カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシー
CAVE DES VIGNERONS DE BUXY
ロマネ・コンティやモンラッシェ…世界最高峰のワインを生み出すブルゴーニュ地方。
その品質の高さから、「ワインの王」と呼ばれるブルゴーニュワイン。
例え特級、1級でなくとも、ブルゴーニュには、他の産地では得難い魅力があり、その味わいを求め世界中で争奪戦が起きています。
コート・ドールと呼ばれる人気のエリアは価格も非常に上がっており、普段気軽に飲めないワインになってきました。
そのような状況で、今注目を集めているのが、ブルゴーニュの掘り出し物、南部のコート・シャロネーズや、マコネと呼ばれる南部の地域です。
例えば、AOCヴーズロンにはドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティの共同経営者であるオベール・ド・ヴィレーヌ氏が、そのポテンシャルに魅せられ進出、本家と同様に力を入れ、高い評価を得る素晴らしいワインを生み出しています。また、高名なネゴシアン「フェヴレ」も、本拠地メルキュレに強い思い入れを持ち、素晴らしいワインを次々と生み出しています。
現地のブルゴーニュ愛好家が普段飲みワインを求め車で蔵巡りをする事も多く、高級ワイン産地というより、庶民的で、温かく和やかな雰囲気があります。
まさに、ブルゴーニュ好きなら抑えておきたい穴場産地なのです。
伝統を受け継ぐ生産者達が運営する協同組合
今回新たなワインを届けてくれたのは、ブルゴーニュ南部、コート・シャロネーズの栽培家たちが集まる、Cave des Vignerons de Buxy(カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシー)。
世界でも有名なワイン産地、ブルゴーニュ地方でありながら、まだあまり知られていないこの地域をもっと発展させたいと願う、情熱溢れるブドウ栽培家たちが集まって生まれた協同組合です。
カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシーは、コート・シャロネーズの栽培家・ワイン生産者達が自発的に集まって誕生しました。その目的は、ワインの醸造、熟成、商品化を互いのノウハウを持ち寄り、共同で行うことでした。
現在では、代々伝統的ワインづくりに携わってきた300名近い家族経営のワイン生産者が、ワインの品質と環境の尊重を第一スローガンに掲げ、このプロジェクトに結集しています。
1931年
カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシーは、ビュクシーとその近郊の先駆者的な98人のヴィニュロンが1931年6月30日に発足しました。 彼らは、ワイン醸造や貯蔵、販売に関する問題の集団的解決策を見つける目的のために集まり協議を重ね、協力しながらこの土地を盛り立てていく事を誓いました。
共同ワイン醸造所が建設されましたが、最初の年は工事の完了が収穫時期に間に合わず、個々の設備を使い臨機応変に開始せざるを得ませんでした。 大不況、戦争と外的要因も多い時期にあって、財務状況は非常に厳しかった期間が続きました。 しかし、栽培家たちは粘り強さと辛抱強さで、苦労を重ねつつも組合を運営させました。
1936年
1936年9月11日、コート・シャロネーズ「モンタニィ」が原産地呼称(AOC)に認定されました。 モンタニィは、早期にアペラシオン認定をされました。このAOCは、モンタニィ・レ・ビュクシー、サン・ヴァレラン、ジュリー・レ・ビュクシー、ビュクシーの村に及びます。 ここに、ブルゴーニュのコート・シャロネーズ地区の優れたテロワールが公に認められました。
1945 年
カーヴでは、醸造後のワインの保管場所不足という問題が定期的に生じていました。 ワイン醸造量を増やすために保管場所の増設を行いました。
Vignerons des Terres Secretesは、ソリュットレ、プイィ、ヴェルジッソンを主に本拠とする栽培家たちが結集し1928年に設立されました。現在120家族が参加し、栽培面積は960ヘクタールに及びます。そのうち60%がシャルドネです。
ブルゴーニュ南部の畑を代々守ってきた栽培家たちは、愛着あるこの地に誇りを持っていました。彼らの哲学は、一貫して変わっていません。
それは「一歩一歩確実な、持続的な発展をすること」
決して爆発的な発展を望まず、環境に負荷をかけないよう、自分たちの子孫たちによりよい形で畑を継がせたい、そう考えていた彼らは、設立当初から農薬や化学物質の使用を極力避けた、地道ですが、しかし地に足の着いた活動を行ってきました。
少しずつ発展させ、自分たちのワインの知名度を上げて、徐々に雇用を増やし、この周囲の村を盛り上げていきたいと考えていました。
AOC Cote Chalonnaise(コート・シャロネーズ)は1990年に認定されました。
ソーヌ・エ・ロワール県の北、長さ40数km、幅5~8kmに広がる畑があり、44のコミューンが入ります。
