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キンメリジャン土壌の樹齢30年以上のシャルドネを使い、8か月間フレンチオーク樽で熟成させて作る、珍しいミレジメのブラン・ド・ブラン。
エレガントなスタイルを目指すポール・ダンジャンにおいて、ボリューム感のある味わいが印象的な樽熟成シャンパーニュは、良年に限って造られる、記念碑的な作品です。丁寧に選別されたシャルドネ種だけを使い、ベースワインを造りますが、フレンチオーク樽での熟成を経る事で、まるでブルゴーニュの上質な白ワインが繊細な泡を含んだかのような、ゴージャスな味わいを表現します。樽熟成による複雑さ、奥深さは求めますが、一方でワインの活き活きとした酸、ミネラル感が覆い隠されてしまうことがないように、樽の選定に試行錯誤がありました。まず、過度な樽香を避けるため、新樽は用いません。全てブルゴーニュの伝統的な小樽、ピエス(pi?ce)の古樽(3~5年使用のもの)を使います。細やかなこだわりに、ブルゴーニュで醸造を学んできた、マチュー・ダンジャン氏の経験が活かされていることを感じさせます。
幸運なことに、創始者のポールは5人の息子と1人の娘の子宝に恵まれました。そして5人の息子たちと、娘の夫Jean-Marie Fays(ジャン=マリー・フェイ)も義父の仕事を手伝うため、メゾンに参画してきたのです。
ポールの哲学のもと、少人数の家族経営を頑なに守ってきたため、クオリティに対する基準が明確で、非常に安心できるメゾンとして、徐々に評価を得るようになりました。そのおかげで多くのレストランやブティックへもシャンパーニュを供給するまでに成長しました。
現在は、ダンジャン家14人がドメーヌに携わっています。親戚・家族間でとても仲が良いだけでなく、創始者ポールの想いを受け継いでゆくという意識が非常に強いのも特徴です。設立者ポール・ダンジャンから始まったメゾンは、今ではシャンパーニュ地方最大の家族経営メゾンとなっています。
原料ブドウは、設立時から一貫して、それぞれの家が所有する畑からの収穫のみです。実質はRM(レコルタン・マニュピュラン)ですが、同家とはいえ、複数の家族からのブドウでシャンパーニュを仕込むため、便宜上NM(ネゴシアン・マニュピュラン)となっています。
訳
justeriniの記念キュヴェを造るのは、もう何年も前から家族経営のDangin家という生産者である。
このキュヴェは、主に瓶内で3年間以上熟成されたピノノワール種のシャンパーニュで造られている。
この惜しみない手間のおかげで、構造のしっかりしたボディ、トーストのフレイヴァーを持つだけでなく、偉大なエレガンスと果実味も兼ね備えた味わいがもたらされた。
どんなシーンでも対応できる、使い勝手のよい1本である。
シャンパーニュ地方南部のコート・ド・バールにあるポール・ダンジャンは、セル・シュール・ウルス村にあります。
ローヌ地方から車で5時間以上かけて、夕方にコート・ド・バールのトロワに到着。
生憎の雨でしたが、ジャン・バティストが初日の夜はトロワの町を案内してくれました。
「オーガナイズは自分にまかせてくれ!」と言われた通り、ジャン・バティストに全て任せることに。
二日目は朝からワイナリー見学から始まり、その後村のお祭りに参加してきました。
ワイナリーの敷地内には醸造所ほか、新しく建てられたボトリングと出荷用の工場や住居などがあります。
昔はダンジャン一家の全員が敷地内に住んでいたため、建物が複数あるようです。
オフィスにはダンジャン一家の70年代後半の写真がかざあってあります。
今も家族経営のダンジャンは、場所ごとに担当が決まっています。
例えばこちらの旧式のプレス機の担当はジャン・バティストです。
収穫期になると、一度に4000kgのブドウの圧搾が4、5人がかりで行われます。
少し圧搾をしたら一度止め、下の方のブドウを上に持ってくるように混ぜることで、均等に圧搾します。
熊手でかき混ぜられますが、この作業は1分30秒くらいで完了させなければならないそうです。
絞られたブドウのジュースは重力で下のタンク室に流れこみます。
この機械は一回の圧搾ごとに洗浄され、常に綺麗な状態を保つようにされています。
木製の容器にはそれぞれに番号が振ってあり、それを合わせないと綺麗な円形にならないようになっているそうです。
