シャトー・カンテュス
CHATEAU QUINTUS
シャトー・カンテュスは、ボルドー・メドック格付け1級のシャトー・オー・ブリオンとシャトー・ラミッション・オー・ブリオンを所有するクラレンス・ディロン家が2011年からサンテミリオンに所有するシャトーです。
サン・テミリオン南西部の広大な土地を一望できる小高い台地にあり、サン・テミリオンの中でもメルロ種の生育にとって最上と言われる土壌を有しています。
クラレンス・ディロン家が購入した「シャトー・テルトル・ドゲイ」は、古くから高い評価を受け、1867年のパリ万国博覧会で金メダルを獲得した経歴を持っていましたが、知名度が低くく長らく低迷していたこのシャトーを、クラレンス・ディロン家が「シャトー・カンテュス」として見事に復活させました。
シャトー・カンテュスは、クラレンス・ディロン家の5番目のワインとして、2011年に初リリースされ、 シャトーの名は、サン・テミリオンを開墾した古代ローマ人に敬意を表し、彼らが5人目の子供を「カンテュス」と呼んでいたことからそう名づけられました。
シャトー・オーブリオンの支配人を務めてきたジャン・デルマ氏自ら運営に加わり、栽培・醸造には最新技術を取り入れ、収穫はすべて手摘みでおこない、ファースト・ヴィンテージは全生産量の28%と厳しく制限することで、高い品質を実現しています。
そして、いずれはこのシャトーをシャトー・オー・ブリオンのレベルまで育てることを目指していると語っています。今後が大変期待される話題のシャトーです。
「世界で最もエレガントで、アロマの複雑なワインをつくる」格付け1級シャトー・オー・ブリオン
グラーヴ地区ペサック郊外にあるこのシャトーは、五大シャトーの中で最も歴史が古く、グラーブの中でも模範的と言われるほどの美しいシャトーを持っています。
現在オー・ブリオンのワインは、敏腕のジャン・デルマ氏が管理しており、世界で最もエレガントで、香り高いワインを造るといわれ、そのワインは、早いうちから開くにもかかわらず、五大シャトーのどのワインよりも飲み頃の期間が長いとされています。
オー・ブリオンとして赤ワインはあまりにも有名ですが、白ワインも依然として、グラーヴ地方で最高のワインであると評価されています。
生産量が非常にわずかなため、所有者の要請で格付けされたことがありませんが、驚異的なモンラッシェのようにふくよかな舌触りのある白ワインを追求するジャン・デルマ氏の指導のもと素晴らしく力強いものとなっています。
シャトー・カンテュス
2011年がファーストリリース!
期待の新生シャトーの逸品
ワインメーカーのテイスティングノートより
深い紫色。
フルーティーで、非常に表現力豊かでエレガントさを感じられます。
バランスの良い口当たりが最初から最後まで続きます。タンニンは豊かで滑らかで、やわらかい仕上がりです。
ブドウ品種:メルロ 80% カベルネ・フラン20%