




- 芳醇な果実味とアロマ。
複雑味、凝縮感のあるワイン
- ボディ(コク)
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オーストラリア・マクラーレン・ヴェイルを代表する「カンガリーラ・ロード・ワイナリー」。
その創業者ケヴィンの背中を見て育った息子チャーリーは、幼い頃からワイン造りの空気を吸い込みながら成長してきました。父のスタイルを深く理解しつつも、彼自身の感性と時代への感応力は、新しい表現を求めて止みませんでした。
2016年、まだ学生の頃に初めて自らのワインを仕込み、立ち上げたのが「Silent Noise(サイレント・ノイズ)」です。

|| 幼少期からワイン造りの世界へ
サイレント・ノイズの創設者であるチャーリー・オブライエンは、オーストラリアのカンガリーラ・ロード・ワイナリーで生まれ育ちました。幼い頃からワイン造りのすべてに魅了され、この業界に携わる人々の「オープンでフレンドリーな仲間意識」に親しんできました。
彼のワインへの情熱は非常に幼い頃から始まりました。ブドウの木に囲まれた環境で育った彼が、最初に話そうとした言葉の一つは「トラクター」。5歳の頃には、自分の小さなトラクターでブドウを運んだり、樽の詰め替えを手伝ったりと、ワイン造りに夢中になったと語ります。
||18歳でのブランド設立:試行錯誤が生んだ「サイレント・ノイズ」
ブランド立ち上げのきっかけは、彼が15歳の時の学校の必修課題でした。彼は「様々なワイン酵母が最終的なワインの香りと味に与える影響」を研究テーマに選び、父から提供された3種類のシラーズを異なる酵母で発酵させました。
ワインが完成した後、彼は地元のワインメーカーたちに目隠しテイスティングを依頼。その結果、圧倒的な支持を得たのは、彼自身のお気に入りで、フランスのシャンパーニュ地方が原産の特定の酵母を使ったものでした。この実験の成功が確信となり、彼は自身のシラーズを製造。
それが、彼が18歳になった年にリリースされた「2014 サイレント・ノイズ リザーブ シラーズ」であり、「サイレント・ノイズ」の記念すべき初ヴィンテージとなったのです。

||ボルドーで学んだ「細部へのこだわり」
チャーリーは、オーストラリア国内やラングドックのドメーヌ・アストリュックなどで研鑽を積む中、特に2019年の収穫期にボルドーの特級シャトー、オー・バイイで過ごした経験を「決して忘れられない教育」と語ります。
彼はこのシャトーで、ワイン造りのあらゆる側面における「細部への徹底的なこだわり」に感銘を受けました。チーフワインメーカーからの直接指導を通して、この教えを自身のワイン造りの哲学として深く根付かせました。
||伝統とナチュール、その間に位置する独自のスタイル
彼のワイン造りのスタイルは、「伝統的(コンベンショナル)」と「ナチュール(自然派)」の間。伝統的なワインの「クリーンさ(欠点のない状態)」を尊重しつつ、ナチュールワインが持つ「実験性や可能性」を重要視しています。
「美味しくさえあれば、可能性は無限大」という信条のもと、自由な発想でワインと向き合っています。

