シャトー・レ・ブイグ
CHATEAU LES BOUYGUES
古典派ボルドーの円熟した味わいをすぐに楽しめる!!
ボルドーといえば、熟成させる赤ワインの代表格。かつてはイギリスへ運ばれ、親が子供の為にセラーへ貯蔵する、と言われるほどでした。
近年アメリカ、中国市場での需要から、徐々に早飲みできるスタイルに変わりつつありますが、このシャトー・レ・ブイグは、クラシカルな古典的ボルドーを現代に伝える、数少ないシャトーの一つです。
今回入荷したのは1985年と1986年という、2年続いた当たり年ワイン。30年以上熟成された、円熟のボルドーワインをお楽しみください!
一般的に、1985年はとても気のそそられる魅力的なヴィンテージであり、バランスのよくとれた、リッチな、非常に薫り高いが優しいワインが数多く生産された。(ロバート・パーカー著「ボルドー」第4版より)
やや雨が多く、涼しい夏を経て迎えた9月は、記録的な猛暑となるほどの好天に恵まれた1985年。特に9月に収穫を迎えるメルロ種にとっては素晴らしい年になりました。すぐ飲むこともでき、熟成もできるバランスの良い年といわれています。
1986年のワインは愛想のよいものではない。飲み頃になるまで待てる準備がないなら買っても意味のないヴィンテージなのだ。だが、喜びを先送りにできるなら、多くのワインが心亜浮き立つようなものだと証明されるはずである。(ロバート・パーカー著「ボルドー」第4版より)
非常に乾燥し暑かった夏は、ブドウに凝縮感と深みをもたらしました。非常にタンニンがしっかりとした、堅牢なワインが数多く生まれたため、長期熟成に適したヴィンテージといわれています。
憧れの古酒。
ゆっくり熟成され、飲み頃を迎えたワイン。
若い時には感じられなかった複雑さをお楽しみ頂ける熟成ワインのコーナー。
掘り出し物や2度と手に入らない希少なワイン、有名グランヴァンも日本最安値特価で続々とご紹介いたします!
ワインは、時間と共に味わいや香りに複雑さが現れます。
若い果実味にとんだパワフルなワインも良いですが、熟成によってまろやかになり、複雑な香りが幾重にも現れる古酒を頂くことはワイン愛好家にとっても、普段あまりワインを飲まない方でも感動してしまうほどの魅力を持ち合わせています。
また熟成したワインは、まだできたばかりの若いワインと違い、とても繊細なことが多くあります。
出来ればワインが到着したら数時間はおいてから落ち着かせて、抜栓することをおすすめします。
また夏季など気温が高くなる時期は特にクール便をおすすめしています。
ワインは熟成するにつれて、若い頃に角ばっていたタンニンの角が取れ、酸味などが落ち着き、まろやかな味わいになります。
しだいに、果実味・甘味・酸味・渋みなどが混ざり合い、複雑な味わいに変化していきます。
フレッシュなワインは、果実味に富んで、酸味もイキイキとしていたり、タンニンもパワフルであったりと、まさにとれたて果実のイメージです。
一方、熟成したワインは、酸味が落ち着き、タンニンもまろやかな舌触りになってきます。色調は褐色がかり、香りもなめし皮や、森の土やキノコのような熟成香が加わり複雑味を増し、味わいは円熟味をましていきます。
同じワインでも、ヌーボーのような出来立て、1年熟成、5年熟成、10年熟成と時間とともに変化していきます。注意してほしいことは、熟成すればするほど美味しくなるというわけではないということです。
ワインはどこかしらのタイミングで飲み頃を迎え、それは、産地や作り手、ヴィンテージ、品種によってその適正は異なります。
あなたが一番おいしいと感じる熟成期間はどのくらいでしょうか。 そんなことを考えながら飲むのも楽しみの一つですね。
シャトー・レ・ブイグはサンテミリオン、カスティヨン(プピーユで一躍有名になった産地)から近い場所にある、家族経営の小さなシャトーです。現在8世代目にあたり、ボルドーでも有数の長い歴史を持ちます。ゆうに100年を超える伝統を持ち、代々伝わるワイン造りを守り抜いてきました。
現在の当主はGhislaine MOMBOUCHER(ジスレーヌ・モンブシェ)氏です。ブドウ畑は昔から自然栽培を行っていますが、近年認証を取るために、さらに畑の管理を徹底し、有機栽培に注力しています。
平均樹齢30年の畑から、古典的ボルドーの魅力溢れるワインを作ります。
コンクリートタンクで醸しを行った後、醸造桶に移し30日間アルコール発酵という伝統的な手法でワイン造りを行います。さらに、ワインは飲み頃までタンク熟成をさせました。大きな容器で熟成させるほど、熟成スピードが緩やかに、しかしバランスよく進みます。