シャトー・ムーラン・ヌフ
Chateau Moulin Neuf
シャトー・ムーラン・ヌフ | CHATEAU Moulin Neuf
シャトー・ムーラン・ヌフは、メドック地域のJau-Dignac et Loiracにある職人肌のプティシャトーです。
ジロンド川沿いにある条件のよい土地に畑を所有し、伝統的な樽熟成ワインを造っています。
所有する土地は9ヘクタールで、斜面にある水はけのよい砂利質土壌です。
砂利質の下には赤ワインに香り高さと重厚さを与える粘土石灰質土壌があり、
個々の畑の状態に応じて、カベルネ・ソーヴィニョン、メルロを栽培しています。
他にも年によって使ったり使わなかったりしますが、補助的に使用する目的でカベルネ・フラン、プティ・ヴェルト、そしてマルベックも栽培しています。
畑について
ジロンド川沿いの斜面にある畑は水はけがよく、日のあたりにも恵まれています。
ポイヤック、マルゴー、サン・ジュリアン…名だたるボルドーの村々に共通する条件が、
ジロンド川沿いであること、そして緩やかな傾斜地に畑を持っていることです。
ジロンド川からの反射熱が適度に温暖な気候を維持してくれるおかげで、
熟すのが遅いブドウ品種、カベルネ・ソーヴィニョンも寒くなる前に完熟します。
また水はけのよい土壌のおかげで、ブドウの樹は水分を求め地中深く根を伸ばします。
結果、多くのミネラル・栄養素を吸い上げて上質なブドウを造ることができます。
また栽培も醸造もすべて自然に配慮したワイン造りを心がけています。
農薬や化学肥料をなるべく使用せずリュット・レゾネを行うこのシャトーのワインは、
ボルドーとしてはあまり大きくないプティシャトーだからできる可能な量を丁寧に造っています。
醸造方法について
古典的なボルドーワインの技法を守りワイン造りを行います。
ブドウは収穫後丁寧に選果され、破砕機へ運ばれます。
果皮は果汁に漬け込みながら、ブドウのエキスをしっかり抽出し、一部新樽を使いながら、12カ月間樽熟成を行います。
艶やかなガーネット色、華やかに溢れる複雑な香りがあります。
熟したブラックベリーやプラムを思わせる果実味と、
バニラを思わせる香ばしく甘い樽香りがよくマッチしています。
今飲んでも美味しいですが、樽熟成の香りを活かすため、
もう数年寝かせてから飲むのもお薦め。
よりバランスが取れた、滑らかなワインを楽しむことができます。