赤ワインは常温が正解?ワインを飲むときの最適な温度は?

赤ワインは常温が正解?ワインを飲むときの最適な温度は?

赤ワインは常温が正解?ワインを飲むときの最適な温度は?

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秋風が心地よくて、最近散歩が楽しみの一つです。
でも、意外に日中の日差しにまだ暑さを感じられて、
しばらく歩いていると汗ばんできますね。
でもそんな散歩から戻ってからの、少し冷やしたワインが最高です。

パスカル・マルシャンが手掛けた秋にピッタリの赤ワイン

ちょうど、この心地よい秋風と暑さの残る日差しの下で
飲むのにピッタリの赤ワインがあるんです!
それが、パスカル・マルシャンが手掛けた
「ドメーヌ マルシャン・トーズのピノ・ノワール47」です。

ドメーヌ マルシャン・トーズのピノ・ノワール47

名前の47は、緯度とドメーヌの近くを通る47号線の道から付けられました。
エレガントな中にも新を感じる、軽い赤ワインです。
飲むときに気を付けていただきたいのが温度です。
この「ピノ・ノワール47」は、ほんの少しだけ冷やして飲むとおいしいですよ!

パスカル・マルシャンは国をまたいで活躍するワインメーカー。
今やブルゴーニュをはじめ、その活躍の舞台はオーストラリア、チリなど南半球まで及んでいます。彼が醸造化としてキャリアをスタートさせたのは1985年、ポマールにあるコントアルマンでのこと。
1999年にはドメーヌ・ド・ラ・ヴージュレのチーフワインメーカーとして勤め、7年間の醸造長を務めました。その後満を持してスタートしたのが、ネゴシアンブランドであるマルシャン・トーズ(旧パスカル・マルシャン)と、自社畑のブドウを使うドメーヌ・トーズです。
ネゴシアンといえど、適当に有名な畑のブドウを購入しワインをつくっているようなそこらのネゴシアンとはわけが違います。
なかでも、パスカル・マルシャンはマイクロネゴス(マイクロ・ネゴシアン)と呼ばれる小規模のネゴシアン。買付から醸造まで一貫して彼が行い、ぶどう購入の畑は彼のポリシーに賛同する人のみです。
定期的にパスカル本人が畑を訪ね、ビオディナミ農法含め、木の管理など細かい部分まで直接見ています。
パスカル・マルシャンでは常に彼の眼の行き届く範囲であることが重視されているのです。
『ドメーヌは小規模でなければならない。なぜなら、一つ一つの樽やボトルがユニークであり、注意深く扱はなければならないからだ。』と語り、
ボトルの一本いっぽんにまで強いこだわりを持っていることがうかがえます。
そのためネゴシアンといえど手の込んだつくりから評価は高く、『ブルグハウンド』などで高得点を得ており、パーカー・ポイントも高得点を得ている。

ワインを飲むときの最適な温度はワインによって違う⁈

ワインは色によって冷やしたり常温で飲むべきものだと思われがちですが、
白ワインやシャンパンの中にも冷やしすぎない方が良い物もあり、
赤ワインでも温度が高すぎると、ワインが持っているポテンシャルを
最大限に引き出すことができないこともあります。

私がワインを飲み始めたころ、
友人らと夏のマルセイユのレストランで
モロッコの赤ワインを飲みました。
ソムリエが同席していたのですが、
ボトルを開けてテイスティングをした後に
ワインクーラーをお願いしました。
赤ワインをワインクーラーに入れて
冷やして飲むなんて考えたことも無かった私には、
非常に印象深い出来事でした。

これと同様に、白ワインでも同じことが言えます。
ヨーロッパのレストランで働いた経験が長い私ですが、
ある夏の夜にイギリス人の家族にサービスした時の事。
お父さんがChateauneuf de papeの白を頼まれました。
その日は忙しく、アペリティフを
飲み終わられるまでにワインクーラーで
ワインが冷えすぎてしましました。
その後テイスティングをしてもらい、
冷たすぎませんか?と聞いた所、
「白やスパークリングに冷たすぎる
ということはないんだ」と答えられ、
子供たちにもそう教えられてました。

ワインはその時の温度、湿度などによって、
美味しく飲める温度は異なってきます。
本来はアロマを楽しむように作られた白ワインは
冷やしすぎると香りが分からなくなってしまうので、
キンキンに冷やしすぎないことをおすすめします。

ワインによって最適に飲める温度は違う

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