スパークリングワイン好きなら知っておきたい!プロセッコ、スプマンテ、カヴァの違いとは

スパークリングワイン好きなら知っておきたい!プロセッコ、スプマンテ、カヴァの違いとは
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スパークリングワイン好きなら知っておきたい!プロセッコ、スプマンテ、カヴァの違いとは

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プロセッコ、スプマンテ、カヴァの違いとは

突然ですが、問題です!
世界三大スパークリングワインって、どの国のどのスパークリングワインか分かりますか?
答えは、フランスのシャンパーニュ、スペインのカヴァ、イタリアのプロセッコが世界三大スパークリングワインと呼ばれ、多くのワインラヴァーを魅了しています。
シャンパーニュ(シャンパン)は、言わずと知れた世界最高峰のスパークリングワインなので、ここで詳細をご説明しなくてもご存じの方も多いはず。
カヴァもこの数年で需要が高まり、スペインのバル文化とともに身近になってきました。
でも、プロセッコは前者2つに比べると日本ではまだなじみの薄い名前ですよね。
一口にスパークリングワインと言っても、世界にはさまざまなスパークリングワインがあり、また製法や国によって名称が異なるので、混乱する方も多いと思います。
そこで、本日はイタリアを代表するスパークリングワインのプロセッコと、おなじくイタリアのスパークリングワインであるスプマンテ、スペインのカヴァについて、それぞれの違いをご紹介しています。

スパークリングワインとは

プロセッコについて紹介する前に、そもそもスパークリングワインとはどういうワインなのか簡単に説明しますね。
スパークリングワインは一般的に3気圧以上のガス圧を持った発泡性ワインの総称のことを言い、世界のワイン生産量の約7%を占めていて、生産量と消費量は年々増え続けています。
スパークリングワインの起源は17世紀末のフランス・シャンパーニュ地方で、温度管理が未熟だった当時、熟成の過程でできた偶然の産物でした。
この偶然にできた発泡性のワインに改良を重ねて現在のシャンパンの礎を築いたのが、シャンパンブランドで有名なドン・ペリニョン氏でした。
ちなみに、スパークリングワインは英語での発泡性ワインの総称で、フランスではヴァン・ムス―、イタリアではスプマンテ、ドイツではシャウムヴァイン、スペインではエスプモーソといい、現在世界のあらゆるワイン産地で造られており、その価格は1000円以下のリーズナブルなものから、数十万円から数百万円する高級なものまでさまざまです。
また、味わいも長期熟成できるシャンパンから、デイリーワインとして楽しめるフレッシュさが売りの早飲みタイプまであり、使われるブドウ品種、製造方法によって味わいは異なります。

スプマンテとは

前述のとおり、イタリアで造られるスパークリングワインをスプマンテ(Spumante)と呼びます。
代表的なスプマンテには、プロセッコ、ランブルスコ、アスティ・スプマンテ、フランチャコルタなどがあり、一般的にガス圧が3気圧以上のスパークリングワインをスプマンテと呼びます。
ちなみに、ガス圧が1~2.5気圧の微発泡ワインは、フリッツァンテ(frizzante)と呼ばれ、フリッツァンテは、スティルワインにほんの少し発泡を加えたくらいの軽やかな泡で、シャルマ方式で造られるワインが多く、比較的リーズナブルな価格のものが多いです。

イタリアを代表するスプマンテ

プロセッコ

ヴェネト地方で造られるグレラというブドウ品種から造られ、シャンパンやカヴァとは異なり、ボトルの中で二次発酵をおこなわず、大きなタンクで短期間発酵させるため、ボトルの中でワインと酵母との接触がおさえられ、ワインに酵母由来のパンのような香りがつかず、ブドウの持ち味が活かされ、フルーティなアロマが特徴のスパークリングワインになります。
プロセッコには3種類あり、DOC格付けのプロセッコ、DOCGのコネリアーノ・ヴァルドッビアデーネ・プロセッコ・スペリオーレ、とコッリ・アゾラーニ・プロセッコがあり、これらを総称してプロセッコと呼んでいます。

ランブルスコ

ランブルスコは、ロンバルディア州のマントヴァーノと、エミリア・ロマーニャ州のレッジオ・エミーリアとモデナという地域で造られる微発泡のスパークリングワインです。
甘口から辛口までさまざまなバリエーションを持つ微発泡のスパークリングワインで、
スパークリングワインとしては珍しい赤(Rosso)が主で、その他に白(Bianco)やロゼ(Rosato)のランブルスコが造られています。
ほどよい甘みにほのかな渋みと酸味があり、しっかりとした果実味で、アルコール度数も甘口だと8%前後、辛口で11%ほどと度数が低めで、口に含むとシュッとはじける微発泡で、すいすい飲めてしまうスプマンテです。

アスティ・スプマンテ

日本で言うマスカットと同じモスカートから造られるスプマンテです。モスカートはイタリアのほとんどの地域で栽培されていますが、ピエモンテ州のアスティ、アレッサンドリア、クーネオの3県でモスカート・ビアンコが広く栽培されています。
ここで造られる「アスティ」には、スパークリングワインのアスティ・スプマンテと、微発泡ワインのモスカート・ダスティがあり、どちらもバラのような華やかで芳醇な香りのワインを生み出します。

