ルイ・ジャド
LOUIS JADOT
ブルゴーニュを語る上で外せない 最大規模の名門ドメーヌ
1859年ルイ・ジャド社は、ブドウ栽培家として地位を確立していたジャド家のルイ・アンリ・ドゥニ・ジャドによって創設されました。1794年からジャド家が所有する区画に加え、長い歴史の中で徐々にブルゴーニュの銘醸格付け畑を次々に取得し、現在約210haの自社畑を所有するブルゴーニュ有数の大ドメーヌです。
また、一方で優れた品質のワインを提供するネゴシアンとして高い評価を受けています。規模の大きなドメーヌ、ネゴシアンであるにも関わらず、そのワイン造りは堅実で品質が高い事で世界的に有名です。
ワイン業界で最も有名な評論家「ロバート・パーカー氏」の著、「ワインバイヤーズガイド」では、DRCやドメーヌルロワなど超名門ドメーヌと並び、五つ星の最高評価にランク付けされています。
ルイ・ジャド社のワイン造りの目的は、自らが誇りとするブルゴーニュの真のテロワールを、それぞれのワインを通じて表現することであり、長い将来にわたってそのテロワールが維持されていくことです。そのために、約20年以上前から化学肥料や農薬の使用を排除し、伝統的な手法を採用してきました。数年程前からは、ボーヌ周辺など一部の畑でビオディナミ農法を実践しています。醸造は天然酵母を使用し、じっくりと時間をかけて行います。
酒神バッカスを施したルイ・ジャドのラベルで販売されるワインは、すべてブルゴーニュ地方のA.O.C.格付けのワインで、すべてのワインに、同じデザインのラベルが用いられています。
これは、ルイ・ジャド社が創設当初から、グラン・クリュからシンプルなA.O.C.ブルゴーニュに至るまで、すべてのアぺラシオンに対して同等の価値を置き、同等の熱意を持ってワイン造りを行っていることを示しています。
縁取りが施されたバッカスの顔と、淡いイエローのラベルは、常に変わらず、一目でルイ・ジャド社のワインであることが分かります。
シャルム・シャンベルタン 特級畑
「ナポレオンが愛したワイン」として知られる「シャンベルタン」を擁するジュヴレ・シャンベルタン村。ここには、標高260m~320メートルの南東向きの日当たりの良い斜面に、9つのグラン・クリュがあります。その特級畑のうち一つがシャルム・シャンベルタンです。シャルム名の通り、ジュヴレのグラン・クリュの中では果実味豊かな丸みを帯びたチャーミングなワインが生まれます。西隣りのマゾワイエール・シャンベルタンでも「シャルム」の名前を名乗ることができるため、マゾワイエールのブドウを使ったワインでも「シャルム・シャンベルタン」として瓶詰め出荷されています。