で、室温が25℃くらいで保管されていた赤ワインを冷やす場合は、冷蔵庫で30分ほど冷やすと適温になります。

ミディアムボディに適した飲み頃温度

ミディアムボディは、フルボディのワインよりもいくらかタンニン量が少ないため、フルボディのワインよりは少し冷やして飲むのがおすすめで、冷蔵庫で40分ほど冷やすとちょうど飲み頃になります。

ライトボディに適した飲み頃温度

ライトボディのワインは、タンニン量が少ないため冷やして飲んでも渋みが少なく酸が引き締まって、すっきりとした飲み口になるので、冷蔵庫で1時間ほど冷やすとちょうどよい温度になります。

料理に合わせて飲むのも赤ワインの楽しみ!

ワインの楽しみ方の1つは、料理と合わせることです。
とくに赤ワインは、白ワイン以上にワインの香りも味わいも複雑で、時間とともに変化していくため、合わせる料理の香りと味によっても変化があります。
料理と赤ワインを上手に組み合わせるポイントは、
・色で合わせる
・似ているタイプの味で合わせる
・同じ産地のものを合わせる
それでは、具体的にどのように合わせていくか説明していきましょう。

「色」で料理とあわせる

色で合わせるとは、ワインの濃さ(ボディ)と料理のソースの濃さ(色)を合わせることです。
例えば、ライトボディであれば、タンニンが少なくフルーティーで軽い飲み心地なので、合わせる料理のソースもさっぱりとした色合いも淡いものがおすすめです。
豚肉のしゃぶしゃぶを塩だれにしたり、鶏むね肉のローストをレモンバターソースにしたり、さっぱりとした味わいの肉料理がよく合います。
ミディアムボディであれば、果実味もアルコール度数もやや抑えめで、コク、酸味、渋味のバランスがちょうどよいワインが多いため、肉じゃがやブリの照り焼きといった家庭料理と相性がとれやすいです。
そして、フルボディは、タンニンが豊富でしっかりとしたコクのある味わいのワインが多いので、ソースや味付けも色が濃い、すきやき、ビーフシチュー、ハンバーグなど脂がしっかりある肉料理とデミグラスなどの濃い色のソースで仕上げた料理が合います。

「味のタイプ」で料理とあわせる

次に味のタイプが似ているもの同士を合わせる。
これは、先ほどの色の組み合わせとも似た部分がありますが、あっさりした味付けにはあっさりした味わいのワインを合わせ、
濃い味付けの料理には、濃い飲み応えのあるワイン。
デザートなどの甘いものには甘口ワインを合わせるというのがシンプルです。
また、さらに深い合わせ方としては、ワインと食事の香りの似ているもの同士を合わせるというのがおすすめです。
ワインの香りを表現するのに100以上の香りがあります。
その中には、さまざまな食材の名前があります。
ワインの原料はブドウだけなのに、面白いことにワインはそのブドウの品種によってイチゴやチェリー、コーヒーやチョコレート、シナモンや胡椒などさまざまなフレーバーを感じることができるのです。
味のタイプが似たものの組み合わせは、お料理のソースに使われるハーブやスパイスやフルーツなど、それと同じ香りのするワインを選ぶのも1つです。

「産地」で料理とあわせる

ヨーロッパなどのオールドワールドにおいてワインは文化の1つであり、食事とワインは切っても切れない重要な関係です。
そのため、どの産地でも郷土料理に合うものはその土地で造られているワイン。
山の産地では、キノコやジビエといった山の幸に合うワインが造られ、海の産地では、魚や貝といった海の幸の合うワインが造られます。
それは、その地域で育つブドウそのものが、その土地の土壌や気候などのテロワールの影響を強く受けているため、自然とその土地に合ったワインが生まれるのです。
そういったことを意識して、ワインを選んでみると、より食事とワインの組み合わせが楽しいものになると思います。

いかがでしたでしょうか。
この記事を読んで赤ワイン試しに飲んでみたいなと思っていただけたらうれしいです。
ワインは、世界各国で造られ、その土地、ブドウ品種、造り手によりさまざまな味わいがあり、合わせる料理によっても味わいに変化があります。
飲めば飲むほどワインの奥深さに気づき、ワインがもっと好きになると思いますよ。

ワイン初心者におすすめ!ソムリエが選ぶ安くておいしい赤ワイン5選

カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・メルロ
五大シャトー「ムートン」、カリフォルニアの「オーパス・ワン」、チリを代表するプレミアムワインの「アルマヴィーヴァ」を手掛けた天才醸造家の造る最高のデイリーワイン!
デイリーワインのこのくらいの価格帯のものだと、さまざまな地域から集めたブドウをまとめて大きなタンクに入れ、一気にワインに仕上げるのが一般的ですが、ヴィニャ・マーティでは、まずそれぞれの産地や畑の特徴ごとにタンクを分けて別々に醸造します。
そして同じブドウ品種同士のワインをアッサンブラージュ(ブレンド)し、プロポーションを整えるのです。
ヴィニャ・マーティのメルロの畑は、アンデス山脈からの涼しい風が抜けやすい川に沿った地域にあります。
マーティ氏が思い描くのはボルドー右岸のメルロの味わい。
果実味に混じる清涼感のあるスミレのニュアンスはまさにボルドー仕込みの技によるもの。
ベリーやプラムといった黒系果実の濃密で凝縮した味わいのあるワインです。

