高級ワイン産地の1つに数えられるカタルーニャのワインとは カタルーニャ産ワインおすすめ5選

高級ワイン産地の1つに数えられるカタルーニャのワインとは カタルーニャ産ワインおすすめ5選

高級ワイン産地の1つに数えられるカタルーニャのワインとは カタルーニャ産ワインおすすめ5選

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高級ワイン産地の1つに数えられるカタルーニャのワインとは

スペインワインを代表するワイン産地カタルーニャ州。
カタルーニャ州には、11のDO(原産地呼称)とDOカヴァがあり、カタルーニャ州は、カヴァ(Cava)の主要産地としても有名で、スペイン国内のカヴァの95%の生産量を占めています。
そこで、本日はスペインのカタルーニャ州のワインについてお話します。

カタルーニャで造られるワインの味わい・特徴

カタルーニャ州は、スペイン北東部の地中海岸にある自治州で、南はモンシアの歴史的な郡から北はフランスとの国境に接し、東に地中海の海岸線が580kmにわたって広がっています。
カタルーニャ州の首都は、スペインで2番目に大きな都市で、地中海で最大の港の1つがあるバルセロナがあり、交易の歴史を通してワインの文化も育まれてきました。
カタルーニャ州には、11のDO(原産地呼称)とDOカヴァがあり、1999年に設立されたDOカタルーニャは、地中海とピレネー山脈の間に位置するイベリア半島の北東部にあり、DOカタルーニャはカタルーニャにおける最も新しいDOの1つで、異なる地域のブドウのブレンドを可能とするなど比較的柔軟な規制のもとでワインを生産されています。

造られるワインは、チャレッロ、マカベオ、パレリャーダなどの白ブドウの固有品種からフルーティーな白ワインが多く造られており、赤ワインは、テンプラニーリョ、ガルナッチャ、モナストレル(ムールヴェードル)から作られています。
ボルドーの品種から造られる赤ワインは、スペインの中でも最高品質のワインを生み出しています。
また、瓶内二次発酵方式で造られるスパークリングワイン・カヴァ(Cava)の主要産地でもあり、スペイン国内のカヴァの95%の生産量を占めています。

カタルーニャのテロワール

カタルーニャ州はスペイン北東部に位置し、南はピレネー山脈、東は地中海に面しており、北海道の函館とほぼ同じ緯度に位置していますが、地中海の息吹を感じる温暖なエリアです。
沿岸地域では適度な降雨がありますが、内陸部はスペインの乾燥した中央高原に似た気候をもち、丘陵地帯や高地では冷涼な気候をもった産地もあり、非常に多様なテロワールを有しています。
ワインの主な産地は、バルセロナから南に下った場所にあるペネデス地方で、ペネデスのワイン産地は3つに大きく分けられ、地中海沿いのバホ・ペネデス、カタロニア山脈沿いのアルト・ペネデス、その中間の広域に位置するメディオ・ペネデスです。
栽培されるブドウは地域ごとに異なり、チャレッロやマカベオ、パレリャーダといった固有の白ブドウ品種からカヴァが造られ、テンプラニーリョ、ガルナッチャ、カリニェナなどからモダンな赤ワインが造られており、高級ワイン産地の一つに数えられています。

カタルーニャのワインの歴史

カタルーニャでブドウ栽培がはじまったのは紀元前400年頃と言われており、フェニキア人とギリシャ人によって貿易を通じてブドウがもちこまれました。
その後、ローマ人によってブドウの栽培が広がりますが、ローマ帝国崩壊後、8世紀初頭にアラブ人がカタルーニャを占領したことで、ワイン産業は衰退していきます。数百年にわたってカタルーニャのワイン産業は停滞しますが、キリスト教徒によってブドウ栽培が復活し、18世紀後半までには、カタルーニャのワインとスピリッツはこの地域の最も重要な輸出品の1つにまで発展しました。
20世紀に入ると、カタルーニャのワインは固有品種から国際品種への植え替えなどが行われ大きく改革され、1979年にフランスのゴー・ミヨ誌が主催したワイン・オリンピックでは、ミゲル・トーレス社が国際的な注目を集めました。
それ以来、カタルーニャはスペインを代表するワイン産地であることが証明され、スペインワインの最前線に立ってきました。