||畑の品質:アデレード・ヒルズの優良区画
例えば、シャルドネの原料となるブドウは、アデレード・ヒルズ内のサブリージョン「レンズウッド」の畑から調達されます。
この地域は標高が高く、特に北向きの区画からは、力強くもエレガントなシャルドネが生まれます。チャーリーは、この地区の畑の「大多数が最高品質のシャルドネ」を生産していると述べ、原料の質の高さを確信しています。
||6つの樽製造元が織りなす複雑性
発酵プロセスもユニークです。ワインは天然酵母によって、100%新しいフレンチオークで発酵されますが、このオーク樽は6つの異なる樽製造元から選定されています。
この多角的なアプローチの目的は、ワインに複雑な層を与えることです。オークの木目のサイズ、側板のシーズニング期間、乾燥方法(天日乾燥か炉内乾燥か)樽のトースト具合といったきめ細かい視点で選定を行い、それぞれのキュヴェに最も合った樽の組み合わせを決めているのです。
これらの細部にわたるこだわりが、サイレント・ノイズのワインに、彼の哲学と技術が融合した、唯一無二の個性を与えています。
サイレント・ノイズのワインは、軽やかでフレッシュ。それでいて深みと説得力を失わず、飲む人に驚きと楽しさを届けます。ユニークな醸造法を試みた「クラウディ・バッド・ファイン・シャルドネ」、イタリア原産でオーストラリアではまだ希少な品種を醸した野心的な「サイレント・ノイズ ウーヴァ・ディ・トロイア」など、どのボトルにもチャーリーの“実験精神”が宿っています。
さらに注目すべきはラベルデザイン。オーストラリアのアーティストに依頼し、作品ごとにチャーリー自身やワインとの関わりを反映させた遊び心あふれるアートは、ボトルを手にした瞬間から楽しさを約束してくれます。
若さゆえの柔軟な発想と、確かな経験に裏打ちされた技術。
サイレント・ノイズは、チャーリーが世代を超えて示す「ワインの未来図」そのものです。静かに、しかし確実に世界の注目を集めるこのシリーズは、次世代オーストラリアワインの旗印として、今まさに「静かなる喧噪」を響かせます。
||テイスティングコメント
サイレント・ノイズ クラウディ・バット・ファイン シャルドネ
彼の代表作の一つである「Cloudy But Fine」は、「何もしない」哲学を最も明確に示す1本。
チャーリーは仕上がったこのワインのあまりの完成度に驚嘆し、彼はあえて清澄剤(安定化剤)の使用を避け、濁ったまま(Cloudy)にしています。 ブドウの風味や香りを奪ってしまう可能性がある清澄剤を使わないことで、ブドウ本来の個性をより強く感じる味わいを目指しました。グラスに注がれた液体はわずかに濁りを帯びています。けれども、その曇りこそが個性の証であり、魅力そのもの。だからこそこのワイン名は「Cloudy but Fine(曇っていてもなお美しく、素晴らしい)」と名付けられたのです。
完熟した砂糖漬けメロンの美しい香りに、缶詰のアプリコットを思わせるわずかにミネラル感を帯びた香りが重なります。そこに摘みたてのレモン、オレンジの花、ゼラニウムの華やかな香りが舞い踊ります。
口当たりは黄金色の質感で、アプリコットグラッセ、ライムカード、洋梨、カスタードデニッシュを思わせる豊かな風味が広がり、誘惑的な余韻が長く続きます。

アデレード市街から南の方へ車で1時間ほど、南極からの寒流が流れ込む湾にも近い、冷涼な場所にカンガリーラ・ロードワイナリーのぶどう畑が広がります。
カンガリーラ・ロード・ワイナリーはケヴィン・オブライアンと妻のヘレンの二人の手によって、1997年に設立されました。
ケヴィンは醸造家として、そして葡萄の研究者として20年以上のキャリアを積んで、自身のワイナリーを作るため、この南オーストラリアへやってきました。
最初は知る人ぞ知るワイナリーとして、「ケヴィンのワイン」と言われていました。
しかし、設立後間もなく、パーカー氏を始め多くの評論家が「マクラーレン・ヴェイルの優れたワイナリー」として紹介したため、問い合わせが多くくるようになります。
「ケヴィン・オブライアン氏のワイナリーにはどうやっていけばいいですか?」
「マクラーレン・ヴェイルからひたすらカンガリーラ・ロードを進めば辿りつけるよ。」
こんなやりとりが増えてきて、いつしかケヴィンのワイナリーは「カンガリーラ・ロード・ワイナリー」
と呼ばれるようになったそうです。
葡萄の木への熱意に比べ、ワイナリー名には無頓着なケヴィン。
「分かりやすくていい」と、これをそのままワイナリー名としたそうです。

ボトルには葡萄の葉がデザインされています。
しかし、並べてみると一つ一つが微妙に異なります。
そう、ボトルにデザインされているのは各葡萄品種それぞれの葉なのです。


