- 2020.01.18
新品種の中でもっとも成功した品種ミュラー・トゥルガウの特徴とは
19世紀後期以降に造られた新品種の中で最も広く栽培されている品種ミュラー・トゥルガウ。1882年にトゥルガウ出身のスイス人の植物学者であるヘルマン・ミュラー氏によって開発された白ワイン用ブドウ品種で、気候や土壌に対する順応性が高いため、世界のさまざまな産地で栽培されています。
19世紀後期以降に造られた新品種の中で最も広く栽培されている品種ミュラー・トゥルガウ。1882年にトゥルガウ出身のスイス人の植物学者であるヘルマン・ミュラー氏によって開発された白ワイン用ブドウ品種で、気候や土壌に対する順応性が高いため、世界のさまざまな産地で栽培されています。
黒紫のような濃い色合いから「黒ワイン」とも呼ばれ、フランスでは、カベルネ・ソーヴィニヨンやメルローを主とするワインに数パーセント程ブレンドし、プティ・ヴェルドが持つ特有のスパイスの風味としっかりとした骨格のワインに仕上げます。一方、ニューワールドでは、プティヴェルド100%のワインも造られており、プティヴェルド特有のブルーベリーやバニラと言った濃厚なアロマが楽しめるワインが数多くあります。そこで、本日は黒ワインの異名を持つプティヴェルドについてお話します。
トレッビアーノという品種をご存知ですか?イタリアワインが好きな方なら飲まれたこともあると思いますが、なんと世界で2番目に多く栽培されている主要なブドウ品種なんです!フランスでトレッビアーノは、白ブドウの栽培面積は1位で、イタリアでも1位~2位と主要な品種。本日は、隠れた主要品種のトレッビアーノについてお話します。
バラやライチといった華やかな香りに例えられるアロマティック品種のゲヴェルツトラミネール。冷涼な産地が適しており、日本でも北海道で栽培され、辛口から甘口までさまざまなワインが造られています。ドイツ語で「スパイス」という意味を持つゲヴュルツトラミネールの特徴についてお話します。
日本の夏の高い湿度や冬の寒さにも耐えられる強さを持ちながら、高貴品種であるカベルネ・ソーヴィニヨンの上品で芳醇な香りと、しっかりとした骨格のあるタンニンを持つブドウの品種ヤマ・ソーヴィニヨン。
ケルナーという品種をご存知ですか?ドイツのヴュルテンベルク地方で人工交配によって生まれた白ワイン用品種。冬はマイナス10℃以上になる北海道でもしっかりと育つ耐寒性のあるケルナーからは、アロマティックでボディのしっかりしたワインが生まれています。そこで、本日は北海道でも栽培されているケルナーについてお話します。
ツヴァイゲルトというブドウ品種は、まだ日本ではなじみの薄い品種だと思いますが、オーストリア原産で、比較的寒冷な産地でも育ちやすい特性があり、オーストリアに気候が似ている北海道では主力なブドウ品種の1つになっています。
収穫量はなんとシャルドネの5倍以上とも言われるほど収穫量が多い品種カリニャン。発芽の時期が遅く、収穫時期もその他の品種に比べてかなり遅いため、寒い地域では完熟させることが難しく、比較的温暖な産地で栽培されています。
地中海のリゾート地として有名なサルデーニャ島でおもに栽培されている白ワイン用品種ヴェルメンティーノ。イタリアのリグーリア州やフランスのコルシカ島ではピガートという名で、南フランスのプロヴァンス地方ではロールと呼ばれ、さまざまな名前を持つヴェルメンティーノの魅力についてお話します。
ピノ・ノワールとサンソーを交配させて造られたブドウ品種ピノタージュ。造り手によってさまざまな味わいを出す品種で、樽熟成のものは、骨格のしっかりとしたボルドー地方のワインのようになり、ピノ・ノワールの特性も受け継ぐため軽やかでエレガントなブルゴーニュワインのような風味も生み出す面白い品種。