カレラ
Calera
ヴィリエ カレラ・ワインズ
カレラの中でも最大のピノ・ノワールの区画で、1997年に植樹されました。 ミルズ・ヴィンヤードに隣接し、ジャンセン・ヴィンヤードにも非常に近くに位置します。タンニンが強いため初リリースが遅れた、と言われています。 このド・ヴィリエ・ヴィンヤードは、当主ジョシュ・ジャンセン氏とカレラの最初から21世紀までの遍歴を記録にとどめた『The Heartbreak Grape(日本語訳:ロマネ・コンティに挑む~カレラ・ワイナリーの物語~)』の著者、マルク・ド・ヴィリエ氏の名に因んで命名されています。
カリフォルニアでピノ・ノワールの最初の成功者となったジョシュ。今や、カリフォルニアのピノ・ノワールの巨匠とまで言われる彼は、フランスのブルゴーニュを越えるワインは絶対に造れないとまで言われていた定説を覆したことで有名になりました。
1971年から2年の年月を費やして石灰岩がある土地を探しました。そして、ようやくサンフランシスコから南に 150キロ、大西洋から40キロメートル内陸に入った、カリフォルニアで最も高い標高 2,200フィートのマウント・ハーランの頂上近辺に石灰質が豊富にある冷涼な土地を見つけ出したのです。
ジョシュは収穫した葡萄を醸造所の一番上まで車で運び、平地の醸造所で行われているポンプでくみ上げたりする方法ではなく、テラスの段差を利用したグラヴィティ・フロー(重力流動ワイン)による醸造所を造り始めました。
※「カレラ」はスペイン語で「石灰(ライムストーン)焼き窯」と言う意味です。
※「カレラ」はその3フィートの高さのある石灰焼き窯をロゴにマークとしているのです。