【オールドヴィンテージワインにつきまして】
以下のオールドヴィンテージワインの特徴をお読みいただき、
ご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。
・ワイン専用セラー内で、一定の温度・湿度による管理の下、長期間大切に保管されてきたワインです。経年によりラベルに汚れや破損が生じたり、コルク上部にカビが生える事がございますが、ワインの価値を損なうものではございません。また、コルクの上部にカビがあっても、内側にカビが生える事はございません。
・オールドヴィンテージワインの場合、ワインの量が目減りしている事があります。これはコルクが微量に呼吸することでワインの熟成が促される現象で、その際ワインが少しずつ揮発することで起こります。つまり全く自然なことです。
(一般的に、10年で液面が1cm程度下がると言われています。)
・オールドヴィンテージワインはとても繊細です。持ち運びの際の振動によりストレスがかかった直後では、本来の味わいが発揮されないことがございます。また、長い熟成の過程で生じた澱が瓶の中で舞ってしまい、飲む際にざらつきを感じてしまう事がございます。
オールドヴィンテージワインは、飲む前の1週間は瓶を立てた状態で静置し、落ち着かせた状態にしてからお飲みいただく事をお勧めいたします。
なお、誠に恐れ入りますが、返品・交換は致しかねます。
予めご承知の上、お買い求めくださいませ。
Chateau Laville Haut-Brion (Chateau La Mission Haut-Brion Blanc)
シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン(ラ・ミッション・オーブリオン・ブラン)
シャトー・ラヴィル・オー・ブリオンは、ボルドーの南、グラーブ北部のペサックとレオニャンとその周辺の8つの村にまたがるAOCペサック・レオニャンに格付けされています。
ペサック・レオニャンの辛口白は、ボディーのしっかりしたもので、特有の味わいを持つ優れた辛口白ワインを産出します。
≪4つのオーブリオン≫
オー・ブリオンとは元々この一帯の地名であり、以前は同じシャトーだったものが、分離・独立していました。五大シャトーの一つとなった1級のシャトー・オー・ブリオンをライバル視し、互いに切磋琢磨してましたが、1983年より全てディロン家の所有となり、「シャトー・オー・ブリオン」「シャトー・ラ・ミッション・オー・ブリオン」「シャトー・ラ・トゥール・オー・ブリオン」そしてこの『シャトー・ラヴィル・オー・ブリオン』の4つのオー・ブリオンはまた1つになったのです。
ラ・ミッション・オーブリオンのシャトー内でオー・ブリオンのスタッフによりブドウ栽培からボトリングまで、オーブリオンと同じように手間暇をかけて造られるため、1級のオーブリオンの白に並ぶ品質・評価のワインになるのです。
年産量も、オーブリオンの白に負けない少なさで、わずか1000ケースほど。まさに、世界で最も偉大で、希少な辛口白ワインの1つです。
※2009年ヴィンテージより、ラヴィル・オーブリオンから
『ラ・ミッションオーブリオン・ブラン』に改称されています。
世界で最も偉大な辛口白ワインの一つである。
30~40年も向上し続けるほどの、人知を超えた能力を持つ。
樽から味わうと驚嘆に値する味わいだが、瓶詰め後、まったく閉じてしまい、5年から10年は再び開くことはない。名声と、常に品質のレベルが高いため、恐ろしいほどの高値で売れる。生産量の95%が輸出されているのはおそらくそのためであろう。
~ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より~
Laville Haut Brion, (Pessac-Leognan), 2008
“The last vintage of Laville Haut-Brion (its name was changed to La Mission
Haut-Brion Blanc in 2009) is a blend of 79% Semillon and 21% Sauvignon Blanc
revealing lovely lemon blossom, orange marmalade, candle wax, honeysuckle
and hints of smoky oak. Full-bodied and capable of lasting 20-25 years,
it is a sensational dry white.”
ラヴィル・オーブリオンとしての最後のヴィンテージとなった2008年はセミヨン79%、
ソーヴィニョン・ブラン21%のブレンドで、愛らしいレモンの花、オレンジマーマレード、
ロウやスイカズラの香りにほんのりとスモーキーな樽香。フルボディで
20~25年は熟成し得るセンセーショナルな辛口白ワインである。