イタリアでも秋の風物詩「栗」!栗との相性抜群のワインとは? おすすめイタリアワイン5選

イタリアでも秋の風物詩「栗」!栗との相性抜群のワインとは? おすすめイタリアワイン5選

イタリアでも秋の風物詩「栗」!栗との相性抜群のワインとは? おすすめイタリアワイン5選

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栗

暑さも和らいできて、心地よい秋風が感じられるようになりましたね。
明日からはもう10月に入ります。
秋は秋刀魚やキノコ、栗や柿、ブドウなど本当に美味しいものであふれていますよね。
こうした秋の実りに感謝してお月見には旬のものをお供えする風習があり、十五夜は「芋名月」と呼ばれ里芋などをお供えし、十三夜は「栗名月」と呼ばれ、栗をお供えします。
十五夜のお月見は終わってしまいましたが、次の十三夜(今年は10月15日(火))に栗とぜひ栗に合うワインを用意してお月見はいかがでしょうか。

栗はイタリアでも秋の風物詩

ドングリは、栗・椎・ブナ・マテバシイ・樫(ナラ)のブナ科のナラ属樹木の果実のこと。
栗もドングリの中の一つなんだそうです。
そんなわたしたちにもなじみが深い栗。

ヨーロッパの栗の一大産地はイタリア。
秋の風物詩として焼き栗や、栗のビールなんかも出回りはじめます。

「家に栗の木を植えると食べるのに困らない」という言い伝えがイタリアにはあるそうです。
1年に3回実を付ける栗もあるので、栗になじみ深い文化を持った国ならではの格言ですね。

イタリアの栗

イタリアでは栗の事を「カスターニャ」といい、大粒の栗を「マローネ」と使い分けて呼んでいます。
古代ローマ時代では栗は主食として、長い間イタリア市民の生活を支えてきました。
カスターニャは焼栗や栗粉としてパスタやパン、菓子などに用いられ、大粒のマローネはマロングラッセなどの材料となります。
ヨーロッパ栗は害虫などに弱く、日本栗と比べると渋皮が剥きやすいですが、他種の栗との交配時に性質を残すのが難しく、環境に影響を受けやすいことから、同一品種の栽培でも気候や風土によって品質が左右されやすい問題もあります。

栗の産地イタリア

イタリアの栗祭り

フィレンツェ・サンタマリアノベッラ駅から普通電車で約1時間ほどのマラッディ(Marradi)という村では、毎年10月に栗祭りが行われます。

こんがりと焼けた焼き栗や、栗を使った栗のジャム、マロングラッセ、栗粉のケーキやクッキーなど、さまざまな栗料理を楽しめるお祭りです。
栗以外にも村で採れたキノコや果物、特産品を売っていたり、郷土料理を食べられたりと、イタリアの秋の味覚を楽しめるお祭りでもあります。

栗のジャム

イタリアワインと栗のマリアージュ

栗とイタリアワインとの相性は抜群!
栗はマロングラッセのようにスイーツとして食べるのもいいですが、キノコのリゾットに焼き栗を砕いて乗せてまぜていただくのもおすすめ。
そんな栗とキノコのリゾットには、栗の産地マラッディがあるトスカーナのワインがピッタリ合います。

おすすめイタリアワイン5選

キャンティ ヴォルペット
イタリアで唯一人パーカーポイント100点を2度獲得した凄腕の醸造家ステファノ・キオッチョリ氏がコンサルタントを務めるキャンティ ヴォルペット。
フィレンツェ近くの海抜200~400メートルの地域の畑で造られたブドウを、サンジョベーゼ95%、カナイオーロ5%のブレンド比率で、25度にコントロールされたステンレスタンクに入れ、酸素を供給しながら12日間おきます。この間果汁を循環させることで、果皮に含まれる色素などの成分をしっかり抽出し、タンニンをまろやかにしたりします。
マロラクティック発酵で酸味を和らげ、香りと味わいに複雑さを加えました。
このキャンティは黒ブドウ主体のため、一般的なキャンティより、味わいにもより厚みが出ており、構造のしっかりとしたボディの肉厚なタイプです。
活き活きとした果実味のパワフルな味わいで、合わせる料理も牛の赤身肉など、肉料理との相性が抜群です。

