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遥か昔、ローマ時代にワイン栽培に最適な場所と見出されたサン・テミリオン。その秘密は複雑な土壌条件にありました。
斜面や谷といった地形的な複雑さに加え、畑の位置によって、さまざまな土壌が組み合わせられ、個性豊かなワインを生み出します。例えば、ワインに華やかな香りとシャープな輪郭を与える石灰質が多い畑もあれば、コクや重みをもたらす粘土質が厚い層を成している土壌もあります。
これらが入り混じり、大きく分けて二つの特徴を持ちます。一つはコート(Cote)と呼ばれる石灰質、粘土質主体でメルロ種に適した土壌です。
もう一つはグラーヴ(Grave)と呼ばれ、砂利や砂礫を含む、メドックにも似た土壌です。こちらではカベルネ・フラン種が多く栽培されます。
気候条件が同じであっても、これら土壌や地形の条件次第で、すぐ隣の畑のワインであっても味わいが全く異なることもあります。そんな複雑で奥深い味わいが楽しめるのがこのサン・テミリオン赤ワインの特徴です。
<楽しみ方>
フルボディで長期熟成が必要といわれるボルドーワインの中でも、タンニンが肌理細かく、柔らかい酒質のため、4年~5年から飲み頃に入り、その後熟成と共に味わいに深みを増していきます。
すぐ飲む場合は、30~60分前に開栓して、空気に触れさせてあげると飲むとき香りがよく開きます。肉料理全般ととても相性が良いです。鶏肉、豚肉、牛肉と、料理を選ばずいろんなメニューにあわせられるのもサン・テミリオンがレストランで使われる理由のひとつ。
また、まろやかで余韻の長い味わいは、醤油や味噌といった、和食の調味料とも相性抜群!肉じゃがや照り焼きといった、家庭の定番メニューでも新しい美味しさが楽しめます。
正式名称はUNION DE PRODUCTEURS SAINT-EMILION、フランスで最も古い協同組合の一つです。
発起人となったのは、ロバート・ヴィルピーグ氏(1881-1964)です。彼はサン・テミリオンのワイン生産者農家に生まれ、栽培技術家として、1905年から1928年まで、シャトー・フィジャックで指揮を執っていました。
世界大恐慌の余波を受け、多くの生産者たちが苦境に陥ったとき、彼がこの危機を乗り越えるため、6つのワイナリーと共に立ち上げたのが、このUDPサンテミリオンでした。1931年に設立し、1932年には、既に最初のワインを作り出しました。この構想は非常に革新的でした。多くのシャトーが共同で醸造設備を使い、倉庫にストックし、販売することで、製造コストを大幅に削減することができただけでなく、それぞれが情報交換することで、品質が良くなっていったのです。
加盟するシャトーが次第に増えていき、現在、AOCサン・テミリオンのワインの12%以上がここで造られています。生産者としての適切な体制と、環境保全への取り組みを重要と考え、ISO 9001、ISO 14001を始め、多くの公的認証を取得しました。
粘土質の土壌にメルロ、砂質土壌にカベルネ・フランと、それぞれの畑の条件に合わせて、最適なブドウ品種を栽培します。収穫する畑ごとに、ブドウはしっかり選別し、他と混ぜないよう注意します。アルコール発酵の前に、低温で醸しと呼ばれる過程を7日間行います。このとき、ブドウの果皮にある香味成分や、ポリフェノールがワインに溶け込み易くなります。その後ステンレスタンクで発酵させます。タンクは全て重力の自然落下で行い、ポンプなどでワインに負荷をかけないよう注意します。発酵中は、上下に攪拌し、果皮からポリフェノールや香りがよく抽出されるようにします。発酵後、ワインはフレンチオーク樽に入れて熟成させます。新樽比率は20~40%程度で、その年の味わいによって調整します。
シャトー・ラ・クロワ・ダルテュス
濃い赤紫の色調、ストロベリーやラズベリー、スグリなど赤い果実のとても生き生きとした香りを感じます。続いてミント、リコリスの甘みのある爽やかな香り。酸味、甘みのバランスがとてもよく、口に含むとまだ若々しく感じます。滑らかな質感と、適度な渋み、余韻に樽の香ばしさが漂い複雑な味わいが楽しめます。肉料理全般によく合います。ローストビーフや、香ばしく焙ったチーズもお勧めです。
|| 商品名
|| テイスティングコメント
遥か昔、ローマ時代にワイン栽培に最適な場所と見出されたサン・テミリオン。その秘密は複雑な土壌条件にありました。
斜面や谷といった地形的な複雑さに加え、畑の位置によって、さまざまな土壌が組み合わせられ、個性豊かなワインを生み出します。例えば、ワインに華やかな香りとシャープな輪郭を与える石灰質が多い畑もあれば、コクや重みをもたらす粘土質が厚い層を成している土壌もあります。
これらが入り混じり、大きく分けて二つの特徴を持ちます。一つはコート(Cote)と呼ばれる石灰質、粘土質主体でメルロ種に適した土壌です。
もう一つはグラーヴ(Grave)と呼ばれ、砂利や砂礫を含む、メドックにも似た土壌です。こちらではカベルネ・フラン種が多く栽培されます。
