ドメーヌ・ルフレーヴの特徴と通販での選び方
フランス屈指の銘醸地ブルゴーニュを代表する生産者の一つ「ドメーヌ・ルフレーヴ」。
世界最高峰と称される白ワインを生みだし、世界中のワイン愛好家を魅了しています。
こちらでは、そんなドメーヌ・ルフレーヴの特徴をご紹介いたします。
ドメーヌが設立されたのは初代当主であるジョセフ・ルフレーヴ氏。1905年に一族の畑を受け継いで立ち上げました。
ジョセフ・ルフレーヴ氏が亡くなった後は、彼の息子であるジョー氏とヴァンサン氏が2代目当主となります。
彼らは新しい設備を用いて品質管理を行い、ブルゴーニュを代表するワイン生産者としての名声を築き上げたのです。
その後1982年にジョー氏が亡くなると、息子のオリヴィエ氏が経営を引き継ぐことになります。
さらに1990年にはヴァンサン氏の娘アンヌ・クロード氏が加わり、共同で経営を行うようになります。
しかし、オリヴィエ氏は独自で行っていたネゴシアン業(卸売業者)で多忙になったため、1994年頃にはアンヌ・クロード氏が3代目当主として運営を任されるようになります。
アンヌ・クロード氏は2015年に亡くなり、現在はその甥であるブリス・ド・ラ・モンディエール氏が4代目当主として運営を行っています。
それでは、ドメーヌ・ルフレーヴの特徴について見ていきましょう。
こちらのドメーヌの大きな特徴として挙げられるのは、“ビオディナミ農法”を採用していることです。
ビオディナミとは化学肥料を一切使用しない有機農法のことで、土地の土壌や天体の位置などを反映させる独特な栽培方法となっています。
ビオディナミ農法へと転換を始めたのは、アンヌ・クロード氏が経営に加わった1990年代です。
今でこそこのような有機農法は一般的になりましたが、ドメーヌ・ルフレーヴがビオディナミ農法取り入れた当時は珍しいことでした。
アンヌ・クロード氏は土壌微生物学者クロード・ブルギニョン氏の講義をきっかけにビオディナミに興味を持ち、テロワール(ブドウ畑を取り巻く環境)を最大限に活かした栽培を開始します。
1997年には所有するブドウ畑の全てをビオディナミ農法に移行し、ビオディナミの先駆者となったのです。
味わいの特徴はどうでしょうか。
まずドメーヌ・ルフレーヴが所有する畑は、ブルゴーニュを代表する白ワインの産地「ピュリニー・モンラッシェ」に位置しています。
その広さは約25haと広大にもかかわらず、そのほとんどがグラン・クリュ(特級畑)やプルミエ・クリュ(一級畑)だというのですから驚きです。
そして、そんな偉大な畑で造られる高品質なブドウを使用したドメーヌ・ルフレーヴのワインは、非常にクリアで上品な味わいに仕上がっています。
テロワールの個性がしっかりと表現されており、まさに”貴婦人”のような気品溢れる優雅な味わいが特徴だと言えるでしょう。
こちらでは、シャルドネの特徴を詳しくご紹介いたします。
シャルドネ
シャルドネは最も人気の高い白ブドウ品種の一つで、世界中で広く栽培されています。フランス・ブルゴーニュ地方が原産とされており、マコネ地区のシャルドネ村が発祥の地とされていますが、現在まで証明はされていません。
小さな粒と薄めの果皮を持ち、熟すのが早い品種であることから、冷涼な気候の産地でも栽培が可能です。
環境への適応力が高さがシャルドネの長所であり、どの産地でも良質なワインを造れる点が人気が高い理由の一つでしょう。
ブドウ自体にはあまり目立った個性はなく、栽培される産地のテロワールや、生産者が採用する醸造方法などによって味わいに違いが出ます。
冷涼な気候の産地ではすっきりとした味わいに、温暖な産地ではまろやかな味わいになるなど、様々な表情を見せてくれるブドウです。
そしてドメーヌ・ルフレーヴが所有する畑が位置するピュリニー・モンラッシェは、”白ワインの女王”と称されるほどのワインを生みだす銘醸地として知られています。
全体的に泥灰土の土壌を持ち、日当たりが良いことから、シャルドネの栽培に非常に適した環境なのです。
