シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュの特徴と通販での選び方
優れたワインを生みだす銘醸地「ぺサック・レオニャン」の中でも、優良シャトーの一つとして挙げられるのが「シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン」です。
こちらでは、そんな優良シャトーで造られている赤ワイン「シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュ」の特徴と通販での選び方をご紹介いたします。
ボルドー地方の中でも南に位置し、メドックなどに比べてやや温暖な気候であることから、全体的に柔らかく厚みのあるワインが特徴です。
そんなぺサック・レオニャンの中心部に位置するのが、「シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン」。
14世紀まで遡ることができる長い歴史を持ち、美しさに定評のあるシャトーとして知られています。
所有者が何度か変わっていることから名前も時代によって変わり、かつては「シャトー・オー・ブリオン・ラリヴェ」と名乗っていたこともありました。
樹齢が高いブドウ畑と、純粋な砂利質の土壌で育ったブドウからは、数々の高品質なワインが生み出されています。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュは、砂利質での栽培に適したカベルネ・ソーヴィニヨンと、メルローを主体にブレンドして造られます。
新樽の使用率は約33%。およそ1年半をかけ樽熟成が行われ、その土地ならではのスパイシーで繊細なワインに仕上がります。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンの特徴の一つは、かの有名な「シャトー・オー・バイィ」に隣接する恵まれたテロワールでしょう。(※テロワール・・・土壌や気候などを含んだ自然環境のこと)
しかし、優れた立地条件の畑を所有していながらも、1970年代から80年代にかけて当時の所有者が手入れを怠っていたため、低迷の一途をたどることになります。
そして、転機が訪れたのは1987年。現オーナーであるフィリップ・ジェルヴォゾン氏が所有者になり、最高の品質を求めて積極的に投資を行います。
フィリップ・ジェルヴォゾン氏は共に働くメンバーと価値観を共有することを重視して、優秀な人材の採用を行ってきました。
さらに、1996年には最も著名なコンサルタントとして知られるミッシェル・ロラン氏を招いたことで、シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンは見事に復活を遂げます。
ミッシェル・ロラン氏を招いてから取り入れたのは、完熟したブドウのみを手摘みで収穫し、厳しく選別する手法です。
また、ブドウ畑には灌漑施設を設置したり、良質なブドウを得るために区画ごとに育成方法を変えるなど、丁寧にブドウが造られています。
品質向上のために改革が行われたことや、もともとテロワールが恵まれていたこともあり、シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンのワインは近年劇的に評価が高まっています。
生産量が少ないためヨーロッパ以外の輸出が少なく、実は日本やアメリカではあまり知られていません。
しかし、パリの著名なレストランやホテルなどで使用されるなど、ヨーロッパのワイン関係者の間では名高いシャトーですので、今後さらに注目が集まると期待できるでしょう。
こちらでは、それぞれのブドウ品種の特徴を見ていきましょう。
メルロー
メルローは世界で人気のある黒ブドウ品種の一つであり、世界中で広く栽培されています。青みがかった黒色の中くらいの粒で、やや明るい色調のワインに仕上がることが特徴です。
熟すのが早いタイプであり、果実味が豊富な味わいになります。
また、酸味は比較的低めでタンニンも穏やかなことから、柔らかい印象を持つブドウです。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンの畑では、メルローは55%の比率で植えられています。
ヴィンテージによって異なりますが、多い時には60%ほどブレンドされている主要品種です。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュの特徴は、凝縮された豊満な果実味と、柔らかくまろやかな味わいです。
これらはメルローの持つ特徴を表しており、主体として使用されるメルローがもたらす味わいであることがわかります。
カベルネ・ソーヴィニヨン
カベルネ・ソーヴィニヨンは世界で最も人気の高い黒ブドウ品種で、世界中で栽培されています。耐寒性が優れていること、害虫への抵抗力が強いことなどの利点が、世界で広く栽培されている理由だと言えるでしょう。
分厚い果皮を持つことからしっかりとした骨格のある力強い味わいになり、濃い色調のワインに仕上がります。
また、カシスといった小さな果実の香りと、清涼感のあるミントやピーマンの香りが特徴的です。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンの畑では約40%植えられており、メルローと同じく主要品種として栽培されています。
畑の土壌は表土に小石が混じった砂の層になっているため透水性が高く、カベルネ・ソーヴィニヨンの栽培に適した土壌です。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュは、基本的にメルローの比率を多めにブレンドして造られていますが、ヴィンテージによってはカベルネ・ソーヴィニヨンの割合が多い時もあります。
その他のブドウ品種
上記で紹介した品種の他にも、シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュでは「カベルネ・フラン」が使用されることもあります。所有する畑ではカベルネ・フランは栽培比率5%で、補助的な役割を持つブドウです。
また、ヴィンテージによって異なりますが、およそ10%以下の割合でブレンドされています。
楽しみ方も併せて紹介しますので、購入されたお客様は是非こちらを参考にお試しください。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュの選び方
近年のシャトー・ラリヴェ・オー・ブリオンは、かの有名なワイン評論家ロバート・パーカー氏からも高い評価を受けています。「再び品質にこだわりを見せるようになり、その結果かなり良くなった。1998年以降のすべてのヴィンテージが注目に値する。また、このシャトーは途方もなく向上していく可能性を秘めている。」
厳しい評価で知られている著名ワイン評論家にこのように称されるほどの実力ですので、その品質に間違いはないでしょう。
ワインショップソムリエでは厳選したヴィンテージを取り揃えておりますので、ラインナップの中から安心してお選びください。
また、凄腕のコンサルタントであるミッシェル・ロランが手掛ける本格派ボルドーになりますので、豊かな果実味やしっかりしたタンニンといったボルドーらしい赤ワインをお探しの方にもおすすめです。
リーズナブルかつ高品質なボルドーワインをお求めの場合も、シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュが候補に挙がってくるでしょう。
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュの楽しみ方
シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュは、凝縮された豊満な果実味が特徴的な熟成にも耐える赤ワインです。購入後すぐに開栓してもお楽しみいただけますが、良いヴィンテージでは収穫から8~20年は飲み頃が続きますので、熟成させた味わいがお好みの方は自宅のセラーで寝かせておくのも良いでしょう。
単品で飲み比べる場合は、メドックやクラーヴ地区の格付けシャトーの赤ワインと比較してみるのもおすすめです。
豊かな果実味とほどよいタンニンを感じられる味わいとなっていますので、食事と一緒に楽しむ場合はお肉料理全般と合わせる事が出来ます。
例えば牛肉のステーキや、ビーフシチューなど、比較的味わいがしっかりした料理と合わせると良いでしょう。
また、ブルーチーズとの相性も良好ですので、是非ゴルゴンゾーラをおつまみにお楽しみください。
AOCぺサック・レオニャンの本格派赤ワインとしてはリーズナブルですので、普段のお食事に合わせるほか、ホームパーティーなど気軽なシーンで使いやすいのもうれしいところです。
近年、飛躍的に品質が向上し、さらに評価が高まってきている「シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン」。
そんな優良シャトーから生みだされる極上の赤ワイン「シャトー・ラリヴェ・オー・ブリオン・ルージュ」を、是非この機会に堪能されてみてはいかがでしょうか。
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