気候条件が同じであっても、これら土壌や地形の条件次第で、すぐ隣の畑のワインであっても味わいが全く異なることもあります。そんな複雑で奥深い味わいが楽しめるのがこのサン・テミリオン赤ワインの特徴です。
<楽しみ方>
フルボディで長期熟成が必要といわれるボルドーワインの中でも、タンニンが肌理細かく、柔らかい酒質のため、4年~5年から飲み頃に入り、その後熟成と共に味わいに深みを増していきます。
すぐ飲む場合は、30~60分前に開栓して、空気に触れさせてあげると飲むとき香りがよく開きます。肉料理全般ととても相性が良いです。鶏肉、豚肉、牛肉と、料理を選ばずいろんなメニューにあわせられるのもサン・テミリオンがレストランで使われる理由のひとつ。
また、まろやかで余韻の長い味わいは、醤油や味噌といった、和食の調味料とも相性抜群!肉じゃがや照り焼きといった、家庭の定番メニューでも新しい美味しさが楽しめます。
正式名称はUNION DE PRODUCTEURS SAINT-EMILION、フランスで最も古い協同組合の一つです。
発起人となったのは、ロバート・ヴィルピーグ氏(1881-1964)です。彼はサン・テミリオンのワイン生産者農家に生まれ、栽培技術家として、1905年から1928年まで、シャトー・フィジャックで指揮を執っていました。
世界大恐慌の余波を受け、多くの生産者たちが苦境に陥ったとき、彼がこの危機を乗り越えるため、6つのワイナリーと共に立ち上げたのが、このUDPサンテミリオンでした。1931年に設立し、1932年には、既に最初のワインを作り出しました。この構想は非常に革新的でした。多くのシャトーが共同で醸造設備を使い、倉庫にストックし、販売することで、製造コストを大幅に削減することができただけでなく、それぞれが情報交換することで、品質が良くなっていったのです。
加盟するシャトーが次第に増えていき、現在、AOCサン・テミリオンのワインの12%以上がここで造られています。生産者としての適切な体制と、環境保全への取り組みを重要と考え、ISO 9001、ISO 14001を始め、多くの公的認証を取得しました。
粘土質の土壌にメルロ、砂質土壌にカベルネ・フランと、それぞれの畑の条件に合わせて、最適なブドウ品種を栽培します。収穫する畑ごとに、ブドウはしっかり選別し、他と混ぜないよう注意します。アルコール発酵の前に、低温で醸しと呼ばれる過程を7日間行います。このとき、ブドウの果皮にある香味成分や、ポリフェノールがワインに溶け込み易くなります。その後ステンレスタンクで発酵させます。タンクは全て重力の自然落下で行い、ポンプなどでワインに負荷をかけないよう注意します。発酵中は、上下に攪拌し、果皮からポリフェノールや香りがよく抽出されるようにします。発酵後、ワインはフレンチオーク樽に入れて熟成させます。新樽比率は20~40%程度で、その年の味わいによって調整します。
シャトー・ラ・クロワ・ダルテュス
濃い赤紫の色調、ストロベリーやラズベリー、スグリなど赤い果実のとても生き生きとした香りを感じます。続いてミント、リコリスの甘みのある爽やかな香り。酸味、甘みのバランスがとてもよく、口に含むとまだ若々しく感じます。滑らかな質感と、適度な渋み、余韻に樽の香ばしさが漂い複雑な味わいが楽しめます。肉料理全般によく合います。ローストビーフや、香ばしく焙ったチーズもお勧めです。
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
ワイン名 (原語) | シャトー・ラ・クロワ・ダルテュス(CHATEAU LA CROIX D'ARTHUS) |
生産者名 (原語) | UDPサン・テミリオン (UDP SAINT EMILION) |
原産国・地域 | フランス・ボルドー |
原産地呼称 (AOC) | AOC サン・テミリオン・グラン・クリュ |
ヴィンテージ | 2016年 |
ぶどう品種 (栽培面積比) | メルロ90%、カベルネ・フラン10% |
タイプ | 赤ワイン |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
特徴 | ISO9001、ISO14000取得 粘土質の土壌にメルロ、砂質土壌にカベルネ・フランと、それぞれの畑の条件に合わせて、最適なブドウ品種を栽培します。収穫する畑ごとに、ブドウはしっかり選別し、他と混ぜないよう注意します。アルコール発酵の前に、低温で醸しと呼ばれる過程を7日間行います。このとき、ブドウの果皮にある香味成分や、ポリフェノールがワインに溶け込み易くなります。その後ステンレスタンクで発酵させます。タンクは全て重力の自然落下で行い、ポンプなどでワインに負荷をかけないよう注意します。発酵中は、上下に攪拌し、果皮からポリフェノールや香りがよく抽出されるようにします。発酵後、ワインはフレンチオーク樽に入れて熟成させます。新樽比率は20~40%程度で、その年の味わいによって調整します。 |
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