DOVARIUS ドヴァリウス |
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フランスで唯一、 ボルドーと南仏の品種を ブレンドすることが許されたAOC. この地方の中心カルカッソンヌは、 地理的には地中海地方に当たるのですが、 大西洋岸気候の影響も受けており、 南仏とボルドー両方のぶどう品種が栽培できます。 カバルデスの規定 県庁所在地カルカソンヌの北から北西に広がる18ヶ村500haが指定されている。 赤ワインとロゼワインが作られているが、大半は赤である。 |
この産地の特徴は、 ボルドーなどアキテーヌ地方のぶどう品種カベルネ・ソーヴィニョン、カベルネ・フラン、メルローを併せて40%以上、 いわゆる南仏地方の品種グルナッシュ、シラー (ブドウ)を40以上、 あとはマルベック、フェールなどのミディ・ピレネー地方の品種をブレンドして作られることである。 こうしたブレンドのワインは、 AOC規格では、 南仏どころかフランス全土でも例がなく、 その点非常に個性的で、 南仏ものとしては、 洗練された柔らかい繊細な味わいと力強さを併せ持つ、 複雑で深みのあるワインに仕上がる。 |
ワイン名 2008 DOVARIUS ドヴァリウス 生産者:ヴィニョーブル・アラン・モレル 高貴でかつ親しみやすいボルドー品種と、 野性的、豪放的な魅力を持つ南仏土着品種の ブレンドによって生み出される 複雑でポリフォニック(多旋律)的な凝縮した味わい。 |
メルロ、カベルネ・フラン、カベルネ・ソーヴィニョン、 グルナッシュ、そしてシラーは、それぞれ品種、 さらに畑の区画ごとに別々のタンクで醸造されます。 ワインのスタイルによって異なりますが、発酵期間は15~40日間。 (ブドウに品種でも方法は変わります。) 短期間の発酵は香りを引き立て、また長期発酵は複雑味や旨み、テロワールの特徴をより浮き立たせます。 さらにアルコール発酵前には、香り、色素などブドウの成分を100%引き出せるよう低温醸しを行います。 |
中でも、ドヴァリウスには長期発酵を行います。 複雑なアロマ、AOCカバルデスのテロワールを表現し、 さらに近代的な醸造設備を用いることで、 ワインの持つアロマを減らすことなく 醸造することができます。 発酵後休ませた後、マロラクティック(乳酸)発酵を行います。 この過程で酸を和らげ、滑らかな喉越しのワインにします。 その後(AOCワインに関しては)1年間タンク内で熟成させ、 ワインの状態によってはミクロ=オキシジェナシオン (ワインに酸素を供給し、活性化させることで、タンニンをまろやかな質感にする)を使用します。 |
フランス南部、スペインからも近い「モンターニュ・ノワール」から 世界遺産にも登録されている城塞都市カルカッソンヌの北西に広がるのが、カバルデスのブドウ畑です。 この地域でのブドウ栽培の歴史はとても古く、 紀元前一世紀のローマ時代にまで遡り、 文献に”カバルデスの斜面で造られたワイン” の記述が見られます。 |
1973年、アラン・モレル氏は、 ワイン造りという仕事に本格的に取り組み始めました。 地質学的な詳細調査を行い、さらに地域の植物の生態、また 気候条件などを調べた結果、彼は地場品種が植えられていた場所を、一部カベルネ・ソーヴィニョンとメルロに植えかえました。 これらのボルドー品種が、予想以上にこの場所に適合することが判明したためです。 そして、この2品種と、シラー、グルナッシュという地場品種を ブレンドした赤ワインを造り始めました。 次のステップとして、彼は最新のステンレスタンクなど近代的な設備をワイナリーに導入しました。 こうした個性的な取り組み、品質を高めるためのあらゆる努力が実り、今ではドヴァリウスは、ヨーロッパの多くの国で知られるほどになっています。 |
上品、滑らかで華のあるボルドーのブドウ品種と野性味ある重厚な魅力を持つ南仏の地場品種をブレンドすることが 法律で認められている唯一の土地がカバルデス。 ボルドー品種→カベルネ、メルロなど。 バランスの良さ、厚みがある、滑らかで華やかな味わい 地中海品種→シラー、グルナッシュなど。 凝縮した果実味があり、ハーブやスパイスの香りが特徴的。 野性味のある、個性的な味わい。 |
この二つの特徴を併せ持つ カバルデスワインの魅力は、 様々な料理と組み合わせて外れないこと! 肉料理全般、チーズ全般、生ハム等の前菜・・・ いずれもよく合います。 また、この地方の伝統料理、『カスレ』とも好相性!! ※カスレとは、世界遺産にも登録されているカルカッソンヌ名物で、豆、羊肉、ソーセージのシチューです。 |
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