PERRIER-JOUET BELLE EPOQUE/ ペリエ・ジュエ ベル・エポック・ロゼ
ペリエ・ジュエの歴史
1811年、フランス・シャンパーニュ地方、エペルネの地にピエール・ニコラ・マリー・ペリエとその妻アデル・ジュエの二人の名前を取ってペリエ・ジュエ社は創立されました。
シャンパーニュ地方でも最高峰の特級畑を中心に、65haの自社畑を所有しています。
1861年には英国ビクトリア女王御用達となり、
さらにフランス王室御用達の命を受けました。
ボトルにはアール・ヌー ヴォーを代表するガラス工芸作家である「エミール・ガレ」がデザインしたアネモネがあしらわれていることで
有名です。
また、ペリエ・ジュエはシャンパーニュに辛口の概念を持ち込んだ先駆者でもあります。
19世紀初頭まで各メゾンこぞって甘口一辺倒であったシャンパーニュを、顧客の嗜好に合わせて糖分添加を行わないことで他社に先駆けて世界初の「辛口シャンパーニュ」を世の中に送り出しています。
ベル・エポックの由来
ペリエ・ジュエの3代目社長アンリ・ガリスとエミール・ガレは友人関係にあり、二人が共に生きた時代はまさに「ベル・エポック(美しき優雅な時代)」でした。
この時代は生活全体に良質な芸術性を求めたアール・ヌー ヴォーが生まれた時代であり、1902年、アンリ・ガリスはエミール・ガレにペリエ・ジュエのシャンパンの
ボトルのデザインを依頼しました。
当時既に白血病を患っていたガレは1904年、自らのデザインしたボトルが世にリリースされるのを見ることも無く、この世を去ることになりました。
そしてこのボトルもまた第一次世界大戦の戦乱の中、ガレの死を悼むかのように封印され、その後長きにわたりペリエ・ジュエのメゾンの地下カーヴで眠り、人目に晒されることはありませんでした。
ガレの死から60年後の1964年、当時の社長であったミシェル・ビュダンとセラーマスターのアンドレ・バブレがセラーに眠るガレがデザインしたボトルを発見しました。
アンドレ・バブレはそのボトルの美しさに感銘を受け、このボトルのイメージに相応しいシャンパーニュを造ることを決意したのです。
「ボトルに描かれている白いアネモネの花が、シャルドネの持つ繊細さをものの見事に表現している」と、特級畑のシャルドネを主体としたスペシャル・キュヴェを醸造し、5年の熟成を経て、1969年にリリースされることとなりました。
このシャンパーニュこそが「ベル・エポック」たる由縁です。
ガリスとガレが生きた時代の名を付けたこのシャンパーニュは、その繊細でエレガントな味わいと、優美で気高いボトルデザインが一世を風靡し、「フルール・ド・シャンパーニュ(シャンパンの華)」と称されるプレミアムシャンパーニュへと仲間入りを果たしました。
人気の「ベル・エポック」シリーズ中特に人気を集めるロゼ
大人気シャンパーニュ、「ベル・エポック」の中でも、とりわけ希少で特別といわれるロゼ。
かつてモナコ公国グレース・ケリー大后妃がこよなく愛したことで知られており、現在もモナコ公国の式典で振舞われている1本です。
バラや芍薬の花のデリケートな香りに続く、木苺やラズベリーの香り。アロマのフレッシュさにバランスが加わり見事な調和。シルクのような舌触りは繊細で、長期熟成を感じさせるワインです。