カタルーニャ産ワインおすすめ5選

チスパス・ブリュット
スペイン語で火花、輝き、煌めきの意味を持つ「チスパス」は、異色の肩書を持つ奇才、フェルナンド・モラがこのカヴァの聖地でカヴァの伝統的生産者と手を組んで造る高品質デイリースパークリングワインです。
1918年設立のCIVINO社は、サン・サドゥルニ・ダノヤで高品質なカヴァを100年に渡って手掛けてきた老舗の一つで、「伝統に現代のノウハウを結び付け、高い品質のもと新たな価値を生む」というコンセプトのもと、果実味がたっぷりで爽快な辛口という、デイリーワインとして飲み飽きない味わいを生み出しました。
素晴らしい石灰質土壌で育ったマカベオ、パレリャーダ、チャレッロという、カヴァに使われる伝統的な3種類を使用したこのスパークリングワインは、フレッシュな果実味を引き出すため、イタリアのプロセッコなどで用いられるシャルマ方式で造られます。
リンゴや桃などのフレッシュで甘い果実のアロマに、グレープフルーツを思わせる柑橘系のアロマと、タイムやローズマリーのような地中海のハーブの香り。
ジューシーな果実味がありながらも、透明感のある引き締まった味わいで、甘味・酸味が一体となって、ミネラル感を余韻に感じる辛口の1本です。
キンキンに冷やして食前酒に。または前菜、魚介類などの食事に合わせて楽しめる、とても使い勝手の良いスパークリングワインです。

チスパス・ブリュット ロング・ワインズ

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カヴァ・レッソ ブリュット マサックス
カタルーニャ州の州都のバルセロナから南に下った場所にあるペネデス地方。
スパークリングワイン「カヴァ」造りのメッカとも言える場所で、スペインを代表する主だったカヴァ生産者はほぼこのペネデスに本拠地を置いています。
北西のモンセラート山が冷たい北風を防いでくれるおかげで、年間を通じて過ごしやすい場所で、ワイン造りに非常に適した土地です。
特にマサックスが畑を所有するモンサーラ地域は、ワイン造りに関してはまさに天国とも言える場所で、畑の収穫は年々良くなり、品質も上昇しています。
マサックスの畑は、広さはおよそ42ヘクタール、もともとはブドウ栽培農家としてブドウ栽培に従事していましたが、一念発起し、それから10年とたたずに同じ意思を持つ友人たちと共同で「カヴァ・マサックス」を立ち上げます。
そんなマサックスが手がけるカヴァ・レッソ ブリュット マサックスは、リンゴや柑橘のいきいきとしたフレッシュなアロマと果実味があり、キリっとしたシャープな酸が特徴で、元気な爽快感のある泡のカヴァです。

カヴァ・レッソ ブリュット マサックス

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レッソ ブランコ マサックス
祖父の代からブドウ栽培に携わり、今では地元カタルーニャさらに世界各国で引っ張りダコの強いこだわりがある職人的生産者マサックス。
徐々に名声を得ていったマサックスのカヴァは、ワインアドヴォケイト誌でカヴァが87点、88点という高得点を獲得し、アメリカの権威あるワイン誌ワイン・エンスージアスト誌では、ベストバイに選ばれるほどの高評価を得ています。
そんなマサックスが手掛ける美食の町・バルセロナで大人気の白ワインは、気軽にお家バルが楽しめるとってもフルーティでトロピカルな香りが魅力のデイリーワイン。
前菜から肉料理まで幅広い料理と合わせられ、とくに魚介料理全般やお出汁で調理した繊細な料理ともよく合うので、いつもの食事と合わせて楽しめる1本です。

レッソ ブランコ マサックス

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レッソ ティント マサックス
マサックスが手掛けるデイリーな赤ワインは、パスタやパエリアなどのイタリアン、スペインの料理はもちろん、お肉の脂の旨味があるラフテーなどの沖縄料理とも相性がよく、まさに和洋織り交ぜ、幅広く合わせられる使い勝手のよいデイリーワインです。

レッソ ティント マサックス

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カンポス・デ・エストレリャス・ブリュット・ロゼ ヴィネルジア
カンポス・デ・エストレリャスのカヴァは、カヴァの主要産地であるスペイン北東部カタルーニャ州のペネデス地方の畑で造られる、マカベオ・チャレッロ・パレリャーダのカヴァ3大ブドウ品種を使用し造られます。
そして、シャンパンと同じ製法の瓶内2次醗酵後にこのカヴァは、澱と共に法定熟成期間である9ヶ月を超える14ヶ月間の熟成を経て、複雑なストラクチャーを造り出します。
人気漫画「神の雫」にも掲載されており、「JPOPをかけながらオープンカーみたいなカヴァ」と紹介されるほど、爽快感と華やかさのあるカヴァです。
ベリー系の親しみやすく華やかな香りとエレガントな味わいは、普段のお食事だけでなく、 ハレの日の食卓にもぴったりです。 プチ・シャンパーニュとも言える上品な1本!

カンポス・デ・エストレリャス・ブリュット・ロゼ ヴィネルジア

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