モエ・エ・シャンドン
MOET & CHANDON
モエ・エ・シャンドン
モエ社は、シャンパーニュ地方の名門、モエ家の一員であるワイン商、クロード・モエによって、1743年に設立されました。クロード・モエは、ワインの目利きであるのと同時に、頭の切れる商人でもありました。彼には壮大な目標がありました。それは、シャンパンを最高のワインにすること。そして、モエを最高のシャンパンに育て上げることでした。 クロード・モエは、シャンパンをごく少数の人々にのみ親しまれるワインから、ヨーロッパの政治家、宮廷人のお気に入りへ昇華させていきます。彼の尽力により、モエ・エ・シャンドンの名は瞬く間に広まり、王宮へも献上され、当時のフランス王ルイXV世の舌をも虜にしました。
モエ社はシャンパーニュ地方最大級の土地を所有しています。幅広い土壌、品種、クリュの恩恵を受け、最高級の味わいを生み出す環境がそろっています。 ブドウを育てることは、メゾンで最も大切な仕事のひとつ。モエ・エ・シャンドンでは、およそ250名もの経験豊富な栽培担当者が、一年を通じてブドウの成長を入念に管理しています。とりわけ収穫期には、300区画ものブドウ畑を繰り返し見回り、気候条件や成熟条件を見極めながら区画ごとに収穫する日を決めていくのです。収穫日には約3,000人の作業員が、大事に育ててきたブドウの味わいに傷をつけることのないよう細心の注意を払いながら、一房ずつ手作業で摘み取っていきます。こうして収穫された約1.2kgのブドウから、ボトル1本分(750ml)のシャンパンがつくられます。
モエ・エ・シャンドンのシャンパンは、フルーティでフレッシュ、芳醇な風味としなやかな口当たり、きめ細やかな泡を持つ味わいが特長です。 その味わいを愛した人々も、類稀な魅力に溢れています。モエ・エ・シャンドンは、歴史上の偉人から今をときめくハリウッドスター、スポーツ選手まで、多くのセレブリティが集う祝福の場面に立ち会ってきました。ゴールデングローブ賞やベネチア国際映画祭などの映画祭や、全米オープンテニスの授賞式など、世界中の注目を集める晴れの舞台を、華やかに演出しています。
グラン・ヴィンテージ・ロゼ2009 GRAND VINTAGE ROSE
醸造責任者が自由な発想と芸術性により、とりわけブドウの出来が良かった年にのみ造られる、唯一無二のヴィンテージシャンパン。
42番目となるグラン ヴィンテージロゼ2009は、完成度が高く、特にグラン ヴィンテージ コレクションにおける重要な要素をあわせもっています。
トパーズ色が混じる深みのあるピンク、繊細ですぐには消えない泡が特徴で、食欲を刺激する甘美な香りが広がります。ファーストノートが連想させるのは、夏の太陽に照らされた赤い果実の摘み取り、野生のベリー類、ワイルドストロベリー、ラズベリー、これにフローラルもしくは植物系の香りが加わります。バニラとピンクペッパーのかすかな香りが、豊かな熟成度を強調します。
また、口に含んだファーストアタックは、砂糖菓子屋の心躍る品揃え(マシュマロ、ボンボン、綿菓子、リンゴ飴)を目の前にしているようなセンセーションのアロマです。やがて、ナツメグ、乾燥イチジク、ブラックチェリーのノートが現れます。なめらかでやさしいテクスチャーの中でピノ・ノワールが軽やかかつエレガントに自己主張し、ホットかつスパイス感のある余韻です。