アルベール・グリヴォー
ALBERT GRIVAULT
1879年から続く ムルソーの名門
ブルゴーニュきっての白ワイン銘醸地の一つ「ムルソー」。隣にはピュリニー・モンラッシェ村があり、その優れたテロワールから、ミネラル豊富で味わいに厚みのある、長期熟成の白ワインを生み出すことで知られ、世界的に人気のある産地です。
特級畑を持たないムルソーにあって、実質的に1級畑が最上となりますが、ムルソーの誇る3大プルミエ・クリュのひとつ「ペリエール」の真ん中にある小さなクリマ「クロ・デ・ペリエール」は、万人が別格と認める優れた区画。そして、このクリマを単独所有するムルソーの名門が、アルベール・グリヴォです。
ちなみに、このクロ・デ・ぺリエールは、もしムルソーに特級畑が生まれるなら、この畑が真っ先に候補となる、と言われています。
現在では、単独所有するクロ・デ・ペリエールやペリエール、ムルソーやブルゴーニュ・ブラン、ポマール一級のクロ・ブラン、5つのアペラシオンに合計6haの畑を所有しています。
1980年から、アルベール・グリヴォー氏の孫にあたるミシェル、マルグリッド、ドゥニーズの3人が所有していましたが、実際には、ミッシェル・バルデが栽培、醸造の責任者として取り仕切っており、彼が実質的にドメーヌの運営を行っていました。
2004年になると、クレール・バルデが後を継ぎ、醸造担当のアンリ・マルクとともに、ミシェル・バルデのサポートを受けつつドメーヌを運営しています。