(BODEGAS BASTIDA)
最初はシェリー香、ポートワインのような香りに驚きましたが、地下の蔵で保管されていたため、状態は良好。
飲み進めているうちに、「ちょっと変わった味わいで、美味しいかも?!」
スペイン南部といえば、シェリー(地元ではへレス又はマンサニージャと呼ばれます)という熟成して風味を出すワインの代表的産地。
そんな雰囲気を思わせるユニークな味わいでした。
普通の果実味たっぷり、爽やかといったワインとは全く異なりますが、 独特の熟成感が低価格で楽しむことができます。
親方が自分用にストックしているものなので、
“在庫限り”となります。
また、ヴィンテージ表記はありません。
(状態、話の内容から察すると恐らく4年~5年熟成のものです)
ご興味ある方、ぜひお試しください。
色合いは落ち着いた赤紫色。
ポートワインを思わせる香り、プラムやチェリーの
果実香と酸化熟成香のまじりあった独特の味わい。
口に含むとナツメヤシや、ドライプラム、レーズン、イチジクの
ような甘みにポートワインのような独特の香りが鼻に抜けます。
タンニンが落ち着き柔らかい質感が出ていますので、飲み口は重すぎずミディアムほどのワイン。
熟成の甘み、渋み、酸味、これらは非常に柔らかくなっています。
■合わせる料理
スペイン南部でも親しまれているオリーブオイルとドライトマトを出汁のように使い旨みを出した料理がお薦めです。(トマトに含まれる旨み成分を使った土鍋煮込みなどよく食べられます)
また、アラビア文化の混じるスペイン南部の料理、例えばドライフルーツを使った鍋煮込み料理のタジン、クスクスなども良く合います。
色は濃い黄色、コハク色に近い色調。
シェリーを思わせる酸化熟成香がまず感じられます。
続いて青リンゴ、スペアミントのような甘い香り。
味わいはフレッシュな白ワインと異なり、どこかシェリー酒のような雰囲気。
酸味や甘みも非常に丸く、滑らかな飲み口ですっと馴染むような優しい飲み心地です。
■合わせる料理
スペイン南部で見られるような、サフランを使ったワイルドな魚介パエリヤやオジャ(ちなみに、日本のおじやの語源はこのオジャです)、スパイスやナッツを使ったアラビア風魚介のマリネなど。
ボデガス・バスティダはスペイン南部、ムルシアという場所にある、 家族経営のワイナリーです。 1950年ごろ、アントニオ・バスティダ氏が始め、 今では息子のファン・フリア・バスティダ氏に受継がれています。
二代目のファン・フリアは、ワイナリーの運営にとても意欲的で、 醸造施設やワインセラーなど、ワイン造りをする上で大切な 部分へ投資を行い、上質なワインを供給できるように成長させ、 その革新は今でも続いています。