パーティーを盛り上げるキッシュとワインのマリアージュ4選

パーティーを盛り上げるキッシュとワインのマリアージュ4選
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パーティーを盛り上げるキッシュとワインのマリアージュ4選

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パーティーを盛り上げるキッシュとワインのマリアージュとは

温かくても冷めてもおいしくて、さまざまな食材を入れて楽しめるキッシュは、バリエーションも豊富で、ホームパーティーでもピクニックなどの外飲みにもピッタリの料理ですよね。
そこで、本日はワインとキッシュのマリアージュについてお話します。

キッシュとワインの相性

キッシュは、フランスのアルザス・ロレーヌ地方の郷土料理で、パイ生地やタルト生地などをベースにした器の中に、卵、生クリームのアパレイユ(液体)を流し込み、ベーコンやひき肉といった肉類や、ホウレン草、ジャガイモ、アスパラガスなどの野菜を加えて、熟成したグリュイエールチーズなどをのせて、オーブンで焼き上げる料理です。
なかでも代表的なキッシュがキッシュ・ロレーヌ。
キッシュ・ロレーヌは、「ロレーヌ風のキッシュ」という意味で、ロレーヌ地方はフランスの北東部に位置し、ドイツの国境に近い場所で、特産品はベーコンやハムやソーセージといった加工肉に、じゃがいもが有名です。
そうした背景から、主にロレーヌ地方の特産品であるベーコンやハムに、玉ねぎ、グリュイエールチーズ、ナツメグを効かせて作られます。
具材はチーズやベーコンが定番でしたが、最近では様々な具材でアレンジされ豊富なバリエーションのキッシュが作られるようになりました。
そんなキッシュとワインの相性はというと、もちろん抜群です!
本場フランスのアルザス・ロレーヌ地方では、アルザスのワインと合わせえてよく食べられています。
キッシュに入れる食材に合わせて、さまざまな味わいのワインと合わせるのがおすすめです。

キッシュとワインを合わせる時のポイント

キッシュとワインを合わせる時のポイントはやはり、キッシュの味わいを消してしまわないよう、軽めの味わいのワインを合わせるのがおすすめです。
合わせるワインは、白ワイン、スパークリングワイン、ロゼワイン、ライトボディの赤ワインまで幅広いワインと相性がいいですが、やはり発祥の地であるアルザスの白ワインとの相性は抜群です。
ベースとなるアパレイユが、卵と生クリームからできており、中に入れる具材も濃いめの味付けではないので、ミディアムボディからフルボディの赤ワインでは、キッシュの味わいが分かりづらくなってしまいます。
そのため、白ワインならほとんどのキッシュに合わせやすく、どのブドウ品種でもよく合います。
キッシュの中に入れる具材が、ツナやエビといった魚介なら、ミネラル豊富なキリっとした酸のあるシャルドネがおすすめです。
また、旬の野菜をたっぷりつかった野菜の旨みがあふれるキッシュなら、穏やかな酸と濃厚な果実味があるアルザスのピノグリが合います。
キッシュの味の決め手はチーズにもあるので、ウォッシュチーズやブルーチーズなどクセのあるチーズを加える時には、エキゾチックな香りがあるアロマ系品種の代表であるゲビュルツトラミネールがよく合います。
そのほか、具材にひき肉などのお肉を入れたボリューム感のある味わいのキッシュなら、南フランスのロゼワインや、ボジョレー・ヌーヴォーなどのライトボディの赤ワインがおすすめです。

キッシュに合わせるおすすめのワイン4選

ジーグラー・クレマン・ダルザス カーヴ・ド・ベブレンハイム
カーヴ・ド・ベブレンハイムは、ドイツと国境を接するアルザス地方にある小さな町に1952年に設立された協同組合です。
設立からわずか2年後の1954年最初の金賞を受賞すると、より本格的な活動を行うようになり、現在ビオロジック栽培に向け畑を徐々に転換し、国際規格であるISO9001を取得、より環境に配慮したワイン造りを目指し、実践を重ねています。
また、醸造技術のレベルも高く評価されており、醸造家のパトリック・ル・バスタール氏は、スパークリングワイン造りの名人として知られており、2017年には彼のクレマンが2度金賞を獲得しています。
ジーグラーシリーズのクレマンは、石の多い泥灰砂と石灰岩の畑のピノ系品種を主体としてクレマンを作ります。
シャンパン製法で1本1本のボトルに丁寧に泡を造り、澱とともに12か月以上熟成させることで、ワインに奥行きと複雑味を加えます。
2017年パリワインアワードでゴールドメダル、2017年ナシオナル・ド・クレマン・ド・フランス コンクールでゴールドメダルを受賞しました。
白い花、リンゴ、レモン、エルダーフラワーやカモミールを連想するデリケートで特徴的なアロマ。
辛口で引き締まった味わいが特徴的でバランスがとれていて、ここちよい余韻を感じます。

