カレラの特徴と通販での選び方
カリフォルニアのロマネ・コンティ”と称されるワインを生みだし、世界から高い評価を受けている著名ワイナリー「カレラ」。
こちらでは、カリフォルニアのワインを語る上では外せないカレラの特徴をご紹介いたします。
標高約860mのマウント・ハーランの頂上近辺は石灰岩が豊富で、冷涼な気候からピノ・ノワールの栽培に非常に適した環境となっています。
そんなマウント・ハーランのテロワール(ブドウ畑を取り巻く自然環境)に魅了されたのが、カレラのオーナーであるジョシュ・ジェンセン氏です。
ジョシュ・ジェンセン氏は大学在学中に飲む機会が増えたブルゴーニュワインに惹かれ、1969年に憧れの土地ブルゴーニュ地方を訪れます。
そこでかの有名な「ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ」でブドウの栽培について学び、さらに「デュジャック」では醸造といったワイン造りのノウハウを学びました。
その経験からジョシュ・ジェンセン氏は「アメリカで最高のワインを造ること」を目標とし、カリフォルニアに戻って最高の条件が整う土地探しを開始します。
そして、2年の期間をかけて見つけ出したのが、マウント・ハーランでした。 木々が生い茂った状態だった土地を購入し、文字通りゼロからワイン造りをスタートさせます。
当時のカリフォルニアでは質の良いピノ・ノワールを栽培するのは困難とされていましたが、ジョシュ・ジェンセン氏は諦めずに改良を重ね、様々な技術を導入します。
その一つが、「グラヴィティ・フロー」です。グラヴィティ・フローとは機械を使用せずに、自然にかかる重力で高い場所から低い場所へブドウ、ワインを移動させる方法のこと。
かつて石切り場だった急斜面を利用して行われ、ブドウへのダメージを軽減することに成功しました。
ブドウ栽培において理想とする土地で育てられたピノ・ノワールで造られたワインは、優雅さが際立つなめらかな口当たりが特徴的です。
カレラの生みだすワインの最大の特徴は、世界から高い評価を得る品質の高さでしょう。
その品質の高さは、最高峰のワインとして称される「ロマネ・コンティ」に匹敵するとも言われています。
また、辛口評価で知られる著名ワイン評論家ロバート・パーカー氏は、「地球上で最も魅力的なピノ・ノワールのスペシャリストである」と大絶賛。
その他にも有名ワイン雑誌「デキャンタ」でワインメーカー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど数々の賞を獲得し、カリフォルニア屈指のワイナリーとして名を馳せるようになったのです。
そんなカレラには様々なラインナップがありますが、中でも代表的な存在として人気を博しているのが「ジェンセン」です。
テレビ番組でロマネ・コンティと肩を並べるワインとして紹介されたこともあり、瞬く間に売り切れてしまうほどの人気を誇ります。
ジェンセンは最高峰のピノ・ノワールから生まれる複雑なアロマと、力強さと繊細を併せ持つ優美な味わいが特徴です。
カレラが生産するワインの中でも最高の評価を受けていますので、このワイナリーのフラッグシップモデルだと言えるでしょう。
こちらでは、それぞれのブドウ品種の特徴を見ていきましょう。
ピノ・ノワール
世界的に人気の高い黒ブドウ品種の一つである「ピノ・ノワール」は、世界で広く栽培されている赤ワイン用のブドウです。比較的小ぶりの粒と薄めの果皮が特徴で、果皮が薄いことから病害に弱く、栽培が難しい品種と言われています。
しかし、ほどよいタンニンと果実味があり、繊細でなめらかな口当たりのワインに仕上がるので、ポテンシャルの高いブドウであることは間違いありません。
原産地はフランス・ブルゴーニュ地方。ジョシュ・ジェンセン氏がブドウ栽培のノウハウを学んだ「ロマネ・コンティ」が代表的であり、最高品質のピノ・ノワールから造られています。
そして、ピノ・ノワールは冷涼な気候を好むのですが、カレラの本拠地マウント・ハーランは冷涼でまさに栽培に適したテロワールです。
最適の環境で育ったピノ・ノワールは、カレラのワインの味わいに繊細さや優雅さをもたらしています。
シャルドネ
白ブドウ品種で最も人気が高いとされる「シャルドネ」は、白ブドウでは栽培面積世界2位を誇り、世界中で広く栽培されています。早熟であることから冷涼な気候でも適応する品種ですので、冷涼なカレラの本拠地マウント・ハーランはシャルドネの栽培に適した環境と言えるでしょう。
シャルドネはあまり目立った個性がない品種と言われていますが、産地のテロワールや生産者の導入する技術などによって明確に味わいの違いが出ます。
マウント・ハーランのような冷涼な産地ではすっきりとした味わいが出やすく、また、引き締まった酸味が特徴的です。
カレラのラインナップの一つである「セントラル・コースト・シャルドネ・キュヴェV」は、シャルドネ100%の白ワインです。
