
BODEGAS SANTA CRUZ DE ALPERA
ボデガス・サンタ・クルース・デ・アルペラ




ワインショップソムリエのお隣のレストランで
好調だったこのワイン。
お客様から頂く声に多いのは、
「ラベルのイメージで軽いと思って
気楽に飲んだら、意外としっかりしていて
品質が高く驚いた」というご意見です。
確かに、ラベルだけ見ればポップでカジュアル、
味わいも軽めと思われがちですが、
そんな予想に反して、中身のワインはソムリエ太鼓判の、
ブドウの特徴がしっかり表現されているワインなのです。
カメレオンが描かれたポップなラベルが目を引くワインですが、
そもそもなぜスペインワインのボトルにカメレオンが?
実はスペインにもカメレオンがいるのです。
インド洋や熱帯の動物と思われがちなカメレオンですが、
実は古くからヨーロッパではユニークな動物と
珍重されていました。
たくさんの種がいますが、そのうちでもスペイン、
ポルトガルの海沿い南部に居るものは
「チチュウカイカメレオン」と呼ばれています。
しかし、現在では国際自然保護連合(IUCN、本部スイス)にも
レッドリスト、絶滅危惧種のリストに入れられており、
昔ほどは見られなくなっているようです。
そのシンボルとして地元でも少なくなってきた
カメレオンをラベルにデザインすることで、
地元にその種がいることをアピールし、より目的がはっきりした形で、
地元の人々と協力して環境保全ができるように
取り組んでいるのです。
サンタ・クルース・デ・アルペラはアルペラ地方の
ブドウ栽培農家による協同組合です。
彼らのワインを造ることができるワイナリーを設立するため、
60年以上も前に、
生産者の労働力を一つにすることを決めました。
このアルペラという場所は、
海抜900から1,100メートルの高さにあり、
石灰質の浅い土壌に加え、
非常に寒い冬と暑い夏の気候によって、良質なブドウから
良質なワインを造るために最適な土地の一つです。
この地域は、今「旨い・安い!」ワインが
続々と生まれることで世界的に注目を集める産地。
あのロバート・パーカーもここから生み出された
ワインを「フルーツボム」と 絶賛したほどに、
親しみやすく、かつレベルの高いワインが
作られています。
乾燥した地域で、他の地域に比べてブドウ栽培に
手がかからないので、
より品質の高いブドウを低コストで培することが
栽できるのです。
ガルナッチャ・ティントレラは、この土地で昔から栽培されてきた伝統的な品種です。
ガルナッチャ=ガーネット、ティントレラ=赤ワイン色の名前が示す通り、ブドウの粒は果肉まで美しい紫色で、他の品種よりも色の強度が非常に強いことが特徴。
また病気に対しても大変強い品種で、農薬等用いる必要があまりない為、栽培はほとんど有機農法です。ヴェルデホは今注目されているスペインの主要ブドウ品種の一つです。
原産は北アフリカと言われ、11世紀ごろイスラム支配下のスペインにもたらされたという説があります。
このブドウから造られる白ワインは、香り高く味わいもしっかりした辛口に仕上がります。
スペイン以外の国でも好評で、輸出量も増えている今注目の白ワイン品種!フランスで、コート・ロティやエルミタージュという、ものによっては数万円という 高級ワインに使用されている品種です。
果皮が厚く、しっかりした色合いの赤ワインに 仕上がるブドウで、香りも複雑な高級ブドウ。
オーストラリアでもシラーズという名で作られており、国際的に人気があります。
私たちのワイン造りのプロセスは、
最高のブドウ園の選定から始まります。
乾地農法で育てる、ガルナッチャ・ティントレラ種の
ピエ・フランコ(接木なしの自根)が主体のブドウ園です。
それらは私たちのワインのために、
60年以上も果実をもたらしています。
厳選されたブドウは手作業で収穫され、
ブドウの成熟が最適な時期に、かさなった重みで
ブドウがつぶれないよう、小さな箱で丁寧に運ばれます。
丁寧な仕事で、職人的な栽培家が運んだこのブドウを使い、
専門のワイン醸造家がワインに仕上げます。
通常のワインメーカーは自分の畑と自分の醸造所を持ちますが、
ここ、サンタ・クルース・デ・アルペラでは、
分業化することで皆で醸造施設を共有し、
ワイン造りのコストを下げているのです。
このおかげで、オーガニック栽培の手間暇かかるワインが、
このような低価格で販売することが可能になりました。
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