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ゴールデンウィークも終わり日常に戻りましたが、これから外飲みがどんどんおいしくなる季節ですね。
ただ気温が高くなるとともに、赤ワインよりもしっかりと冷やした白ワイン、スパークリングワインに手が伸びがち。
そこで、これからの季節でも赤ワインもすっきり爽やかに飲める飲み方をご紹介します。
それは「オン・ザ・ロック」です!
ワインに氷なんて入れたらせっかくのワインが薄まってもったいない!と思われるかもしれませんが、じつはフランス・プロヴァンスの夏では常識の飲み方。
最近はフランスだけでなく、世界中でワインの自由でカジュアルな楽しみ方として人気を集め、「かちわりワイン」などの愛称で日本でも広まりつつあります。
かちわりワインは世界的に有名なシャンパン・メゾンがパイオニア
実はこのかちわりワインの飲み方を広めたのが、270年以上の歴史を持つ世界最大のシャンパン・メゾン「モエ・エ・シャンドン社」なんです!
2015年に、夏限定で「氷を浮かべて完成するシャンパン」”アイス・アンペリアル”という商品を発売し、世の中を驚かせました。
あらかじめ7~8℃にボトルを冷やしておき、グラスにシャンパンを120ml注いで、大きめの氷を3つほど入れて飲むのが、かちわりワインのおすすめの飲み方だそうです。
プロヴァンスの夏のロゼはかちわりワインが常識
気候が良くなるとピクニック、バーベキュー、ビーチと外でお酒を飲みたくなりますよね。
でも、意気込んでワインを持って出かけたものの、サンサンと降り注ぐ太陽の下、あっという間にワインはだらけてしまって、思っていたより美味しくなかったなんて経験はありませんか?
実は南フランスのリゾート・プロヴァンスでは、夏はロゼワインに氷を入れて飲むのが常識なんです。
氷が溶けるなんて気にしません。
むしろ夏の暑さで乾ききった喉を心地よく潤し、口の中に爽快感を感じることができます。
かちわりワインに合うワインの特徴は?
かちわりワインで美味しく飲めるワインの特徴を3つ挙げてみました。
- 果実味が強い
- 少し甘め
- アルコール度が高い
この特徴を持つワインだと氷を入れても薄まった感じがなく、夏の暑い日でもひんやりと美味しくワインをいただけます。
自宅で優雅にリゾート気分♪
自宅のベランダやバルコニーなどでお酒を飲んだり、食事をしたり、プチぜいたくな時間を楽しむ「バルコニスト」の方も増えてきていますよね。
家にいながらにして、夏の風を感じながらのワインは最高ですね!
氷にエディブルフラワーやハーブを入れたら、よりオシャレで優雅な雰囲気を楽しめること間違いなし!
週末は皆さんもバルコニストになって、かちわりワインで夏を涼やかに過ごしてみてはいかがでしょうか。
かちわりワインおすすめ4選
果実味が強いロゼワイン
ピノ・ノワール・ロゼ ドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエール
味に妥協を許さない造り手として知られるドメーヌ・ド・ラ・ヴァンソニエールは、環境に配慮したブドウの栽培方法の「テラ・ヴィティス」と、ブドウ樹とテロワールを尊重し、収量コントロールと品質の改良のために「リュット・レゾネ(極力自然に近い農法)」の技術を用いてます。
ピノ・ノワール100%で造られるこのロゼワインは、サーモンピンクの色調で、イチゴやサクランボなどの赤系果実のニュアンスに、穏やかな酸味と爽やかでスッキリとしたクリーンな果実味があり、ほのかな心地よい渋みの余韻の辛口ロゼワイン。
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少し甘めなワイン
ワイホーパイ ミスティ・コーヴ
ミスティ・コーヴは、2008年の創業からわずか数年で世界の名だたる賞を次々と受賞し、多くの評論家から絶賛される本物のニュージーランドワイン。
ミスティ・コーヴの他のシリーズと異なり、このワイホーパイは、クリエイティビティ、創作熱を重視したシリーズです。
ワイホーパイ・ヴァレーにあるミスティ・コーヴが所有する最上の区画には、少量ずつですが多様な品種が植えられており、驚くほど高い品質のブドウを生み出します。
それらの最上の素材から受けるインスピレーションで、品種、ブレンド、色・・・あらゆる 制約を受けずに、その年だけの特別なワインを造ります。
2020年は、ゲヴルツトラミナー62%、グリューナー・フェルトリーナー24%、リースリング14%を使用。
とても活き活きとしたフルーツのアロマ、黄桃やマンゴー、イチジク、そして百合や蘭の花を思わせる華やかなアロマがグラスから溢れ、ジューシーで力強く、肉厚ともいえる質感が魅力的で、果実の甘みを感じる味わい。
飲んだ後は爽やかさのある余韻が長く続きます。
ユニークな品種のブレンドですが、その調和が何より素晴らしいワインで、スパイスを聞かせた甘辛いソース、スモークの香りを纏ったBBQの肉料理にはこのワインがおすすめです。
マジック・アワー・レッド ボデガス・アルスピデ
ワイナリー名のアルスピデは「魔法」が語源となっており、何百年、千年と続く伝統的なワイン造りの慣習に敬意を表し、創業以来ワインの生産においてその「起源」を尊重してきました。
そして、ワイン造りには「香りの魔術師」とも言われる史上最年少でスペイン最優秀醸造家(2008年度)に選ばれた若き天才醸造家フェデリコ・ルセンド・ディアスが健全なブドウを華やかなワインへと変身させます。
マジック・アワー・レッドは、シラー種の魅力でもあるブラックベリー、プラム、ブルーベリーの熟した黒系果実の濃厚な風味が際立っており、アルコール度数が低い為、バラやスミレのような繊細な香りも漂います。
濃厚でしっかりとした口当たりがありつつも、穏やかな渋みが滑らかな飲み心地を与えてくれます。
アルコール度数の低さから、ワイン初心者やアルコールが苦手な人にとっても親しみやすく、また、シラー種ならではのワイン自体のフルボディ感もありワイン愛飲家の方とも一緒に楽しめるのが、MAGIC HOURの魅力の一つ。
程よい甘さの低アルコールワインは、ワイン単体でも美味しく、さらには食事の風味を邪魔せず多彩なマリアージュを叶えます。 大勢の人がいるパーティーシーンで重宝される、華やかな見た目と味わいを兼備した1本!
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シュワっと甘口の泡
シードル・ドゥ ドメーヌ・ド・コックレル
ドメーヌ・ド・コックレルは、1937年モンサンミシェルから数キロ離れたマンシュ県のミリーにあるマノワールデュコケレルで設立されました。
ノルマンディーの約40種類のリンゴや洋ナシを用いて、リンゴのブランデーであるカルヴァドスやシードルを生産しています。
リンゴ園では、ミツバチによる受粉や、牛や羊が草を食んで除草するなど生態系と環境に配慮したリンゴ作りがされており、9月中旬から11月末にかけてリンゴがしっかりと熟すのを待って収穫をします。
こうして収穫された数種類のリンゴを混ぜ合わせることで味わいのバランスを整えます。
ほんのりとした甘さの甘口シードル。
りんごのフレッシュなフルーティーさにすっきりとやさしい甘味が感じられ、アルコール度数が2.5%とかなり低アルコールなので、ごくごくと飲めるシードルです。
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