シュヴァリエ・ド・ラスコンブ
CHEVALIER DE LASCOMBES
前所有者の経営下にあった1970年代から90年代には評価を落としていたシャトーですが、2000年に現在の所有者の手に移ってからは驚異的な品質の向上を成し遂げ、いまやまさにマルゴーを代表する銘柄に復活しました。 ▼厳しい評価で知られる『ル・クラスマン』でも好意的なコメントが書かれています。 |
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「2001年にアメリカの投資家グループに買収されてからワイン造りは、アラン・レイノーに委ねられることになった。彼は直ちにブドウ栽培と醸造所の改修において見事な仕事ぶりを発揮した。最初に手掛けたヴィンテージ2001年は、長年このワイナリーで造られてきたワインの中で、ずば抜けてよい出来となった。もし、こうしたワイン造りが今後も継続されれば、ラスコンブは今世紀で最高のマルゴーの1つになるだろう。」 |
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ロバート・パーカー氏も「ボルドー第4版」で同様に、2001年以降の品質向上に注目しています。 |
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「メドックの黙示、ラスコンブは2000年に売却されるまでは、ボロボロの状態だった。 新しい所有者は、イヴ・ヴァトロ(レイニャック)・ブリュノ・ルモワーヌ(モンローズ)、アラン・レイノー (キノーランクロ・ラ・フルール・ド・ゲイ)、ミシェル・ロラン(世界的に著名である)といった腕利きのコンサルタントを迎えた。 彼らには畑とセラーにおいて、最上のワインをつくるために、必要な変革を実施する権限が与えられた。 現在、2000年以前と比べると、収量は3分の1である。例えば2001年の収量は1ha当たりわずか27hlであった!!」 |
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シュヴァリエ・ド・ラスコンブ / CHEVALIER DE LASCOMBES1997年に誕生した、シャトー・ラスコンブの弟分的なセカンドワインが、このシュヴァリエ・ド・ラスコンブです。セカンドワインについては、各シャトー様々な基準を持っていますが、ラスコンブの場合は、弟分とはいえ、樹齢の若い樹を使っているわけではありません。ファーストのラスコンブを生み出す過程で、惜しくもファーストに漏れたロットを用いて、ファーストよりも早く飲み頃を迎える、親しみやすい魅力的なワインを造る、という目的のもと造られるセカンドワインです。 セカンドとはいえ、マルゴー村の持つ女性的なエレガンスを十二分に堪能できるワインとして、評価の高いセカンドワインです。 |