アーストン
AERSTONE
| アーストンは海沿いと内陸という対照的な気候条件で10年熟成した2つのシングルモルトを造っており、「ランドカスク」は内陸の貯蔵庫でピーテッド麦芽を使用し、リッチでスモーキーな味わいに仕上がっています。 |
アーストンはグレンフィディック蒸留所やバルヴェニー蒸留所を所有するウイリアム・グラント＆サンズ社から発売されました。「ランドカスク」はその名の通り、内陸の貯蔵庫で10年以上丁寧に熟成されたシングルモルトウイスキーです。ピーテッド麦芽を使用し、アイラモルトを思い浮かべるほどスモーキーですが、ローランドモルトの穏やかなモルティ感やフルーティさも備え持つ仕上がりになっています。パンチのあるピートと焚き火の煙のような香りに、爽やかな柑橘系フルーツのアクセント。ピートとスモークが口の中に広がり、穏やかな甘さとスパイス、熟した果実のニュアンスに、スモーキーさが長く続きます。
ウィリアム・グラント＆サンズは1887年にウイリアム・グラントとその家族によって手作業で建設されたグレンフィディック蒸溜所からその歴史が始まりました。現在は5代目となり、数ある蒸留所の中でも稀に見る家族経営の蒸留所です。近年はウイスキーだけでなく、ジンやウォツカ、ラム、ブランデーなども生産しています。アーストンが造られるアイルサ・ベイ蒸留所は、2007年にガーヴァン蒸留所に併設され、生産を開始しました。基本的にはグランツのブレンド用モルト原酒の確保のために使われていますが、2016年に初めてシングルモルトをリリース。ピートタイプ、ライトタイプ、ノンピートの3タイプのウイスキーを製造しています。