研究者としても高名なケヴィン・オブライアンは、自身の味の表現より、まず葡萄の素直な味わいを大切にしたいと考えていました。
しかし、その真摯な取り組みと、マクラーレン・ヴェイルの特殊なテロワールが相乗効果を生み、
(南オーストラリアの中でも一種独特と言われる土壌です)
自然体でエレガント、しかしオーストラリアらしい豊かな果実味と凝縮感のある、飲みごたえのあるワインが生まれます。

ケヴィンはブドウの為に行う手間を惜しみません。
カンガリーラロードワイナリーは、基本的にビオロジック、オーガニック栽培を実施していますが、さらに厳格な農法の一つである、「ビオディナミ」の導入を開始しました。
「現在は一部で実験中。うまく行けば畑全体を変えてゆく」と話しています。


もはや、ワイン造りの一スタイルとして確立した「ビオディナ(ビオダイナミック農法)」誰もが飲みたがる、ドメーヌ・ルロワやフィリップ・パカレなどでも採用されている農法です。 「ビオディナミ」とは農薬や化学肥料を使用しない農法ですが、一般的に無農薬といわれる農法とはかなり異なります。

そこでは、ビオディナミカレンダーと呼ばれるものにしたがい、畑を管理しています。 それは、天候の予測や肥料のみではなく地球と月や太陽の位置関係のエネルギーを利用することで、ブドウの樹そのものの生命力を強めようとするものです。
もともと「テロワール」と呼ばれるその畑の個性を表現したワイン造りをするのが身上というワイン生産者たち。
農薬・化学肥料が一般化し、醸造技術も進歩する一方で それは世界どこでも美味しいワインを作ることができる単調な世界になりつつあるともいえます。 畑の持つ本来のポテンシャルを活かし、 その畑でしかできない個性の表現されたワインを作る。
それこそがビオディナミの目指すところであり、 自然派生産者たちの望む本来のブドウと作り手の関係であります。 地球と月や太陽の位置関係のエネルギーを利用することで、 ブドウの樹そのものの生命力を強めようとするものです。

オーストラリアのシラーズと聞いて、まず思い浮かぶのはバロッサ・ヴァレー。
「ジャミー」と形容される、濃密で甘みのあるスタイルのシラーズは、飲みごたえがあり、バーベキューなどのワイルドな料理ともよくマッチし、日本でもとても人気があります。
しかし、最近そのバロッサから南の地域、マクラーレン・ヴェイルも注目を集めています。
この地域の特徴は、南極大陸から流れてくる海流の影響。
午後になると南極湾から冷えた空気が流れてきて、畑を冷やします。
この寒暖差の影響で、葡萄はゆっくりと熟します。
こうして収穫されるのは、甘みだけでなく、シャープな酸味も持つ果実。

一般に言われる「オーストラリアのシラーズ」とは一線を画した、エレガントな雰囲気も併せ持つワインが造られるようになりました。
今世界では日本食が評判を呼んでいるように、「ライト化」が進んでいると言われています。
素材の魅力を十分引き出す調理、油を抑えた健康的な料理、そんな世界の嗜好に合わせていまオーストラリアでも、このマクラーレンヴェイルが注目を集めています。

|| 商品名
|| テイスティングコメント


オーストラリア・マクラーレン・ヴェイルを代表する「カンガリーラ・ロード・ワイナリー」。
その創業者ケヴィンの背中を見て育った息子チャーリーは、幼い頃からワイン造りの空気を吸い込みながら成長してきました。父のスタイルを深く理解しつつも、彼自身の感性と時代への感応力は、新しい表現を求めて止みませんでした。
2016年、まだ学生の頃に初めて自らのワインを仕込み、立ち上げたのが「Silent Noise(サイレント・ノイズ)」です。