なめらかで上品な味わいに仕上がり、最高峰のシャルドネと称されるワインが生み出されています。
購入を検討されている方や、初めて購入される方は是非こちらを参考にお選びください。
ドメーヌ・ルフレーヴの選び方
ドメーヌ・ルフレーヴの特徴は、所有するブドウ畑のほとんどがグラン・クリュまたはプルミエ・クリュで構成さていることです。その中の一つである「バタール・モンラッシェ」は11.7haほどのグラン・クリュで、バタールはフランス語で”庶子”を意味します。
この畑の名前が入っているワインは、ドメーヌ・ルフレーヴの中でも最上級のものです。
ちなみに、もう一つのグラン・クリュは「モンラッシェ」の下の斜面に位置し、粘土を多く含んだ土壌が特徴です。
こちらから造られるワインはバターのような濃厚なブーケがあり、強い果実味がある肉付きの良いスタイルとなっています。
高品質なシャルドネワインをお探しの方、果実味が豊富な味わいがお好みの方にはおすすめです。
また、所有する全てのブドウ畑でビオディナミ農法が採用されていることも特徴の一つです。
ビオディナミ農法は化学肥料を使用しない有機農法であり、自然の力を重視したブドウ栽培が行われています。
テロワールの個性が最大限に表現されていますので、気品あふれる優雅な味わいを堪能できるでしょう。
長い歴史を持つドメーヌ・ルフレーヴは、世界から高い評価を受ける生産者でもあります。
権威ある英国のワイン評論誌「デキャンタ」において、世界一の白ワイン生産者に選出されたこともその中の一つです。
また、2014年には「ワインメーカーズ・ワインメーカー」に選出されるなど、ブルゴーニュを代表する最高の造り手として評価されています。
このように世界が認めるワインを生みだす生産者ですので、その品質の高さと味わいは間違いないでしょう。
そのため、ワインを飲み慣れた上級者の方はもちろん、初めてブルゴーニュの白ワインを購入されるお客様にもおすすめです。
ドメーヌ・ルフレーヴの楽しみ方
ドメーヌ・ルフレーヴのワインは、偉大な畑から生まれる貴婦人のようなエレガントな味わいが特徴です。“世界一の白ワインメーカー“との呼び声も高いドメーヌですので、単体でお飲みいただいても充分にお楽しみいただけます。
洗練されたアロマと上品な果実味を持ちますので、合わせるなら鯛のソテーやオマール海老のグラタンなど、魚介を使ったお料理とのマリアージュ(相性)が良いでしょう。
また、ウォッシュタイプのチーズにもよく合いますので、エポワスをおつまみにお楽しみいただくのもおすすめです。
飲み比べる場合はどうでしょうか。
ドメーヌ・ルフレーヴのワインに使用されているシャルドネは、テロワールや醸造方法によって味わいに違いが出る品種とされています。
そのため他のブルゴーニュ産のワインを飲み比べて、違いを比較してみると面白いでしょう。
比較の候補となってくる白ワインは、「エティエンヌ・ソゼ」です。
150年ほど前からブドウ栽培を行っていたとされる長い歴史を持つ名家で、ブドウ栽培から瓶詰に至るまで一貫して行う「元詰め」の先駆者としても知られています。
エティエンヌ・ソゼはルフレーヴと並ぶピュリニー・モンラッシェの二大巨頭の一つと称されていますので、もし飲み比べる事が出来たら贅沢ですね。
ご自身で飲むだけでなく、記念日の食事会や高級パーティの持参品としても最適です。
大切な方やワイン好きの方への贈り物に選んでいただいても大変喜ばれるでしょう。
世界が認めるブルゴーニュを代表する最高の造り手「ドメーヌ・ルフレーヴ」。
“ピュリニーの至宝”とも称される優雅な味わいを、この機会にご堪能されてみてはいかがでしょうか。
人気が高い生産者のためワインショップソムリエでも貴重な入荷となりますので、見かけた際はお早めのご購入をおすすめいたします。
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