Robert Arnoux ロベール・アルヌー “一回り小さなDRC!” |
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ロベール・アルヌーはヴォーヌ・ロマネ村で5代の歴史をもつ優れたドメーヌです。 ロマネ・サン・ヴィヴァン、エシェゾーなどのグランクリュの畑を筆頭に、コート・ド・ニュイ地区に14haの畑を所有しているドメーヌで、元薬剤師のキャリアを持つパスカル・ラショー氏がワイン造りの指揮を執るようになってから、数々の改革を実現し、劇的にその品質を向上させました。 栽培に関しては、リュット・レゾネ(減農薬農法)を実施しています。土壌を大切にし、土壌の持ち味をぶどうに反映させるため、10年程前からは除草剤も殺虫剤も使っていません。それが健全で完熟したぶどうを得るために必要なことと考えているからです。リュット・レゾネ(減農薬農法)を実践していますが、そのことを売り文句にすることに興味はなく、それがワインの出来に繋がらなくては意味がないと考えています。 収穫は手摘みで行い、摘み取ったぶどうの房がつぶれないよう、小さなカゴを使います。梗は100%除梗、果実の15%ほどだけを破砕し、約18~22日間かけて発酵させます。 熟成の際の新樽の使用率は、村名クラスで30%、1級で60%、グラン・クリュは100%で、ワインにより14~18ヵ月間樽熟成します。 清澄作業もしませんし、フィルターもかけません。 瓶詰め後は、6~10ヵ月ほど寝かせてから出荷をします。 ロベール・アルヌーのワインは、村名クラスでは心地よい素直な美味しさを感じさせてくれますが、1級になるとグンと凝縮感が増し、余韻も非常に長くなります。さらに特級クラスになると、そこにエレガントさも加わり、無類の幸福感を与えてくれます。 |
“ピノ・ファン”とは何? この聞き慣れない単語は、“ピノ・ノワール”という誰もが認める高貴品種の中でも、果粒が小さく、秀逸性がある亜種を指すもので、かのロマネ・コンティも実はこの“ピノ・ファン”から造られているのです。 ピノ・ファンは戦前のブルゴーニュにおいては今よりも一般的な存在でしたが、病気への耐性が弱く、栽培が難しいために、段々とこれを栽培する生産者が少なくなりました。しかし今でも一部の秀逸な生産者の間でピノ・ファンは優性品種として大事に育てられているのです。 ワイナート49号(2009年3月号)の特集記事はずばり"DRC"!! ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ社のオーナーであるオベール・ド・ヴィレーヌ氏やアンリ・フレデリック・ロック氏へのインタビューなど、非常に濃密な内容が載っています。 そこでのヴィレーヌ氏の発言は、ピノ・ファンへの情熱的な思いが強く反映されたものでした。 |
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「私の重要な使命は、ピノ・ファン(昔から続く、粒と房の小さい、良質なピノ・ノワールのこと)を守ること。」 「今は少し時間ができたので、コート・ドールがユネスコ世界遺産になるよう働きかける組織の長をしている。世界遺産になると、我々だけではなく、栽培家全員に、昔のものを保存する義務が生じる。即席の見返りやスピードに支配された現代において、それがピノ・ファンとコート・ドールの畑を破滅から守る方策なのだ。ワイン造りにおいては、忍耐と長期的視点が大事なのだと教えたい。ドメーヌで働く人にも、今、目の前にある物事の背景に何があるのかを考えよと言う。私には、貴重なものを守る責任がある。」 |
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『一回り小さなロマネ・コンティ』と呼ばれる ヴォーヌ・ロマネの名門「ロベール・アルヌー」の実力を是非お試し下さい! |
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