|| 幼少期からワイン造りの世界へ
サイレント・ノイズの創設者であるチャーリー・オブライエンは、オーストラリアのカンガリーラ・ロード・ワイナリーで生まれ育ちました。幼い頃からワイン造りのすべてに魅了され、この業界に携わる人々の「オープンでフレンドリーな仲間意識」に親しんできました。
彼のワインへの情熱は非常に幼い頃から始まりました。ブドウの木に囲まれた環境で育った彼が、最初に話そうとした言葉の一つは「トラクター」。5歳の頃には、自分の小さなトラクターでブドウを運んだり、樽の詰め替えを手伝ったりと、ワイン造りに夢中になったと語ります。
||18歳でのブランド設立:試行錯誤が生んだ「サイレント・ノイズ」
ブランド立ち上げのきっかけは、彼が15歳の時の学校の必修課題でした。彼は「様々なワイン酵母が最終的なワインの香りと味に与える影響」を研究テーマに選び、父から提供された3種類のシラーズを異なる酵母で発酵させました。
ワインが完成した後、彼は地元のワインメーカーたちに目隠しテイスティングを依頼。その結果、圧倒的な支持を得たのは、彼自身のお気に入りで、フランスのシャンパーニュ地方が原産の特定の酵母を使ったものでした。この実験の成功が確信となり、彼は自身のシラーズを製造。
それが、彼が18歳になった年にリリースされた「2014 サイレント・ノイズ リザーブ シラーズ」であり、「サイレント・ノイズ」の記念すべき初ヴィンテージとなったのです。

||ボルドーで学んだ「細部へのこだわり」
チャーリーは、オーストラリア国内やラングドックのドメーヌ・アストリュックなどで研鑽を積む中、特に2019年の収穫期にボルドーの特級シャトー、オー・バイイで過ごした経験を「決して忘れられない教育」と語ります。
彼はこのシャトーで、ワイン造りのあらゆる側面における「細部への徹底的なこだわり」に感銘を受けました。チーフワインメーカーからの直接指導を通して、この教えを自身のワイン造りの哲学として深く根付かせました。
||伝統とナチュール、その間に位置する独自のスタイル
彼のワイン造りのスタイルは、「伝統的(コンベンショナル)」と「ナチュール(自然派)」の間。伝統的なワインの「クリーンさ(欠点のない状態)」を尊重しつつ、ナチュールワインが持つ「実験性や可能性」を重要視しています。
「美味しくさえあれば、可能性は無限大」という信条のもと、自由な発想でワインと向き合っています。

||畑の品質:アデレード・ヒルズの優良区画
例えば、シャルドネの原料となるブドウは、アデレード・ヒルズ内のサブリージョン「レンズウッド」の畑から調達されます。
この地域は標高が高く、特に北向きの区画からは、力強くもエレガントなシャルドネが生まれます。チャーリーは、この地区の畑の「大多数が最高品質のシャルドネ」を生産していると述べ、原料の質の高さを確信しています。
||6つの樽製造元が織りなす複雑性
発酵プロセスもユニークです。ワインは天然酵母によって、100%新しいフレンチオークで発酵されますが、このオーク樽は6つの異なる樽製造元から選定されています。
この多角的なアプローチの目的は、ワインに複雑な層を与えることです。オークの木目のサイズ、側板のシーズニング期間、乾燥方法(天日乾燥か炉内乾燥か)樽のトースト具合といったきめ細かい視点で選定を行い、それぞれのキュヴェに最も合った樽の組み合わせを決めているのです。
これらの細部にわたるこだわりが、サイレント・ノイズのワインに、彼の哲学と技術が融合した、唯一無二の個性を与えています。
サイレント・ノイズのワインは、軽やかでフレッシュ。それでいて深みと説得力を失わず、飲む人に驚きと楽しさを届けます。ユニークな醸造法を試みた「クラウディ・バッド・ファイン・シャルドネ」、イタリア原産でオーストラリアではまだ希少な品種を醸した野心的な「サイレント・ノイズ ウーヴァ・ディ・トロイア」など、どのボトルにもチャーリーの“実験精神”が宿っています。
さらに注目すべきはラベルデザイン。オーストラリアのアーティストに依頼し、作品ごとにチャーリー自身やワインとの関わりを反映させた遊び心あふれるアートは、ボトルを手にした瞬間から楽しさを約束してくれます。
若さゆえの柔軟な発想と、確かな経験に裏打ちされた技術。
サイレント・ノイズは、チャーリーが世代を超えて示す「ワインの未来図」そのものです。静かに、しかし確実に世界の注目を集めるこのシリーズは、次世代オーストラリアワインの旗印として、今まさに「静かなる喧噪」を響かせます。
||テイスティングコメント
サイレント・ノイズ クラウディ・バット・ファイン シャルドネ
彼の代表作の一つである「Cloudy But Fine」は、「何もしない」哲学を最も明確に示す1本。
チャーリーは仕上がったこのワインのあまりの完成度に驚嘆し、彼はあえて清澄剤(安定化剤)の使用を避け、濁ったまま(Cloudy)にしています。 ブドウの風味や香りを奪ってしまう可能性がある清澄剤を使わないことで、ブドウ本来の個性をより強く感じる味わいを目指しました。グラスに注がれた液体はわずかに濁りを帯びています。けれども、その曇りこそが個性の証であり、魅力そのもの。だからこそこのワイン名は「Cloudy but Fine(曇っていてもなお美しく、素晴らしい)」と名付けられたのです。
完熟した砂糖漬けメロンの美しい香りに、缶詰のアプリコットを思わせるわずかにミネラル感を帯びた香りが重なります。そこに摘みたてのレモン、オレンジの花、ゼラニウムの華やかな香りが舞い踊ります。
口当たりは黄金色の質感で、アプリコットグラッセ、ライムカード、洋梨、カスタードデニッシュを思わせる豊かな風味が広がり、誘惑的な余韻が長く続きます。

