【オールドヴィンテージワインにつきまして】
以下のオールドヴィンテージワインの特徴をお読みいただき、
ご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。
・ワイン専用セラー内で、一定の温度・湿度による管理の下、長期間大切に保管されてきたワインです。経年によりラベルに汚れや破損が生じたり、コルク上部にカビが生える事がございますが、ワインの価値を損なうものではございません。また、コルクの上部にカビがあっても、内側にカビが生える事はございません。
・オールドヴィンテージワインの場合、ワインの量が目減りしている事があります。これはコルクが微量に呼吸することでワインの熟成が促される現象で、その際ワインが少しずつ揮発することで起こります。つまり全く自然なことです。
(一般的に、10年で液面が1cm程度下がると言われています。)
・オールドヴィンテージワインはとても繊細です。持ち運びの際の振動によりストレスがかかった直後では、本来の味わいが発揮されないことがございます。また、長い熟成の過程で生じた澱が瓶の中で舞ってしまい、飲む際にざらつきを感じてしまう事がございます。
オールドヴィンテージワインは、飲む前の1週間は瓶を立てた状態で静置し、落ち着かせた状態にしてからお飲みいただく事をお勧めいたします。
なお、誠に恐れ入りますが、返品・交換は致しかねます。
予めご承知の上、お買い求めくださいませ。
Chateau Gruaud Larose シャトー・グリュオ・ラローズ | |
サン・ジュリアンはポイヤックとマルゴーに挟まれた土地柄、両者の中庸的なスタイルと説明されることが多いですが、そのサン・ジュリアンの美点を余すところなく表現しているのがこのシャトーです。ポイヤック的な堅牢で重厚なスタイルと、マルゴー的な優雅さやフィネス、それらを調和のとれたスタイルに落ち着かせる熟練の技が生きた品格のあるキュヴェは、長年のファンが多い貴重な銘柄です。 エチケットに堂々と “LE VIN DES ROIS LE ROI DES VINS” (王のワイン、ワインの王) と記されているとおり、1855年の格付け当時は1級シャトーに次いで取引価格が高かったのがグリュオ・ラローズだというのは有名な話。それから150余年が過ぎても安定したクオリティを誇るのはすごいこと。 近年は巨額な設備投資を行ったりしましたが、オーナーのジャン・メルロ氏は設備が整っていることは重要であるとしたうえで、葡萄の栽培を根本から見直し、本質的なクオリティの向上を目指しましています。 「サン・ジュリアンのエレガンスを表現したいのです」とは彼の言葉。ここ数年は特に非常に高い水準で安定しています。 | 家紋の周りを囲むように “LE VIN DES ROIS LE ROI DES VINS” と書かれています。 |
ロバート・パーカー氏の評価も高く、「ボルドー(第4版)」の中では以下のように絶賛されています! 『グリュオー・ラローズは何十年もの間サン・ジュリアンで最も重々しく、内向的なワインを生産してきたが、新しい所有者であるジャック・メルローのもとでは、より品の良い、それほど朴訥でなくタニックでもないスタイルのワインをつくる傾向があるのは明らかだ。 メルローはこのシャトーに多額の資金を投入し、66ある畑の区画それぞれについてのすべてのデータをコンピュータ化した。また、高価な排水システムも導入した。私は最近の醸造方針が続くことを期待している。 生産量は多く、品質は一貫して高い。 2000年、1990年、1986年、1985年、1983年、1982年、1961年のようなヴィンテージでは、グリュオー・ラローズは一級相当の品質のワインを生み出している。』 |