Chateau Ausone | |
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▽ロバート・パーカー氏のシャトー・オーゾンヌの評価 | |
『サンテミリオン村の石灰岩の丘の斜面の有利な場所に位置するこの有名なシャトーは、1990年代半ば以降アラン・ヴォーティエがたった一人で管理しており、今もオーゾンヌの品質をどんどん向上させている。 彼の見事な運営のおかげで、このシャトーは50年~100年も持つような評価の基準となるようなワインを常につくり続けている。』 『出来る限りよいワインをつくるための費用は惜しまず、その結果、ここの並外れたテロワールがよりよく表現されたワインができた。』 『アラン・ヴォーティエの肩入れによって、オーゾンヌはついにその神話的な地位にふさわしいワインを生み出すようになったのだ。』 | |
~ロバート・M・パーカーJr.著「ボルドーBordeaux第4版」~ | |
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世界遺産の村サンテミリオンの歴史的シャトー | |||||||
サンテミリオン地区において素晴らしいワインを生み出す区域はコート(高台の意)とグラーヴ(砂利の意)と呼ばれるふたつに大別され、コートでは粘土石灰質土壌のため主にメルローが、グラーヴでは砂利質のためカベルネが栽培されています。 後者のグラーブの筆頭がシャバルブランであり、前者の筆頭がこのオーゾンヌです。 サンテミリオンの丘”の急斜面に、シャトー・オーゾンヌのブドウ畑が、そしてその一番高い丘の頂上にシャトーがあります。 この畑の位置は数あるサンテミリオンのブドウ畑の中でも、最良の場所にあるものの一つであることは間違いありません。 また、ガロ・ロマーノ時代の砕石場の跡地を利用したオーゾンヌのワインカーブはとても有名で、興味をかきたてられるものです。 オーゾンヌはこの恵まれた土地に合計「7ha」のブドウ畑を所有しており、カベルネ・フランが55%、メルローが45%の比率でブドウを栽培しています。 シャトーの名前はAD310年頃ボルドーに生まれ、ローマ皇帝グラティアヌスの家庭教師も務めた詩人アウソニウスから由来しています。 現在のオーゾンヌのあたりは彼のぶどう園の跡地とも言われています。 現在の畑のかたちになった1786年以降オーゾンヌは、サンテミリオンの卓越したワインとしての名声を築いてきました。 1995年以降、オーナーであるアラン・ヴォーティエ氏自身が陣頭指揮を執り完熟したブドウの使用、タンクではなく小樽でのマロラクティック発酵。セカンドワインの導入とともにブドウの選別を厳しくすることなど、コンサルタントのミシェル・ロラン氏のアドバイスのもと大改革をとげます。 この年以降、常に天候に左右されない素晴らしいワインを安定して生み出し続けています。 オーゾンヌの生産量は5つの1級シャトーと右岸のシュバル・ブラン、ペトリュスを合わせた、いわゆる8大シャトーの中で2万本と最も生産量が少なくこれだけ有名であるにもかかわらず希少性の高いものとなっています。 | |||||||
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