アデレード市街から南の方へ車で1時間ほど、南極からの寒流が流れ込む湾にも近い、冷涼な場所にカンガリーラ・ロードワイナリーのぶどう畑が広がります。
カンガリーラ・ロード・ワイナリーはケヴィン・オブライアンと妻のヘレンの二人の手によって、1997年に設立されました。
ケヴィンは醸造家として、そして葡萄の研究者として20年以上のキャリアを積んで、自身のワイナリーを作るため、この南オーストラリアへやってきました。
最初は知る人ぞ知るワイナリーとして、「ケヴィンのワイン」と言われていました。
しかし、設立後間もなく、パーカー氏を始め多くの評論家が「マクラーレン・ヴェイルの優れたワイナリー」として紹介したため、問い合わせが多くくるようになります。
「ケヴィン・オブライアン氏のワイナリーにはどうやっていけばいいですか?」
「マクラーレン・ヴェイルからひたすらカンガリーラ・ロードを進めば辿りつけるよ。」
こんなやりとりが増えてきて、いつしかケヴィンのワイナリーは「カンガリーラ・ロード・ワイナリー」
と呼ばれるようになったそうです。
葡萄の木への熱意に比べ、ワイナリー名には無頓着なケヴィン。
「分かりやすくていい」と、これをそのままワイナリー名としたそうです。

ボトルには葡萄の葉がデザインされています。
しかし、並べてみると一つ一つが微妙に異なります。
そう、ボトルにデザインされているのは各葡萄品種それぞれの葉なのです。


研究者としても高名なケヴィン・オブライアンは、自身の味の表現より、まず葡萄の素直な味わいを大切にしたいと考えていました。
しかし、その真摯な取り組みと、マクラーレン・ヴェイルの特殊なテロワールが相乗効果を生み、
(南オーストラリアの中でも一種独特と言われる土壌です)
自然体でエレガント、しかしオーストラリアらしい豊かな果実味と凝縮感のある、飲みごたえのあるワインが生まれます。

ケヴィンはブドウの為に行う手間を惜しみません。
カンガリーラロードワイナリーは、基本的にビオロジック、オーガニック栽培を実施していますが、さらに厳格な農法の一つである、「ビオディナミ」の導入を開始しました。
「現在は一部で実験中。うまく行けば畑全体を変えてゆく」と話しています。


