ローラン・ペリエ
Laurent-Perrier
ローラン・ペリエ | LAURENT PERRIER
ローラン・ペリエ社は英国王室と親交が深く、1998年に「プリンス・オブ・ウェールズ」(イギリスの皇太子)の称号を受けました。また家族経営のシャンパンメゾンとして第1位の規模であり、独創的なラインナップを持っています。かのロバート・パーカー氏は『ワインバイヤーズ・ガイド』で最高得点である5つ星を献上しております。
2012年4月29日、ウェストミンスター寺院でのウイリアム王子とキャサリン・ミドルトンさんの結婚式の夜、バッキンガム宮殿にて、王子の父、チャールズ皇太子主催の晩さん会が開催され、「ブリュットL.P.」のマグナムボトルとロゼが招待客に振る舞われました。
ローラン・ペリエの特徴と通販での選び方
繊細な泡と華やかな印象を持つシャンパン。
そんなシャンパンの中で、特に注目を浴びているのが「ローラン・ペリエ」です。
それではローラン・ペリエとは一体どんなシャンパンなのか。こちらで詳しくご紹介いたします。
その理由の一つは、英国王室御用達ということです。
ローラン・ペリエ社は英国王室との関りが深く、「プリンス・オブ・ウェールズ(イギリスの皇太子)」の称号を受けています。
ウィリアム王子とキャサリン妃の結婚式の晩餐会では、ローラン・ペリエのシャンパンとロゼが振る舞われました。
チャールズ皇太子のお気に入りのシャンパンとしても知られており、今日に至るまで英国王室お墨付きのシャンパンになっています。
そして、もう一つはワイン評論家ロバート・パーカー氏から高い評価を受けたことです。
世界で最も影響力があるとされているロバート・パーカー氏の「ワインバイヤーズ・ガイド」で、最高得点の5つ星を獲得しました。
また、ローラン・ペリエの品質の高さは世界中の料理人から認められており、フランス国内外の最高級レストランで採用されています。
それだけにとどまらず、多くの文化人、世界のVIP御用達シャンパーニュとしても有名です。
このことからも、ローラン・ペリエが格式高い最高品質のシャンパンであることがお分かりいただけるでしょう。
そんなローラン・ペリエの歴史の始まりは、1812年までさかのぼります。
元樽職人のアンドレ・アルフォンソ・ピエルが、シャンパーニュ地方のトゥール・シュル・マルヌ村にネゴシアン(卸売業者)を設立。
その後、醸造責任者である息子のウジョーヌ・ローランと、妻のマティルド・エミリー・ペリエが引き継ぐことになります。
これにより2人の姓を一つにした、「ローラン・ペリエ」という名が生まれました。
そして、1920年にはイタリアへの輸出を開始し、世界的なブランドとして進出します。
しかし、順風満帆とはいかず、世界恐慌などにより経営は悪化。ローラン・ペリエは低迷してしまいます。
それを立て直したのは、別ブランドのマリー・ルイーズ ランソン・ドゥ・ノナンクールでした。
マリー・ルイーズ・ランソン・ドゥ・ノナンクールはローラン・ペリエを買取り、経営向上に向け力を尽くします。
その結果、最高の評価を得るメゾン(生産者)として、名を高めることに成功しました。
その後、1949年には息子であるベルナール・ドゥ・ノナンクールに引き継がれます。
ベルナールは4年間の修行をしており、シャンパーニュの醸造、営業についてなど様々なことを学んでいました。
そして、修行で得た豊富な知識と経験を活かし、メゾンの革新を開始させるのです。
「シャンパンに対する情熱」「自然と人を大切にすること」というメゾンの信条のもと、伝統を守りつつ、よりメゾンを成長させていきます。
ベルナールの精力的な革新により、ローラン・ペリエは現在ではなんと約150以上の国に輸出される世界的メゾンとなりました。
ローラン・ペリエのフレッシュでエレガントな味わいと高い品質は、世界中のワイン愛好家を魅了し続けています。
こちらでは、それぞれの品種の特徴をご説明します。
ピノ・ノワール
ピノ・ノワールは世界中で栽培されている品種で、栽培面積は世界10位です。国や地域によって呼び方が異なり、ドイツでは「シュペート・ブルグンダー」、イタリアでは「ピノ・ネロ」と呼ばれています。
原産地はフランスのブルゴーニュ地方。4世紀頃には栽培されていたという古い歴史のある品種です。
ブドウ自体の特徴としては、粒の大きさは中くらいで果皮は薄め。
そして、軽口でタンニンが少ないため、飲みやすいワインに仕上がります。
ベリー系などの果実味や華やかな花の香り、さらにスパイスも感じられ、複雑で魅力的な香りが特徴的です。
ピノ・ノワールは世界中で栽培されているブドウですが、果皮が薄いため、病気に強くありません。
そのため栽培が難しい品種とも言われ、今のところ栽培に成功している産地自体は多くないのが現状です。
原産地であるブルゴーニュ地方で造られる高級ワインは、ほぼピノ・ノワール100%となっています。
一方で、ローラン・ペリエ社のあるシャンパーニュ地方では、ピノ・ノワールはブレンド用のブドウとしても使用されます。
実際にローラン・ペリエのシャンパンはシャルドネとピノ・ノワール、その他のブドウ品種がブレンドされているのが特徴です。
ただし、ロゼではピノ・ノワール100%で造られている商品も存在しています。
シャルドネ
シャルドネは栽培面積が世界5位という、人気の高い白ブドウ品種の一つです。ピノ・ノワールと同じく原産地はフランスのブルゴーニュ地方。