圧搾機は近代的なタイプの物も2基設備されており、こちらは二人がかりで8000kgを絞る事が出来ます。
最初のタンク室には年代物のコンクリートとステンレスタンクがあります。
ステンレスタンクが多く使用される昨今ですが、コンクリートはステンレスと違い電気を通さないため、見直されているそうです。
このワイナリーは少しずつ増築されてきたので、ここよりも奥には近代的な大きなステンレスタンクが設置されています。
シャンパンを作る時はルミアージュと言う作業が行われます。ボトルを少しずつ回しながら、瓶は垂直になるような角度で立てられていきます。こうすることで澱引きがしやすいよう、少しずつ澱が瓶口に集められて行きいます。
ポール・ダンジャンでは今は大きいボトル以外はその作業は機械化されています。大きいパレットにまとめて入れられて、少しずつ動かされていきます。
ジャン・バティストが小さいころは、学校に行く前に時間をかけて手で回していたそうです。
熟成する樽はブルゴーニュ製の樽で、中はゆっくりあぶられています。
色んな年代のワインがあります。
貯蔵庫は彼の従兄が管理しています。
ワインは整然と積まれていて、列ごとに承認番号が刻まれています。
何か問題があれば、この番号で追跡されます。
ブドウ畑にも連れて行ってもらいました。
木に苔が生していますが、北側にしか生さないそうです。
写真左端のブドウの木の上にある長い管はスプリンクラーになっていて、霜被害が起こりそうなときにはウルス川の水がまかれます。
この川の水は冬でも10度以上あるので、霜の害が防げます。
この日のメインは何と言っても、村人全員参加(?)の山歩き。
村人の手作り感あふれるこの催し物は、年に一回行われます。
小高い丘に、運動会で使うようなテントが点在して建てられ、そこでシャンパンと料理がふるまわれます。
前菜からチーズまでのスタンドがあり、のんで食べて、その後歩きまわるというイベントです。
スタンドとスタンドは歩いて30分くらいかかり、ブドウ畑の合間を歩いて見学できます。
この日は生憎の天気でしたが、素晴らしい景色と自然の澄んだ空気を満喫できました。
勿論いろいろなシャンパンも楽しみました!
村の皆は全員がお互いを知っているというかんじで、ジャン・バティストもすれ違う人ほぼ全員に挨拶をしていました。
なかなか地元の行事に参加することなどないので、とてもいい経験になりました。
今回は地元に密着したバーに行ったり行事に参加できて、本当のセル・シュール・ウルスを体験できたと思います。
素晴らしい経験をさせてくれたジャン・バティストに感謝の気持ちでいっぱいです。
シャンパーニュのメゾン「ポール・ダンジャン」の醸造所を訪問しました。
今回は、運営全般を統括しているダンジャン氏に、今でも使用している伝統的な圧搾機やメゾンのこれまでの歴史などをご説明いただきました。
まずはじめに伝統的な圧搾機を見せていただきました。4000kg入るという現在も使用できるものです。 今でも手動で調整しているそうです。ちなみに収穫期は、ダンジャン氏がここで圧搾の担当を行っているそうです。
現在ポール・ダンジャンの畑では、自然に配慮し除草剤は一切使用せず常に土造りを意識したリュット・レゾネを行いこの考え方は父や祖父の代から家族の理念として行われているそうです。 シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区にある畑は55haほど所有し、70%をピノ・ノワール、25%シャルドネ、残りの5%はピノ・ムニエととても希少なピノ・ブランを栽培しています。
今回訪れた、ポール・ダンジャンの醸造所などを動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。
聞き手:ワインショップソムリエ ネットショップ店長 田中 仕入れ担当セバスチャン
|| 商品名
|| テイスティングコメント
キンメリジャン土壌の樹齢30年以上のシャルドネを使い、8か月間フレンチオーク樽で熟成させて作る、珍しいミレジメのブラン・ド・ブラン。