もはや、ワイン造りの一スタイルとして確立した「ビオディナ(ビオダイナミック農法)」誰もが飲みたがる、ドメーヌ・ルロワやフィリップ・パカレなどでも採用されている農法です。 「ビオディナミ」とは農薬や化学肥料を使用しない農法ですが、一般的に無農薬といわれる農法とはかなり異なります。

そこでは、ビオディナミカレンダーと呼ばれるものにしたがい、畑を管理しています。 それは、天候の予測や肥料のみではなく地球と月や太陽の位置関係のエネルギーを利用することで、ブドウの樹そのものの生命力を強めようとするものです。
もともと「テロワール」と呼ばれるその畑の個性を表現したワイン造りをするのが身上というワイン生産者たち。
農薬・化学肥料が一般化し、醸造技術も進歩する一方で それは世界どこでも美味しいワインを作ることができる単調な世界になりつつあるともいえます。 畑の持つ本来のポテンシャルを活かし、 その畑でしかできない個性の表現されたワインを作る。
それこそがビオディナミの目指すところであり、 自然派生産者たちの望む本来のブドウと作り手の関係であります。 地球と月や太陽の位置関係のエネルギーを利用することで、 ブドウの樹そのものの生命力を強めようとするものです。

オーストラリアのシラーズと聞いて、まず思い浮かぶのはバロッサ・ヴァレー。
「ジャミー」と形容される、濃密で甘みのあるスタイルのシラーズは、飲みごたえがあり、バーベキューなどのワイルドな料理ともよくマッチし、日本でもとても人気があります。
しかし、最近そのバロッサから南の地域、マクラーレン・ヴェイルも注目を集めています。
この地域の特徴は、南極大陸から流れてくる海流の影響。
午後になると南極湾から冷えた空気が流れてきて、畑を冷やします。
この寒暖差の影響で、葡萄はゆっくりと熟します。
こうして収穫されるのは、甘みだけでなく、シャープな酸味も持つ果実。

一般に言われる「オーストラリアのシラーズ」とは一線を画した、エレガントな雰囲気も併せ持つワインが造られるようになりました。
今世界では日本食が評判を呼んでいるように、「ライト化」が進んでいると言われています。
素材の魅力を十分引き出す調理、油を抑えた健康的な料理、そんな世界の嗜好に合わせていまオーストラリアでも、このマクラーレンヴェイルが注目を集めています。

750mlサイズのお好みのワインを入れることが出来ます。
※ギフトボックスと一緒にワインを複数本、お買い求め頂いたは、どちらの商品をギフトボックスに入れるか、注文時に「備考欄」にてご連絡ください。

1本用
2本用
袋の色はクールグレーのみとなります。
ワイン1本、もしくは1本用ギフトボックスを入れることが出来ます。

「もっと気軽にワインを持ち運びたい」そんな皆様の声にお応えし、ワインショップソムリエロゴ入りワイン用袋をご用意しました。
1本用・2本用・3本用の3種取り揃えておりますので用途に合わせてお選びくださいませ。

| ワイン名(原語) | サイレント・ノイズ クラウディ・バット・ファイン シャルドネ (SILENT NOISE CLOUDY BUT FINE CHARDONNAY) |
| 生産者名 | カンガリーラ・ロード・ワイナリー(KANGARILLA ROAD) |
| 原産国・地域 | オーストラリア・南オーストラリア州 |
| ヴィンテージ | 2024年 |
| ぶどう品種(栽培比率) | シャルドネ |
| タイプ | 白ワイン |
| 内容量 | 750ml |
| ご注意 | 開封後は要冷蔵の上お早めにお飲みください。 |
| 保存方法 | 要冷蔵 18℃以下 |
| 特徴 | ・アデレード・ヒルズのレンスウッドGIに位置する、低収量の畑から収穫された高品質のAグレード果実を使用。 ・手摘みしたブドウを4時間スキンコンタクトした後、シャンパンサイクル(4時間)でゆっくりと圧搾。 ・発酵は100%新樽のフレンチオーク、6つの異なる樽メーカーによる樽を用い、自然酵母で発酵。 ・亜硫酸を添加せずに澱とともに9か月熟成。 |
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