ロンバルディアの特徴と通販での選び方
ロンバルディア州は、イタリアの北西部にあるエリアです。
ここは州都がミラノとして知られている州でもあります。
「ロンバルディア」は他の州に比べるとワインの生産量は多くはないものの、世界中のワイン好きを魅了するような良質なワインを作り出していることで有名です。
ここでは、そんなロンバルディアワインの特徴や、通販で購入する際のチェックポイントや選び方などをご紹介いたします。
ブドウ栽培は主に、アルプス付近の「ヴァルテッリーナ渓谷」、景観が素晴らしい「イゼオ湖」、イタリアで最大面積の「ガルダ湖」、パヴィアの周辺で行われています。
生産量だけで見ればヴェネツィアを州都とするワインの名産地「ヴェネト州」に敵いませんが、ワインのバリエーションやクオリティは決して負けていません。
イタリアではワインの品質に対する格付けがあり、最も高い格付けとして「DOCG(統制保証付原産地呼称ワイン)」があげられます。
そして「ロンバルディア」には、このDOCGの格付けが与えられた銘柄が5つもあり、その一つ下の格付けである「DOC(統制原産地呼称ワイン)」には約20の銘柄が認定されています。
ブドウの栽培エリアが限られているにも関わらず、これほど多くの銘柄が認定されているということは、それだけ質の高いワインがたくさん生み出されているということです。
「ロンバルディア」では赤ワインや白ワインはもちろん、ロゼワインなどといった多種多様なワインが生産されています。
ですが世界的にも有名なロンバルディアのワインといえば「スプマンテ」でしょう。
「スプマンテ」とは個別の銘柄ではなく、イタリアにおける「スパークリングワイン」を指す言葉です。
イタリアではスパークリングワインのことをスプマンテと呼んでいて、ロンバルディアワインの代表的存在となっています。
スプマンテの特徴として、しっかりとした発泡性である事があげられます。
微発泡のものはスプマンテとは呼びません。厳密には、ガス圧が3気圧以上あればスプマンテと表現することができます。
スプマンテを口に含めば、その泡立ちや弾け具合が力強く感じられるでしょう。
発泡性は強めですが、モモのように甘い香りと、爽やかなマスカットの果実味を持つのが各銘柄に共通した特徴です。
酸味やコクも感じられるので、飲みごたえと確かな余韻を楽しむことができるでしょう。
ロゼタイプの「スプマンテ」は、そこにさらにブドウの味と香りが加えられ芳醇さが増しています。
ロンバルディア州で作られる赤ワインは、比較的マイルドでエレガントなものに仕上がることが多くなっています。
フルボディの赤ワインでも、比較的飲みやすいでしょう。ブドウ品種によってベリー系のジャムのような香りを放つ赤ワインもあります。
ロンバルディアの白ワインは、全体的にまろやかさを持つものが多くなっています。
濃厚な味や香りのものがあったり、フレッシュで若々しい爽やかな味や香りを放ったりする白ワインも見られます。
ここまで大まかな傾向をあげましたが、ロンバルディアには実に様々なタイプの個性的なワインが存在しています。
多くの一流レストランが集まるイタリアの中心地ミラノの地とあって、量よりも品質を追求したワイン生産が日々行われているのです。
ロンバルディアの赤ワインを強く感じさせる品種としては「キアヴェンナスカ」「クロアティーナ」があげられます。
また、「スプマンテ」に多く使われている主な白ブドウ品種は「トレッビアーノ」や「シャルドネ」などです。
キアヴェンナスカ
まず取り上げたいのは「キアヴェンナスカ」。ロンバルディア固有の品種というわけではありませんが、この地を中心にイタリアで栽培され、高級赤ワインにもよく使用される黒ブドウ品種です。
ちなみに「キアヴェンナスカ」はロンバルディアのみで通用する呼び名で、一般的には「ネッビオーロ」と呼ばれています。
このブドウ品種で作られたワインは、色合いこそ薄めではあるものの、香りはとても豊かで、様々なアロマ(ブドウの持つ、その品種由来の香り)を楽しませてくれます。
バラのような品格のある香り、トリュフのような濃厚な香ばしさも感じられ、チェリー系の甘い香りも漂わせます。
酸味もタンニン(ブドウの種や皮に含まれている渋み成分)もしっかりと伝わり、重量感が感じられる味も特徴でしょう。
クロアティーナ