6世紀のトゥール司教グレゴリウスの時代から、その品質が高く評価されてきました。地区名のもととなった町、シャロン・シュル・ソーヌは大規模な市が立つ街であり、ローヌ河支流の港町として栄え、この地のワインの流通をを支えてきました。
テロワール
コート・シャロネーズ地区は、ドゥーヌ渓谷とグローヌ渓谷の間に南に向かって広がっています。
コート・ドール地区に比べると、非常に穏やかな景観という印象を受けますが、これらのなだらかな丘は、ブレス地方の地溝帯が崩壊して断層ができたときに、中央山塊から生まれた、と言われています。そのテロワールは非常に複雑です。
標高は250~350m。北部の起伏のある石灰岩質(リアス統と三畳紀の地層)、花崗岩、バジョシアン石灰岩の懸崖、泥灰質の土壌。
また、山麓には砂土、石灰質の火打石の破片シャイユや火打石を含む粘土で、砂岩も顔を出しています。
ワインの品質を高めるためのチーム作り
カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシーのクオリティ・コントロール
品質基準が定められているAOC法の規定のほかに、独自の品質コントロールを行っている点も特徴です。
2001年以来、ISO9001(国際標準化規格) 2000バージョンに認可されています。
また、食品安全性、ワインの原産地明示性、環境への配慮 にも積極的に取り組んでいます。
カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシーは、BRC (英国小売協会) および IFS (インターナショナル・フード・スタンダード 国際食品規格) バージョン 4にも認定されています。
CAVE DES VIGNERONS DE BUXY | カーヴ・デ・ヴィニュロン・ド・ビュクシー
シャテル・ビュイ・ブルゴーニュ・シャルドネ ミネラル感が冴える、 高コスパのブルゴーニュ・シャルドネ 【醸造】 フレッシュな果実味、そしてミネラル感を前面に表現するため、 発酵から熟成まで、一貫してステンレスタンクで醸造を行います。 【テイスティングコメント】 透明で、グレーを帯びた黄金色の輝きを思わせる色調。 香りは、最初フローラルな印象、セイヨウサンザシやアカシアの甘い香り。 続くように柑橘やリンゴを思わせる豊かなアロマ、フェンネルの香りを伴う ドライフルーツの香り。 口に含むと、生き生きとした酸味と果実味の刺激を感じ、 鮮やかでフレッシュな味わいがあります。引き締めるような酸味とともに、 ワインのボリュームがミネラル感とともに感じられます。 フレッシュな果実味を味わうため、なるべく早めに味わうのがお勧めです。 【料理との相性】 シンプル上品な味わいなので、アペリティフとして楽しむのがおすすめです。 料理は、オニオン・タルトや白身魚のクネル(魚のすり身で作る伝統料理)、 タラのような、厚みがあり繊細な味わいの魚や、 ターキーの胸肉のローストなど、シンプルな味わいのメインともよく合います。 ソフトチーズ(カマンベール、クロミエなど)との相性も抜群です。 ●白ワイン・750ml ●ブドウ品種:シャルドネ |
シャテル・ビュイ・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール ブルゴーニュ好きにお勧めしたい、 本格派ピノ・ノワールの掘り出し物! 【醸造】 まずブドウのフレッシュな果実味を引き出すため、 ステンレスタンクを用いて発酵を行います。 その後、この土地で伝統的な木製の大樽にワインを移し 熟成させます。 【テイスティングコメント】 やや濃いめの、光沢のあるルビーの色調。 香りはグリオット(さくらんぼ)やスグリ、ラズベリーを思わせるさわやかな果実。 徐々に土っぽい香り、腐葉土、レザーの深みのある香りが現れます。 果実の甘みと、ピノ・ノワールの特徴である綺麗な酸味、 穏やかな渋みがアクセントに感じられます。 タンニンが落ち着くまで数ヶ月寝かせることによって、燻した香りや レザーのノートが加わります。 フレッシュな果実味を味わうため、熟成は3年程度までに留めるのがお勧めです。 【料理との相性】 牛肉のスペアリブの煮込みや子羊のもも肉のような赤身肉のグリル によく合います。 また、ブフ・ブルギニヨン(ブルゴーニュ風赤ワイン煮込み)、 鹿や野ウサギといったジビエともよく合います。 ソフトタイプのチーズ(カマンベールなど)、セミハード、ハードチーズ(ゴーダ、コンテ) とも素晴らしい相性を見せてくれます。 ●赤ワイン・750ml ●ブドウ品種:ピノ・ノワール |
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赤ワイン
白ワイン
泡(シャンパン)
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- ボディ(コク)
4,070円 (税込)
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