シャトー・ベルグラーヴ
CHATEAU BELGRAVE
漫画「神の雫」で「リーマンのラトゥール」と絶賛された、近年注目を集めるメドック格付け第5級シャトー。ラグランジュに隣接する絶好のテロワールを持つ、オー・メドックの注目株。 |
シャトー・ベルグラーヴは、オー・メドックのサンローラン村にある、メドック格付第5級シャトー。サン・ジュリアンのアペラシオンとは小川を挟んで向かい側という恵まれた位置関係にあり、一部は格付け3級のシャトー・ラグランジュに隣接しています。高品質な厚い砂礫層の土壌からメドックの個性を表現したワインが生み出されます。土壌は粘土質下層土の上に砂利の層が広がっており、水はけの良い土壌に加え、砂利の下の粘土質が適度な保水性をもたらすため、カベルネ・ソーヴィニヨンの育成に最適な土壌です。
1980年にボルドーの大規模なワイン商であるドゥルト社がシャトー・ベルグラーヴを買収し、様々な改革を始めてから、このシャトーの評価が徐々に高まり始めました。ブドウ畑の大幅な植え替え、グリーンハーヴェストの採用、手作業による厳密な選果と、ブドウ自体の品質を高める改革が為されました。また、醸造面では、著名な醸造コンサルタントであるミシェル・ロランを招へいし技術を向上させたり、カベルネ・ソーヴィニョンの使用比率を高め力強い味わいを表現したり、と一貫して高品質なワインを目指しました。現在シャトー・ベルグラーヴは、ワインアドヴォケイトはじめ、多くの専門誌でも高く評価されるようになっています。