エレガントなスタイルを目指すポール・ダンジャンにおいて、ボリューム感のある味わいが印象的な樽熟成シャンパーニュは、良年に限って造られる、記念碑的な作品です。丁寧に選別されたシャルドネ種だけを使い、ベースワインを造りますが、フレンチオーク樽での熟成を経る事で、まるでブルゴーニュの上質な白ワインが繊細な泡を含んだかのような、ゴージャスな味わいを表現します。樽熟成による複雑さ、奥深さは求めますが、一方でワインの活き活きとした酸、ミネラル感が覆い隠されてしまうことがないように、樽の選定に試行錯誤がありました。まず、過度な樽香を避けるため、新樽は用いません。全てブルゴーニュの伝統的な小樽、ピエス(pi?ce)の古樽(3~5年使用のもの)を使います。細やかなこだわりに、ブルゴーニュで醸造を学んできた、マチュー・ダンジャン氏の経験が活かされていることを感じさせます。
幸運なことに、創始者のポールは5人の息子と1人の娘の子宝に恵まれました。そして5人の息子たちと、娘の夫Jean-Marie Fays(ジャン=マリー・フェイ)も義父の仕事を手伝うため、メゾンに参画してきたのです。
ポールの哲学のもと、少人数の家族経営を頑なに守ってきたため、クオリティに対する基準が明確で、非常に安心できるメゾンとして、徐々に評価を得るようになりました。そのおかげで多くのレストランやブティックへもシャンパーニュを供給するまでに成長しました。
現在は、ダンジャン家14人がドメーヌに携わっています。親戚・家族間でとても仲が良いだけでなく、創始者ポールの想いを受け継いでゆくという意識が非常に強いのも特徴です。設立者ポール・ダンジャンから始まったメゾンは、今ではシャンパーニュ地方最大の家族経営メゾンとなっています。
原料ブドウは、設立時から一貫して、それぞれの家が所有する畑からの収穫のみです。実質はRM(レコルタン・マニュピュラン)ですが、同家とはいえ、複数の家族からのブドウでシャンパーニュを仕込むため、便宜上NM(ネゴシアン・マニュピュラン)となっています。
訳
justeriniの記念キュヴェを造るのは、もう何年も前から家族経営のDangin家という生産者である。
このキュヴェは、主に瓶内で3年間以上熟成されたピノノワール種のシャンパーニュで造られている。
この惜しみない手間のおかげで、構造のしっかりしたボディ、トーストのフレイヴァーを持つだけでなく、偉大なエレガンスと果実味も兼ね備えた味わいがもたらされた。
どんなシーンでも対応できる、使い勝手のよい1本である。
シャンパーニュ地方南部のコート・ド・バールにあるポール・ダンジャンは、セル・シュール・ウルス村にあります。
ローヌ地方から車で5時間以上かけて、夕方にコート・ド・バールのトロワに到着。
生憎の雨でしたが、ジャン・バティストが初日の夜はトロワの町を案内してくれました。
「オーガナイズは自分にまかせてくれ!」と言われた通り、ジャン・バティストに全て任せることに。
二日目は朝からワイナリー見学から始まり、その後村のお祭りに参加してきました。
ワイナリーの敷地内には醸造所ほか、新しく建てられたボトリングと出荷用の工場や住居などがあります。
昔はダンジャン一家の全員が敷地内に住んでいたため、建物が複数あるようです。
オフィスにはダンジャン一家の70年代後半の写真がかざあってあります。
今も家族経営のダンジャンは、場所ごとに担当が決まっています。
例えばこちらの旧式のプレス機の担当はジャン・バティストです。
収穫期になると、一度に4000kgのブドウの圧搾が4、5人がかりで行われます。
少し圧搾をしたら一度止め、下の方のブドウを上に持ってくるように混ぜることで、均等に圧搾します。
熊手でかき混ぜられますが、この作業は1分30秒くらいで完了させなければならないそうです。
絞られたブドウのジュースは重力で下のタンク室に流れこみます。
この機械は一回の圧搾ごとに洗浄され、常に綺麗な状態を保つようにされています。
木製の容器にはそれぞれに番号が振ってあり、それを合わせないと綺麗な円形にならないようになっているそうです。
圧搾機は近代的なタイプの物も2基設備されており、こちらは二人がかりで8000kgを絞る事が出来ます。
最初のタンク室には年代物のコンクリートとステンレスタンクがあります。
ステンレスタンクが多く使用される昨今ですが、コンクリートはステンレスと違い電気を通さないため、見直されているそうです。
このワイナリーは少しずつ増築されてきたので、ここよりも奥には近代的な大きなステンレスタンクが設置されています。
シャンパンを作る時はルミアージュと言う作業が行われます。ボトルを少しずつ回しながら、瓶は垂直になるような角度で立てられていきます。こうすることで澱引きがしやすいよう、少しずつ澱が瓶口に集められて行きいます。
