Domaine Meo-Camuzet / Vosne-Romanee
ドメーヌ・メオ‐カミュゼ / ヴォーヌ・ロマネ
ドメーヌ・メオ・カミュゼ Domaine Meo-Camuzet
ドメーヌ メオ カミューゼは20世紀の始めに、コート ドールの国民議会議員であり、ヴォーヌ・ロマネのワイン生産者であったエチエンヌ・カミュゼ氏によって設立されました。
クロ・ド・ヴージョやコルトン、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュの特級、1級、村名など、一連の素晴らしいアペラシオンはエチエンヌの尽力によるもので、特に彼が入手したクロ・ヴージョのブドウ畑は最良の場所に位置していました。
元詰めを始めたのは 1985年から(ヴィンテージは1983年から)で、ブルゴーニュワインの神様といわれる名醸造家アンリ・ジャイエ氏が1988年まで醸造顧問をつとめていましたが、1989年にジャイエ氏からアドバイスを受けたジャン・ニコラ・メオがドメーヌを引き継ぎました。
メオ・カミュゼのワイン造り
ワイン造りはジャイエ・スタイルを継承し、ブドウは完全除梗したのち、自然に発酵が始まる前に3日から5日間もろ味果汁と一緒に約15℃の温度で冷却浸漬されます。発酵中、34℃から35℃を越えないように常に温度管理されます。
ワインはその後、好条件でワインの熟成が保たれるように、仕込みタンクから樫の新樽に移されます。樽はワインに適度な酸素とのコンタクトをもたらし、ワインを安定化させ、またワインによく合うアロマをもたらし、ワインの本来持っているアロマをも引き出してくれます。このようにして、ジャイエのワインと同じように風味に深みがあり、果実味のインパクトも強く、とても印象的なワインが生まれてきます。グラヴィティ・フロー(重力を用いた瓶詰め方法)で、ノンフィルター、例外がなければノンコラージュが基本です。
人が手を加えることで、ワインが本来持っている自然の良さをなくさないよう、素材の良さを尊重すること、ワインを本来あるがままの姿で扱うこと、生きている成分を考慮すること。以上のことは、メオ・カミュゼのフィロソフィーである
“To express fully the characteristics of soil, climate and land within the context of what nature provides each year.=毎年自然によって生みだされる土壌や気候、土地の特徴を最大限に表現すること”
すなわち、自然に対して受身の態勢で居るということではなく、自然がより良い形で生み出されるように寄り添って、自然の成り行きを助けていくことを意味しています。
このようにして造られるメオ・カミュゼのワインは、黒バラやダーク・チェリーの溢れるような香りに満ち、独特の優美でエキゾチックな風味を持ちます。