Chateau Gros Caillou グロ・カイユ |
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ユネスコの世界遺産にも指定されている町、サンテミリオン。 この地にサン=シュルピス・ド・ファレロン(Saint-Sulpice de Faleyrens)、 GrosCaillouと昔から呼ばれる区があります。 |
upuyデュピュイ家は、6世代にわたってこのGros Caillouの12.5ヘクタールを 所有しています。(この区画は、1804年の公式文書上にも認められます) 現在所有し、ワインを造るのはJacques DUPUY氏。 |
このグロ・カイユは、サンテミリオン・グランクリュの中でも、特別な同名の区画から生まれるワインです。 ワイン造りの哲学:バランスを重視 ~デュピュイ氏より~ 我々のワインは、ブドウと決して切り離せない「土壌=テロワール」を非常に重視しています。 メルロとカベルネ・フラン、そしてカベルネ・ソーヴィニョンという品種はこのサンテミリオンの土壌と相性が良く、 土の中で眠る力を表現することができます。 グロ=カイユの味わいは、一言で表すならハーモニーです。 相性が良いメルロとカベルネ・フランというブドウ同士がブレンドで奏でるハーモニー、 そしてもう一つはこのグロ・カイユという土地と相性が良いこの2種類のブドウのハーモニー。 この方法を代々受け継ぎ、味の伝統文化を残してきました。 |
[2007]グロ・カイユ 落ち着いた深みのあるガーネット。まろやかな熟成の甘い香りの中に、果実の甘みを感じる香りと、心地よい上品な樽のニュアンスが印象的に漂います。程よい果実のボリューム感とシルキーなタンニンのバランスがよく、同価格帯のサン・テミリオンのワインでは頭一つぬけた品質を感じます。まだまだフレッシュさを感じさせるところもあり、もう数年待ってみても面白いかもしれません。気付いたらいつの間にかグラスが空いている・・・そんなワインです。 当店ソムリエ 福田 <JSA認定ソムリエ ジュラード・ド・サンテミリオン サンテミリオン騎士団> |
ボルドー右岸、サン・テミリオンのシャトー・グロ・カイユを訪問。
シャトー・グロ・カイユは、サン・テミリオン・グラン・クリュ各付けシャトーで、セカンドワインとして当店でも評判の「シャトー・ムーラン・ド・カントローブ」、そしてサードワインの「ドメーヌ・ド・ガリーグ」を造るシャトーでもあります。
まずは、コンクリートタンクのある醸造所へ案内していただきました。
ここではステンレスタンクは使用せず全て温度管理のできるコンクリートタンクで醸造されます。
タンクは伝統的なコンクリートを使用していますが、それ以外は最新の設備を投入しているそうです。
例えば、タンク内に螺旋の温度管理システムを備え必要に応じて水やお湯を通して一定の温度を保てるようにしているそうです。
発酵の期間はそれぞれそのヴィンテージの状況に応じて期間は異なりますが、3週間~1か月ほどゆっくりと行われます。
その後、グラン・クリュである「シャトー・グロ・カイユ」と「シャトー・ムーラン・ド・カントローブ」それぞれの熟成方法に分けられます。
グラン・クリュのシャトー・グロ・カイユは、木樽に入れられます。新樽比率は約40~50%。
そして、シャトー・ムーラン・ド・カントローブは、メルロやサン・テミリオンの特徴を生かすために木樽には入れないそうです。味わいの特徴さポテンシャルに応じて熟成方法も考えられているそうです。
醸造所の前の畑も見せていただきました。
こちらはグロ・カイユと登記簿上も名前が付けられた(グロ⇒大きい、カイユ⇒小石)まさに石の混じった土です。
そしてこの後、このシャトーが造る3つのワイン、
シャトー・グロ・カイユ、ムーラン・ド・カントローブ、ドメーヌ・ド・ラ・ガリーグを試飲させていただきました。
今回訪れた、ボルドー、サン・テミリオン「シャトー・グロ・カイユ」の醸造所や畑を動画にまとめましたのでご覧ください。
一部聞き取りにくい個所がありますので、翻訳テキストをお読みいただければと思います。
●聞き手: ネットショップ店長田中、通訳・仕入れ担当セバスチャン、ボルドーネゴシアンデュボスさん
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