Chateau Larrivet-Haut-Brion Blanc |
ボルドー地方のグラーヴ地区にあり、オーブリオンの名を関するシャトーの一つです。 歴史は14世紀まで遡ることができますすが、1970年代、80年代は十分な手入れ行わず低迷していました。 シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンは長い歴史を持つ、美しいシャトーです。 何度か所有者を変え、また名前も時代によって変わりました。 記録によるとシャトー・ド・カノル、ラ・リヴェット、シャトー・ブリオン・ラリヴェといくつもの記載がみられますが、一番確かなものは、1874年時点での所有者エルネスト・ローランの頃で、これがシャトー・オー・ブリオン・ラリヴェの名前で取引されています。 1893年にも今一度所有者を変えますが、その後大恐慌となった1930年からは全くワインが造られない時期もありました。 |
 !important; | 1941年に、ジャック・ギユモー氏が所有者となり、1949年にシャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンという現在の名前になりました。 1996年からは著名な醸造家ミシェル・ロランをコンサルタントとして招き、完熟した葡萄のみを手摘みで収穫し厳しく選果する手法を導入し、元々恵まれたテロワールであった事から見事な復活を遂げました。 赤、白ともに近年評価は高まっており、特にペサック・レオニャンというボルドー白ワインの銘醸産地から作られるこの白ワインは、高い評価を得ています。 因みにボルドーで最も高値の白ワインは、5大シャトー「オー・ブリオン」が造る、このペサック産の白ワインで、近年では10万を超える価格で取引されることもあります。 |
『ラリヴェ=オー=ブリオンの所有者、クリスティーヌとフィリップ・ジェルヴォゾンは、この美しいシャトーをボルドーの本格的な生産者の一員に復活させるのに、大変な努力をした。マラルティック・ラグラヴィエール、オー・ベルジェイ、ピック・カイユーと同様、ぺサック・レオニャンのこのシャトーも品質に再びこだわりを見せるようになった。その結果、長い凡庸の期間を経てかなりよくなった。 1998年以降すべてのヴィンテージが注目に値する。 ラリヴェ・オーブリオンはヨーロッパのワインの関係者の間では名高いが、米国では最近あまり見かけることがなくなった。レオニャンに近いグラーブ南部に位置するブドウ畑は、このシャトーよりも知名度の高いオー・バイイに隣接している。木陰の多い、大庭園のような雰囲気の木々の間に魅力的な塔が立つこのシャトーは、ここ5年ほどの間に劇的に良くなった。リブルヌの有名なエノロジスト、ミシェル・ロランが招かれて、収穫を遅らせるとともに厳格な選別を実施したため、私が味わったラリヴェ・オーブリオンの中で最上のワインが生み出された。ブドウ畑はかなりの樹齢に達しており、また土壌も純粋な砂利質であるため、このシャトーは途方もなく向上する可能性を秘めている。 』 |