カサ・デル・セロ・レゼルヴァ・メルロ

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SSR・レッド パーデバーグ・ワインズ
南アフリカから最上のコストパフォーマンスを誇るワインとして登場したSSRシリーズ。
SSRには、ウェスタン・ケープにある、垣根仕立ての畑と、ブッシュヴァインの畑のブドウを両方使用されます。
ブドウ品種ごとに最適な時期に収穫・醸造をおこない、最終的にバランスを取りながらブレンドするため、完熟ブドウのボリュームたっぷりの果実味を表現し、口当たりよく、滑らかな質感をもつワインに仕上がります。
サンソー、カベルネ・ソーヴィニョン、シラーズ、ムールヴェードル、カベルネ・フランから造られるレッドは、ブラックベリー、ブラックチェリー、カシスなどの果実の香りの中に、シナモン、ナツメグなどの甘苦いスパイス香、インク、なめし皮、たばこなどの野生的なニュアンスを感じます。
凝縮感ある果実味とほのかな甘みが豊かに広がり、ボリュームがあるが、タンニンが程よくカジュアルに楽しめる1本。

SSR・レッド パーデバーグ・ワインズ

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パソ・デ・アドス・シラー
100年以上も前から続くディアス家のブドウ畑は、長い年月昔ながらのワイン造りを続けており、祖父から受け継ぐセラーでは、アンフォラによる昔ながらのワイン造りが続けられています。
酸化防止剤無添加、完全無農薬栽培を実践し、複数の公的機関が認定されており、今スペインで最も注目される自然派生産者で、畑からワイン造りまでまるごと自然派の長い伝統を持つワイナリーです!
そんなパソ・デ・アドスが手掛けるシラーは、プラム、ブラックベリーを思わせる果実味に、クロ―ヴやアニスを思わせる、オリエンタルな香りがあります。
シラーと言えば濃密、甘みがある、というイメージで評価されがちなぶどう品種ですが、 このワインはまさに対極、優しくエレガントな女性的な味わいで、暑いスペイン南部のイメージとは反対にフランスのものに近い上品な雰囲気。
味わいの輪郭がはっきりしていて、ジューシーな瑞々しい味わいがあり、少し冷やしても美味しく味わえます。
滑らかな香り高い赤ワインなので、肉料理全般はもちろん、野菜料理ともよく合います。

パソ・デ・アドス・シラー

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ラシーヌ・ヴァン・ド・ペイ・コンテ・トロサン・マルベック ヴィニュロン・ド・ラバスタン
ボルドーの南東トゥールーズ近郊、AOC 地区で言えばガイヤックに位置している協同組合 ヴィニュロン・ド・ラバスタンは、1953年創業で畑の総面積は1290ha、年産42万ケースの大規模生産者です。
パリやマコンのワインコ ンクールで数多くの受賞歴があり、ギ・ド・ アシェットにも紹介される実力派のワイナリーで、このラシーヌ・シリーズは、ワインショップソムリエの古株の一つで、もう 4年間の間売れ筋ワイン、人気の隠れたベストセラーワインなのです。
ドライプルーンのような干し果実の印象に加え、モカやカカオのようなチョコレート系の香りも感じられ、味わいは一般的なマルベックのイメージに比べると、非常に素直でタンニンもさらりとしています。
瑞々しくジューシーな果実味のある軽快なワインです。

ラシーヌ・ヴァン・ド・ペイ・コンテ・トロサン・マルベック ヴィニュロン・ド・ラバスタン

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カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴ・バレル・セレクション フィンカ・パタゴニア
「地球で最も過酷な辺境の一つ」と呼ばれる南米最南端エリアで、その自然環境から農業には不向きな土地ですが、一部地域はぶどう造り、ワイン造りにとても適した条件を備えたワイン造りの新天地ともいうべき場所。
チリワインと言えば、ボリューム感のあるフルボディの旨安ワインという印象が強いですが、冷涼な南部のワインはフランス北部、ボルドーやブルゴーニュを彷彿とさせる緻密でエレガントなスタイル。
フィンカ・パタゴニアは、ブドウ栽培からワイン造りまで一貫して行うワイナリーで、サンティアゴより南に位置するクリコ県、サグラダ・ファミリアという町にあります。
畑は、農薬、化学肥料などを使わない極力自然なままの栽培「リュット・レゾネ」を行います。
醸造設備はもちろん、使用する樽にも拘り、フレンチオークはフランスのものを取り寄せて使用し、バニラ香が強いリッチな味わいを醸すアメリカンオーク樽も使用し、ワインに合わせて使い分けています。
そんなフィンカ・パタゴニアが手掛けるカベルネ・ソーヴィニョンは、カシスやブラックベリー、黒イチジク、プラムのジューシーな香りと、香木のような清涼感のあるスパイシーなアロマがあり、タンニンがしっかり溶け込んでおり、渋みは穏やかですが、ボリューム感があって飲みごたえもあります。

カベルネ・ソーヴィニョン・レゼルヴ・バレル・セレクション フィンカ・パタゴニア

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