「クロアティーナ」もロンバルディアを代表する黒ブドウ品種の一つで「ボナルダ」とも呼ばれています。ロンバルディアで最も栽培されているブドウ品種ですから、このブドウ無しにロンバルディアの赤ワインを語ることはできないでしょう。
「クロアティーナ」は、豊かな果実味を持っています。
フルーティーで、程よいタンニンと酸味を感じさせてくれるような、比較的フレッシュなワインを生み出します。
長期の熟成を必要とせずとも楽しめるワインが作れるので、若いヴィンテージ(ブドウが収穫された年)のワインでも豊かな味わいが感じられるでしょう。
アルゼンチンでも定番のブドウ品種のため、味わいや香りも似てはいますが、ロンバルディアのワインと比べると少々軽めの雰囲気を持つことが多いようです。
トレッビアーノ
「トレッビアーノ」は、強い酸味と柑橘系の爽やかな香りが魅力の白ブドウ品種です。その中にライムのような爽やかな香りに、ほんのわずかですがチーズやバターなどの乳製品のような香りも感じ取ることができます。
トレッビアーノで作られたワインは濃厚とは言えないものの、白ワインやスプマンテに必要なスッキリ感や鋭い爽やかさを感じ取ることができるでしょう。
シャルドネ
「シャルドネ」はフランス、アメリカ、オーストラリアなど、イタリア以外でも多く栽培され、白ワインやスパークリングワインの定番の原料となっています。風味が柔らかで、フルーツの香りのあるワインに仕上がるのが特徴です。
香りはスッキリとしたレモンに例えられることもあれば、甘酸っぱさを持った青リンゴに例えられることもありますが、これは産地によって風味が違います。
例えば、フランスのシャルドネは「酸味がはっきりとしており、爽やかな味わい」が特徴的です。
アメリカでは「南国フルーツのような甘さを感じさせ、清々しさの中にも深みを感じる味わい」を生み出します。
対してイタリアでは「フレッシュな酸味と、しっかりと感じられる果実の甘みとミネラル感溢れるワインに仕上がる」という特徴を持っています。
ここではそんなロンバルディアワインの選び方・楽しみ方をご紹介いたします。
ロンバルディアの選び方
ロンバルディアのワインといえば、やはり「スプマンテ」でしょう。スパークリングワインですのでワインを飲みなれていない方でも飲みやすく、女性からも大人気です。
そのスプマンテの中でも、「トレッビアーノ」や「シャルドネ」のブドウが原料となったワインは定番になっています。
ロンバルディアのスプマンテはとても質が高いため、当ショップ厳選のワインの中からお選びいただければ失敗はありません。
また、ミラノという事で、世界的サッカーチーム「ACミラン」のサポーターとしても有名な生産者「カルディローラ」のワインもおすすめです。
1897年に設立されたカルディローラは当初は飲食店だった事もあり、お食事と合わせて皆で楽しめる質の高いワインを生産しています。
こちらのボトルはとてもオシャレで映えますので、パーティーやお土産としての1本にもぴったりです。
ロンバルディアの楽しみ方
ロンバルディアのスプマンテは、非常に爽やかです。スプマンテの良さを存分に楽しむのであれば、この特徴に合った魚料理をチョイスしてみましょう。
例えば、「白身魚のカルパッチョ」はとても爽やかで軽やかな味わいの料理ですので、スプマンテと非常によく合います。
生牡蠣との相性も抜群でしょう。レモンを絞ってお召し上がりいただけば、さらにスプマンテの酸味とのバランスが良くなり、口の中いっぱいにスッキリとした味わいとフルーティーな香りが広がります。
そのほかにもマリネなど、爽やかな酸味と柑橘系の香りを持っているお料理とスプマンテとの相性は抜群です。
キリっとした爽やかな味わいを持つ、ロンバルディアのスプマンテ。
食前酒としてはもちろん、前菜や魚料理との合わせも良し。さらにハードチーズなどのおつまみを片手に飲む時にも使える万能なスパークリングです。
普段使いの他、ウェルカムドリンクに使ったり、冷やして暑い夏のパーティに持参したりといった幅広い楽しみ方がいただけるでしょう。
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- ボディ(コク)
2,057円 (税込)
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