キャンティ ヴォルペット

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キャンティ マレンキーニ
マレンキーニは、100年以上も続く歴史あるワイナリーで、マレンキーニのワインの礎を築いたのは、「サンジョヴェーゼを扱わせたら 右に出るものはいない」と言われた天才醸造家の今は亡き巨匠ジュリオ・ガンベッリ氏です。
マレンキーニが造るワインは、スーパートスカーナと呼ばれる「ブルツィッコ」というカベルネ・ソーヴィニョンをベースにボルドースタイルに造られるワインと、キャンティの伝統的な醸造法である大樽で熟成されるサンジョヴェーゼを使用して造られる「キャンティ・コッリ・フィオレンティーニ」が有名。
そんなマレンキーニが手掛けるキャンティは、比較的新しい畑から収穫されるサンジョヴェーゼを使用し、温度管理機能のついたステンレスタンクを使用、12日間スキンコンタクトを行いながら発酵します。
ヴィンテージによりメルローをブレンドすることもあるというスタンダードクラスながらハイクオリティのキャンティです。
赤いベリー系の果実の香りが若々しく、味わいにも好印象のかわいらしい果実味を感じます。
それでいてボリューム感も程よくあり今飲んでおいしいコスパ高なキャンティです。

キャンティ マレンキーニ

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カナイオーロ マレンキーニ
マレンキーニが手掛けるカナイオーロ種100%のこのワインは、28~30度でステンレスタンク内で発酵し、果皮とともに7日間かけてアルコール発酵を行います。
その後20ヘクトリットルのスロヴェニアンオーク大樽へ移し熟成させます。
カナイオーロは、古代エトルリア時代まで遡るといわれる古い品種ですが、 現在ではサンジョヴェーゼ種などと共に、イタリアを代表するワイン「キャンティ」に使われたり、補助品種として混醸されることが多く、カナイオーロ単一でワインが造られるのは非常にめずらしいです。
ほろ苦い野バラ(Canina Rosa)という名前の由来のとおり、このブドウ品種単体では、豊かな果実味と瑞々しい伸びやかな酸味、そして名前の由来となるほろ苦さやきめ細かいタンニンなど、繊細な味わいに仕上がります。
コーヒーやタバコの様なスモーキーな香りに干しプラム、 ブラックチェリーなどのフルーツの香りに、錆釘などのしっとりとした鉱物的な香りが少し感じられ、 すっきりとした酸味に厚みのあるドライなタンニン。
ビターチョコやうなぎの肝焼きのようなほのかな苦味も感じられます。

カナイオーロ マレンキーニ

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ネロ・オロ ワイン・ピープル
イタリア人で唯一、パーカーポイント100点を2回獲得した醸造家ステファノ・キオッチョリ氏の手掛ける新作、「NeroOro ネロ・オロ」。
イタリア語で「ネロ」は黒、「オロ」は黄金を意味しており、シチリアを代表するネロ・タヴォラ種を100パーセント使用しています。
ネロ・ダヴォラ種をアパッシメント製法で、凝縮した味わいに仕上げたこのワインは、ドライチェリー、ドライプルーン、ブラウンシュガーにバイオレット、甘草、シダーウッドのアロマに、インパクトのあるバニラの甘い香りが特徴的。
たっぷりの果実味、ボリューム感、とても滑らかな質感を感じます。
ほどよい渋みは、ワインの厚みと見合った肉料理には最適です。

ネロ・オロ

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ネロ・オロ・リゼルヴァ ワイン・ピープル
イタリア人で唯一、パーカーポイント100点を2回獲得した醸造家ステファノ・キオッチョリ氏の手掛ける新作、「NeroOro ネロ・オロ」。
イタリア語で「ネロ」は黒、「オロ」は黄金を意味しており、シチリアを代表するネロ・タヴォラ種を主体にフラッパートとシラーをわずかにブレンドしたこのワインは、完熟したブラックベリーやプラム、黒イチジクの甘い香り、アニスなど甘く漂うオリエンタルスパイスの香り。
味わいは非常に濃密な果実味が感じられますが、タンニンは非常にソフトで飲んでいて引っかかるところがない滑らかな質感。
余韻にオークの香ばしく甘い香りが残り、とても豊潤でリッチな味わいの赤ワインです。

ネロ・オロ・リゼルヴァ ワイン・ピープル

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