ポール・ダンジャンでは今は大きいボトル以外はその作業は機械化されています。大きいパレットにまとめて入れられて、少しずつ動かされていきます。
ジャン・バティストが小さいころは、学校に行く前に時間をかけて手で回していたそうです。
熟成する樽はブルゴーニュ製の樽で、中はゆっくりあぶられています。
色んな年代のワインがあります。
貯蔵庫は彼の従兄が管理しています。
ワインは整然と積まれていて、列ごとに承認番号が刻まれています。
何か問題があれば、この番号で追跡されます。
ブドウ畑にも連れて行ってもらいました。
木に苔が生していますが、北側にしか生さないそうです。
写真左端のブドウの木の上にある長い管はスプリンクラーになっていて、霜被害が起こりそうなときにはウルス川の水がまかれます。
この川の水は冬でも10度以上あるので、霜の害が防げます。
この日のメインは何と言っても、村人全員参加(?)の山歩き。
村人の手作り感あふれるこの催し物は、年に一回行われます。
小高い丘に、運動会で使うようなテントが点在して建てられ、そこでシャンパンと料理がふるまわれます。
前菜からチーズまでのスタンドがあり、のんで食べて、その後歩きまわるというイベントです。
スタンドとスタンドは歩いて30分くらいかかり、ブドウ畑の合間を歩いて見学できます。
この日は生憎の天気でしたが、素晴らしい景色と自然の澄んだ空気を満喫できました。
勿論いろいろなシャンパンも楽しみました!
村の皆は全員がお互いを知っているというかんじで、ジャン・バティストもすれ違う人ほぼ全員に挨拶をしていました。
なかなか地元の行事に参加することなどないので、とてもいい経験になりました。
今回は地元に密着したバーに行ったり行事に参加できて、本当のセル・シュール・ウルスを体験できたと思います。
素晴らしい経験をさせてくれたジャン・バティストに感謝の気持ちでいっぱいです。
シャンパーニュのメゾン「ポール・ダンジャン」の醸造所を訪問しました。
今回は、運営全般を統括しているダンジャン氏に、今でも使用している伝統的な圧搾機やメゾンのこれまでの歴史などをご説明いただきました。
まずはじめに伝統的な圧搾機を見せていただきました。4000kg入るという現在も使用できるものです。 今でも手動で調整しているそうです。ちなみに収穫期は、ダンジャン氏がここで圧搾の担当を行っているそうです。
現在ポール・ダンジャンの畑では、自然に配慮し除草剤は一切使用せず常に土造りを意識したリュット・レゾネを行いこの考え方は父や祖父の代から家族の理念として行われているそうです。 シャンパーニュ地方のコート・デ・バール地区にある畑は55haほど所有し、70%をピノ・ノワール、25%シャルドネ、残りの5%はピノ・ムニエととても希少なピノ・ブランを栽培しています。
今回訪れた、ポール・ダンジャンの醸造所などを動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。
聞き手:ワインショップソムリエ ネットショップ店長 田中 仕入れ担当セバスチャン
750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。
1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。
「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。
ワイン名(原語) | フュ・ド・シェーヌ(FUT DE CHENE) |
生産者(原語) | メゾン ポール・ダンジャン・エ・フィス(PAUL DANGIN ET FILS) |
原産国・地域 | フランス・シャンパーニュ |
原産地呼称 | シャンパーニュ(CHAMPAGNE) |
ヴィンテージ | 2020年 |
ぶどう品種(栽培比率) | シャルドネ100%(平均樹齢30年) 瓶内熟成期間72カ月以上 |
タイプ | シャンパン・白 |
内容量 | 750ml |
ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
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