マコネ地区のシャルドネ村で生まれたと言われていますが、現在まで証明はされていません。
一般的にあまり個性のない品種とされているシャルドネですが、土地や環境によって味わいが変わるブドウです。
例えば、温暖な産地ではコクのある味わいに。逆にローラン・ペリエ社のあるシャンパーニュ地方のように冷涼な産地では、すっきりとした味わいになります。
さらにシャンパーニュ地方は水はけの良い石灰土壌のため、そこで育つシャルドネはミネラル味が豊富です。
シャンパーニュ地方で造られる世界最高峰のスパークリングワインでは、主要品種としてシャルドネが多く採用されています。
また、シャルドネは環境への適応力が高く、どの産地でも上質なブドウが育ちます。
個性が少ない品種ではありますが、様々な表情を見せてくれるポテンシャルの高いブドウだと言えるでしょう。
ローラン・ペリエでは、このシャルドネを高い割合で使用しつつ、職人技ともいえる完璧なブレンドで、フレッシュさとエレガントさを両立させたワインへと仕上げています。
購入を検討されているお客様は、是非こちらを参考にしてください。
ローラン・ペリエの選び方
ローラン・ペリエにはシャンパンとロゼがありますので、それぞれの味わいについてご説明します。まず、シャンパンは厳選された良質なブドウを使用しています。
シャルドネとピノ・ノワールをブレンドされることによって、軽やかで繊細な味わいが生まれるのです。
また、通常のシャンパンは最低でも18か月の熟成ですが、ローラン・ペリエの熟成期間はなんと4年。
それほどまでの長期間の熟成を経ているため、軽やかでありつつ、深みや酸味もある絶妙なバランスに仕上がります。
辛口を意味する「ブリュット」が主力商品となっており、年代の表記がないノンヴィンテージでも楽しめるワインが人気です。
一方で、特にブドウの品質が良かった年は特徴の際立つヴィンテージが造らており、「ローラン・ペリエ ブリュット ミレジメ」として世に出されています。
続いて、大人気のロゼである「ローラン・ペリエ・キュヴェ・ロゼ」。
こちらはピノ・ノワール100%で造られており、凝縮感のある上品な味わいが特徴です。
シャンパンと同じように厳選されたブドウを最大72時間漬け込み、豊かな果実味を抽出させています。
さらに、最低4年の熟成を経ているため、フレッシュさと骨格を感じられます。
また、きめ細やかな泡と輝くサーモンピンクの色味が、非常に華やかな印象です。
シャンパンとロゼ、どちらも長期熟成されていますので、深みのあるエレガントな味わいとなっています。
味わいに多少の違いがありますが、どちらを選んでもローラン・ペリエの素晴らしさを感じられるでしょう。
ローラン・ペリエは英国王室御用達、ロバート・パーカーから高評価を得ている実力派のワインであり、近年ではキャセイ・パシフィック航空やJALのファーストラウンジでも提供されています。
世界中から愛されているシャンパンを造りだしているメゾンとだけあって、その品質の高さは間違いないでしょう。
そのため、上級者の方にはもちろん、初めてシャンパンを購入されるお客様にもおすすめです。
また、ローラン・ペリエのロゼは非常に飲みやすく上品なので、女性からも大好評を得ています。
ローラン・ペリエの楽しみ方
ローラン・ペリエは4年という長い熟成期間を経ているため、購入後すぐに開栓していただいても充分にお楽しみいただけます。ノンヴィンテージ(年代の表記がないもの)が主流になっていますので、そこまで飲み時を意識せず気軽に楽しめるでしょう。
もちろん熟成させることによって深みが増しますので、ヴィンテージのもので変化を楽しみたい場合は少し寝かせてから飲むのもおすすめです。
単体でもお楽しみいただけるローラン・ペリエですが、料理と一緒に楽しむことでより味わいを感じられます。
シャンパンは軽やかでフレッシュな味わいなので、魚介系や鶏肉とのマリアージュが良好です。
特にローラン・ペリエのブリュット(辛口)はスッキリしているので、魚介系や鶏肉以外にも様々な料理と合わせやすく、使い勝手が良いことも魅力の一つだと言えるでしょう。
そしてロゼは豊かな果実味とフレッシュな香りを感じられるので、生ハムやクリーミーなチーズと相性が良好です。
おつまみやメインに合わせる他にも、デザートを食べる時に飲むワインとして使用することもできます。
たとえばベリー系のフルーツを使用したデザートと合わせると、よりローラン・ペリエの持つ香りを楽しむことができます。
ロゼもまた幅広い料理との相性が良く、飲むごとに新たな発見が得られるでしょう。
ローラン・ぺリエのシャンパンはグラスに注ぐときめ細かい泡と澄んだ色味で、テーブルを華やかにしてくれます。
特にサーモンピンクが映えるロゼは普段の食事に用いるだけではなく、女子会やパーティ、そして結婚式の晩餐会などの特別な日にも最適でしょう。
それでいて品質の高さは文句なしですので、大切な方への贈り物としても非常におすすめです。
その品質から世界的に愛される王室御用達シャンパーニュ「ローラン・ペリエ」。
とても人気のあるシャンパーニュですので、是非この機会にご堪能されてみてはいかがでしょうか。"
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