Chateau Kirwan
シャトー・キルヴァン マルゴー
シャトー・キルヴァン(キルワン)は、1147年まで遡ることができるほど歴史ある蔵元で、1710年にマーク・キルヴァンが所有者となり、現在の“シャトー・キルヴァン”という名前になりました。 後のアメリカ大統領で、ワイン愛好家としても知られるトーマス・ジェファソンは自身の旅行記で、「シャトー・キルヴァンを好んで飲んだ」と記載があるなど、 当時から酒質の高さには 定評があった蔵元です。 |
その後、
1855年の格付けの際には3級シャトーに格付けされ、その中でもトップの評価を得ていましたが、一時ボルドー市の所有になってかなり評価を落とし、“5級レベル”と酷評された時代があります。
1925年より、ネゴシアンとして最も古い歴史を持つシュレデール・エ・シレール社がシャトーを購入し、特に3代目ジャン=アンリ氏の代になってから積極的な設備投資を行う等改善に尽力したおかげで少しずつ評価を取り戻しはじめます。
そして、
1993年にミッシェル・ロラン氏を醸造コンサルタントに迎えてから、さらに評価が高まりました。
ワインのクオリティが劇的に上昇し、
それまでの“軽く平凡なワイン”という評価から “力強く、風味豊かなグラン・ヴァン” として、マルゴー3級としての風格を感じさせるワインを安定して毎年リリースしています。 <シャトー・キルヴァン マルゴー> ブレンド比率:カベルネ・ソーヴィニョン51%、 メルロ18%、カベルネ・フラン16%、 プティ・ヴェルト15% ~19か月樽熟成(45%新樽)~ |
ロラン氏といえば、ワインのグローバリゼーションの急先鋒として、最も注目されている一人! ロバート・パーカー氏のハイスコアを狙うため、世界中のワイナリーはこぞって彼をコンサルタントに起用します。 フランスではあのル・パン始めクロ・レグリース、クリネ、 ラ・フルール・ド・ゲイ…等々有名シャトーの品質向上に携わります。 また、フランスを飛び出し世界でも、イタリアのオルネライア、アメリカのハーランエステイトなど、世界各国の一流ワインの コンサルタントを務めています。 |
「シンデレラワイン請負人」とも、「ミスター・メルロー」とも呼ばれるワイン界のスーパースターなのです。
そして「シャトー・キルヴァンでも1993年に醸造コンサルタントとしてミシェル・ロランを迎えてから、
ワインのスタイルは急速に向上した」と言われています。