ジーグラー・クレマン・ダルザス カーヴ・ド・ベブレンハイム

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ゲヴュルツトラミネール・グラン・クリュ・フランクシュタイン レオン・マンバック
レオン・マンバックは、アルザス中心地のストラスブールから南西約35kmほどにあるDambach-la-ville村に本拠を置き、グラン・クリュである「フランクシュタイン」も所持する自然派アルザスワイナリーです。
フランスのエノログ協会の会長アレックス・シェーファー氏は、このアルザスを代表する特級畑の虜になっている愛好家の一人で「フランクシュタインのリースリングが最も好きだ。なぜなら、この品種はテロワールに完全に適応しており、素晴らしい味わいを表現してくれる。果実味、花を思わせる香り、優雅な趣、軽やかさを感じる。」と激賞し惚れ込むほど。
また、日本を代表する人気のワイン漫画「神の雫」では、このワイナリーの「ピノ・ノワール エルヴェ・アン・ムュイ」が掲載されました。
北から13番目、アルザス・グランクリュの中でも特に高い評価を受ける区画「フランクシュタイン」のゲヴュルツトラミネールは、6億年ともいわれる古代の花崗岩土壌から、ミネラルと果実味の華やかさを持った特別な白ワインを生み出します。
バラを思わせる華やかなブーケ、スパイス、そしてライチやマンゴーを思わせるエキゾチックフルーツの香り。
とても濃密なボディで、甘みと同時に酸味も感じるため、非常にバランスの良い味わい。酸味のおかげもあり、余韻は重くなく軽やかでほんのり甘めの味わいは、よく冷やして食前酒として楽しむのに最適です。

ゲヴュルツトラミネール・グラン・クリュ・フランクシュタイン レオン・マンバック

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ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール
フランス・ロワール地方にあるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールの60haのブドウ畑は、海からの影響で豊富な日照量と穏やかな気温ながら、定期的な雨と強風がブドウの木を乾燥させることで、病害を発生しにくくしており、極力自然に近い農法である「リュット・レゾネ」を用いて栽培しています。
また、味に妥協を許さない造り手として知られるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールは、環境に配慮したブドウの栽培方法を保障する「テラ・ヴィティス」の認証をうけており、テロワールを尊重したワイン造りで数々の金メダルを受賞しています。
ピノ・ノワール100%で造られるこのロゼワインは、サーモンピンクの色調で、イチゴやサクランボなどの赤系果実のニュアンスに、穏やかな酸味と爽やかでスッキリとしたクリーンな果実味があり、ほのかな心地よい渋みの余韻の辛口ロゼワイン。

ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール

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ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット
ブルゴーニュ南部、ソリュットレ、プイィ、ヴェルジッソンの栽培家たちが集まる、ヴィニュロン・デ・テル・スクレット(Vignerons des Terres Secretes)。
テル・スクレットは、秘密の土地、隠されていた土地、という意味があり、その名の通り、ブルゴーニュ地方でありながら、まだあまり知られていない宝物のようなこの地域をもっと発展させたいと願う、情熱溢れるブドウ栽培家たちが集まって生まれた協同組合です。
1928年に設立されたこの協同組合は、現在120家族が参加し、栽培面積は960ヘクタールに及び、そのうち60%がシャルドネです。
この地域のシンボルは、ソリュットレという、大きな石灰岩の山で、真っ白な石灰質土壌がベースの土地は、引き締まった酸や華やかなアロマをワインに与え、粘土が混じる粘土石灰質土壌からは、味に重みを与えます。
ヴィニュロン・デ・テル・スクレットが手掛けるシャルドネは、柑橘、リンゴ、スターフルーツや白桃を思わせる豊かな香りに、ほんのりハーブ、火打石の硝煙の香りがあり、口に含むと穏やかな酸味、果実の甘味がバランスよく、柔らかく広がります。
余韻にミネラルを感じる、爽やかな飲み口で飲み飽きません。
穏やかさの中に旨味があり、バランスの良い1本です。

ブルゴーニュ・シャルドネ ヴィニュロン・デ・テル・スクレット

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