なめらかで柔らかなシャルドネの良さを感じられながら、ほどよい酸味が全体を引き締めています。
ご購入を検討されているお客様は、是非こちらを参考にお選びください。
カレラの選び方
カレラでは赤ワイン・白ワインの両方が造られており、その中でもラインナップがいくつかあります。それぞれの味わいの特徴を比較し、その中からお好みのワインをお選びいただくのがおすすめです。
それでは、代表的なワインをいくつか挙げてご紹介いたします。
■ジェンセン
「ジェンセン」は、カレラを代表する赤ワインです。
カレラの中では最も高い評価を受けている逸品で、絶大な人気を誇っています。
カリフォルニア最上と名高いピノ・ノワールを100%使用して生まれる味わいは、力強さの中に繊細さがあり、優雅でリッチな印象です。
「ロマネ・コンティ」と双璧を成すとも言われるほどですので、その品質の高さがお分かりいただけるでしょう。
最高峰のピノ・ノワールワインをお探しの方に、是非おすすめしたい逸品になっています。
■セレック
「セレック」はジョシュ・ジェンセン氏の友人の名前が由来となった畑で、石灰質が多い土壌を持ちます。
ピノ・ノワール100%で造られているセレックは、複雑で奥行きのある味わいが特徴です。
また、繊細で女性的なスタイルとも言われており、繊細な味わいがお好みの方におすすめです。
■ヴィリエ
所有する畑の中でも最も広大な区画を持つ「ヴィリエ」は、ジェンセンから非常に近い位置にあります。
こちらから生まれるワインは、リッチな果実味と深い味わいが特徴です。
エレガントな印象のピノ・ノワールが生まれている畑でもありますので、上品かつ複雑な味わいがお好みの方にぴったりでしょう。
■セントラル・コースト・シャルドネ・キュヴェV
「セントラル・コースト・シャルドネ・キュヴェV」は、セントラル・コースのワインをベースにマウント・ハーランの良質ワインがブレンドされた贅沢な逸品です。
桃の甘い香りや花を連想させる香りに、酸味が全体を引き締めています。
上質なシャルドネワインを試してみたいという方におすすめしたい白ワインです。
以上、ご参考までに主なラインナップについて紹介いたしました。
カレラは有名ワイン雑誌で数々の受賞経験があり、辛口ワイン評論家ロバート・パーカー氏からも高い評価を受けていますので、その品質の高さに間違いはありません。
カリフォルニア最高峰のワインを堪能したい方や、大切な方への贈り物をお探しの方に最適のワイナリーだと言えるでしょう。
一方で、カレラの生みだすワインは世界的に有名で、様々な日本のテレビ番組でも取り上げられるため、非常に人気が高い状況です。
貴重な入荷となっておりいずれも品切れが早いですので、入荷の際はお早めのご購入をおすすめいたします。
カレラの楽しみ方
カレラは類稀な品質を誇るワインとなっているため単体でお飲みいただくのも良いですが、お料理に合わせることによってより味わいを感じられます。赤ワインは上質なピノ・ノワールを使用していて繊細さや優雅な印象がありますので、牛肉の赤ワイン煮込みや、赤身魚のお刺身などと合わせると良いでしょう。
白ワインは引き締まった酸味といったシャルドネの特徴が表れているため、ローストチキンや、牡蠣のグラタンといったお料理がおすすめです。
また、素晴らしい味わいをより美味しく楽しむために、飲み頃の温度にも注目をしてみましょう。
例えば、ラインナップの一つである「ジェンセン」は18℃前後が適温で、温度が上がるごとに酸味が穏やかになり、豊かな味わいへと変化します。
対して「セントラル・コースト・シャルドネ・キュヴェV」は8℃~12℃が適温で、冷やすと酸味が引き立ち、逆に温度が上がると甘味が増し、ボリュームのある味わいになります。
このように、合わせるお料理やお客様のお好みのよって温度を調節してお飲みいただくのがおすすめです。
赤ワインはカリフォルニア最高峰のピノ・ノワールと評される品質の高さを誇っていますので、ホームパーティーや女子会から記念日まで様々なシーンにお使いいただけます。
鮮やかな美しい色調はテーブルに並べると一気にその場を華やかにしてくれるでしょう。
また、日頃お世話になっている方や、大切な方への贈り物としても最適です。
セレック、ヴィリエ、ジェンセンでそれぞれ価格帯が異なりますので、ご予算やシーンに合わせてお選びいただけるかと思います。
世界が注目するカリフォルニアワインという事で、ワイン好きの方へのギフトに選んでも喜んでもらえるでしょう。
比類なき品質のワインを生みだし続け、カリフォルニアのワイナリーの代表的存在となっている「カレラ」。
ワインショップソムリエではソムリエ厳選のラインナップを取り揃えていますので、是非この機会にご堪能ください。
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