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ソアヴェの回で少し触れたブドウ品種ガルガーネガ。
早飲みタイプのフルーティーでフレッシュなものから、長期熟成型のタイプまでさまざまな白ワインを生み出すブドウ品種。
本日はガルガーネガについて少し詳しく解説します。
ガルガーネガの生産地域
ガルガーネガは、イタリア北部のヴェネト州で広く栽培されており、なかでもヴェローナやヴィチェンツァがおもな栽培地域で、イタリアの白ブドウ品種としては第8位の栽培面積を誇っています(2010年のデータ)。
ごくわずかですが、ウンブリア州やフリウリ・ヴェネツィア・ジュリア州などでも栽培されており、シチリアではグレカニコ・ドラートの名前で広く栽培されています。
その起源はギリシャと言われ、遅くとも14世紀後半にはヴェネトだけでなく、エミリア・ロマーニャ州でも「素晴らしい白ワインを作るブドウ」と記述された文書があります。
ガルガーネガの特徴
ガルガーネガはソアヴェの主要な品種であり、ソアヴェは、ガルガーネガ70%以上に、トレッビアーノ・ディ・ソアーヴェを30%以下、ブレンドして造られます。
ガルガーネガの房は長く円柱形で岐肩が長く、中密粒です。
果粒は、金色を帯びた黄色で皮は厚く果皮が厚く、しっかりとした果実味があり、古くから高貴なブドウ品種とされ、甘口ワイン用のブドウ品種としても栽培されていました。
収穫量を抑え、気候に合わせた栽培をおこなうことで、素晴らしい品質の白ワインが生まれるとして、近年人気が再燃している品種でもあります。
完熟した上質なガルガーネガから造られるワインは、洋ナシやパイナップル、桃の花、アーモンド、アプリコット、焼きたてのリンゴの香りが際立ちます。
熟成能力もある素晴らしい白ワインが生まれます。
干しブドウ状にしたガルガーネガから造られる甘口ワインは、豊かなテクスチャーがあり、ハチミツ、砂糖漬けのレモンの皮、トロピカルフルーツ、甘いスパイスの香りが凝縮した甘美な味わいになります。
ガルガーネガから造られるおすすめワイン
ソットリーヴァ・アンティカ・ソアーヴェ
Sottorivtaとは、ヴェローナの中心にある古い地区。
中世の雰囲気を色濃く残したこの地域にI.E.I.は最初のエノテカ(ワイン販売店)を設けました。
イタリアワインのすばらしさを世界に広めるため、ワイン醸造のエキスパートとマーケティングのエキスパートたちが設立したI.E.Iは、イタリアのソアヴェ(ヴェローナ)に本拠地を構え、北はピエモンテ、アルト・アディジェから、トスカーナに プーリア、モリーゼ、そしてシチリアにサルデーニャとイタリア全土でファインワインを生産しています。
I.E.Iが造るこのソアーヴェは、火山性土壌と粘土質土壌が混じる、典型的なヴェネト州の畑で作るガルガネガ種を使用し、摂氏16~18度にコントロールされたステンレスタンクで発酵をおこないます。
リンゴやすだちのような柑橘の香りに、サンブーカ(にわとこ)、カモミール、小さなユリを思わせる上品なアロマがあり、口に含むと、柔らかく上品な甘みと酸味、バランスがよくするりとのどを通るような印象の1本です。
トレッビアーノ&ガルガーネガ ポンテ・ピエトラ
現在600ほどのメンバーが加盟しているモンテフォルテ・ダルポーネ協同組合は、本拠地モンテフォルテ・ダルポーネをはじめ、有名なソアーヴェ地区などの地域のブドウ畑が主な生産地で、畑のほとんどが丘陵地という絶好のロケーションで、非常に高品質なブドウを栽培しています。
古くから代々畑を営む家系が多く、いまだにパーゴラと呼ばれる伝統的な棚栽培をしている農家も多く、グリーンハーヴェスト(間引き)も行うため、ひと房ひと房の凝縮度が上がり、ワインにも果実味が表現できるようになります。
栽培している主なブドウ品種は、白ブドウならトレッビアーノ・ディ・ソアーヴェ、ピノ・グリージョ、シャルドネ、そしてガルガーネガ種です。
黒ブドウはヴァルポリチェッラ、コルヴィーナ、モリナーラといった地元のブドウ、またカベルネやメルローといったフランスの品種も栽培しています。
そんなポンテ・ピエトラが手掛けるトレッビアーノとガルガーネガ主体のこのワインは、青りんごのようなさわやかでフレッシュな香りが強く感じられ、わずかに花のアロマがあり、特にこのエリア最上の白ワインに見られるアーモンドの花の香りが華やかさを感じさせてくれます。
しっかりとした酸味がありながらも、柔らかく新鮮なリンゴのような果実味で、フルーティーで好感度抜群の味わいの白ワインです!
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ポローニ・スプマンテ・ブリュット
イタリアのヴェネトと言えば、爽やかな甘味と香りを気軽に楽しめるプロセッコが大人気で、アペリティーヴォにぴったり。
しかし、2010年に一部の地区のブドウから出来るプロセッコが、イタリアの格付け最高ランクのDOCGに昇格し、その周辺地域もDOCとして格上げされことで、プロセッコの価格は一気に高沸。
なんと2倍以上の高値になってしまいました。
そこで、プロセッコに代わる新たなヴェネトの定番スプマンテとして造られたのが、こちらのポローニ・スプマンテ・ブリュット。
ガルガーネガをはじめ、ヴェネト産のシャルドネとピノビアンコをうまくアッサンブラージュすることで、プロセッコに負けないスプマンテを誕生させました。
透明感があり鮮やかな麦わら色。小粒の泡がキレイに立ち上がります。
可憐な花々、白桃やリンゴ、レモンの爽やかな香り。
口当たりがとてもソフトで、心地よい酸味が口の中に広がり食前酒に最適です。