フランチャコルタ

フランチャコルタは、北イタリア・ロンバルディア州にあるフランチャコルタ地域で造られるスパークリングワインです。
フランスのシャンパンやスペインのカヴァと同じく瓶内二次発酵方式で造られており、瓶内二次発酵方式のみで造られるイタリア・ワインとして、初めてDOCG認定を受けたワインです。
現在約120軒のワイナリーがフランチャコルタを生産しています。
フランチャコルタの法定熟成期間は最低18ヶ月は二次発酵後の瓶内で熟成する必要があり、ロゼ、サテンは24ヶ月、収穫年入りのミッレジマートは30ヶ月、リゼルヴァになると60ヶ月とフランスのシャンパンを上回る厳しい規定が科せられており、イタリアの奇跡とよばれています。

スペインを代表するスパークリングワイン「カヴァ」

最後に、世界三大ワインの1つであるカヴァについても簡単に触れておきましょう。
カヴァは、スペインのカタルーニャ州で主に造られており、カタルーニャ州はスペイン国内のカヴァの95%の生産量を占めています。
19世紀末、カタルーニャ地方の醸造家がシャンパーニュ地方でシャンパンの製法を学び、スペインの固有品種である、マカベオ、チャレッロ、パレリャーダを使って造られたのがはじまりで、そのためシャンパンでおなじみの「トラディショナル方式(シャンパーニュ方式)」とよばれる、瓶内二次発酵で造り出されます。
同じトラディショナル方式で造られるフランスのシャンパンやイタリアのフランチャコルタに比べ、リーズナブルな価格のワインがそろっているのもカヴァの魅力です。

おすすめのプロセッコ

プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ フィドーラ
フィドーラは、イタリア・ヴェネト州にある、ビオディナミ農法を約40年前から実践している州内で最古の自然派ワイナリーです。
自社畑の土壌は、ヴェネトに特徴的なカラントと言われる石灰質を多く含む粘土質で、様々なミネラルを含んでおり、海から吹く潮風の影響、寒暖差の影響から、ブドウは香り高く、甘みと酸味のメリハリの効いた凝縮した味わいに育ちます。
そんなテロワールで育ったグレラ種を100%使用し、無濾過で微発泡のワインを造る技法は、実はこの地でははるか昔から伝わる伝統的な技法で、泡は人為的に作るのではなく、ボトルの中で、シャンパン製法のように自然に起こり澱が生まれます。
こうして生まれたフリッツァンテは、泡のさわやかさと、シュールリーの白ワインのコクを併せ持っており、アプリコット、ライチ、カモミール、トロピカルフルーツのようなアロマがあり、酸味は穏やかで、フルーティーさがあります。
スパークリングのような味わいから白ワインの味わいまで、重層的に楽しめる1本です。

プロセッコ・フリッツァンテ・コル・フォンド・ビオ

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おすすめのスプマンテ

ダイ・スプマンテ・ブリュット
カルディローラは、ロンバルディア州のミッサーリアに小さなオステリアとして1897年に誕生しました。
その後、ワインの販売会社からワイナリーに発展し、現在では様々な地方のワインを扱う、大規模なワイナリーに成長していきました。
そんなカルディローラが手掛けるスプマンテは、トレッビアーノ、モスカート、マルヴァジアの3つのブドウ品種をブレンドして造られており、トレッビアーノのキリっとした酸に、モスカートの芳醇なアロマ、マルヴァジアの女性的な繊細さが見事に調和したバランスの良いスプマンテで、気軽に楽しめるイタリアらしい朗らかで軽快な味わいです。
フレッシュライム、青リンゴや白い花の蜜のような上品なアロマが感じられて、辛口スパークリングなので食前酒としてももちろんいいですが、チーズやシーフードなどにもよく合います。

ダイ・スプマンテ・ブリュット

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おすすめのカヴァ

カヴァ・レッソ ブリュット・ナチュレ マサックス
強いこだわりがある職人的生産者マサックス。
マサックスが畑を所有するモンサーラ地域は、ワイン造りに関してはまさに天国で畑の収穫は年々良くなり品質も上昇しています。
マサックスのカヴァは、ワインアドヴォケイト誌でカヴァが87点、88点という高得点を獲得し、アメリカの権威あるワイン誌ワイン・エンスージアスト誌では、ベストバイに選ばれるほどの高評価を得ています。
そんなマサックスが手がけるカヴァ・レッソ ブリュット・ナチュレは、ブリュットと同様、注ぐと強いしっかりとした泡で徐々に繊細な泡へ変わってゆきます。
クリアなシトラス、ライムや地中海レモンを思わせる爽やかな香り、タイムやアニス、ハーブを思わせる清涼感のある香り。
極辛口に仕上がっているこのカヴァは後味にもキレがあり、すっきりとした飲み口で特に魚介料理や、味の濃い料理などと合わせると食事が進みます。
本場カタルーニャでは暑い夏に、このブリュット・ナチュレがよく飲まれます。
和食にも合う!日本人好みのキレのある極辛口&繊細かつ強い泡!まさにオールマイティなスパークリングです。

カヴァ・レッソ ブリュット・ナチュレ マサックス

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冷やして美味しい!夏のスパークリングワイン3本セット
スペイン・ラ・マンチャの家族経営ワイナリーが造る細かい泡と心地良い酸味のある味わいのスパークリング。イタリア・ヴェネトのほどよい酸味とフルーティな味わいの調和のとれたアロマを感じる本格派スパークリングワイン、そして辰巳琢郎さんも賞賛した話題のイタリア・ロンバルディアの逸品の3本セット。
通常販売価格が6,237円(税込)のところ、SALE特価の2,980円 (税込3,278円)ととてもお得なセットです。

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