Cellier des Chartreux
セリエ・デ・シャルトリュ
プロヴァンスとラングドックの間、コート・デュ・ローヌの首都コート・ダヴィニョンにある生産者です。
「フランス人はもちろん、世界中の人々が毎日飲みたくなるような、安くて美味しいフランスワインを作ること」を目標に、プロからワインを熱烈に愛するアマチュアまで、いろんなタイプの人々が情熱を持って運営しています。
セリエ・デ・シャルトリュでは、極力自然のままにブドウを作ることを大切にしています。
白っぽく見える畑、この石灰質分に富む土壌が、シャルトリュ自慢のぶどう畑です。
石灰質の畑で生まれるワインは、ミネラル分豊富で舌触りが良く、香り高く仕上がります。
そんな土を守るためにも、農薬や化学肥料は基本的に使用しません。(リュット・レゾネ と呼ばれる農法です。)
畑の各所に植えられているのは、綺麗なバラ。
しかし、このバラ、実は観賞用ではなく、自然栽培をする上で欠かせない、病害のセンサーとしての役割を持っているのです。
バラはとてもデリケートな植物で、害虫や病気が出始めると、真っ先にかかります。
つまり、バラをチェックすることで、実はその後ブドウの樹がかかりそうな病気・害虫を早期発見し、対処することができます!!
リュット・レゾネという農法は、対処療法のようなもので、ある問題が出た時にその原因を考え、効果的に対処する方法。
このような自然派栽培をする上で原因の早期発見は何よりも大切です。
畑のバラはセンサーとして働く、隠れた功労者なのです。
もともとは自分たちの土壌(テロワール)を表現する、という他の生産者と同じ目標を抱きながらワインを作っていました。 しかし、ドメーヌの設備を改新する際、よりシンプルに、ワイン好きのため、素直に美味しいと思えるワインを作りたい、という思いのもと、再出発しました。
ガール川(世界遺産のポン・デュ・ガールがかかる川です)の周囲に広がる570ヘクタールもの土地は、温暖で和やかな気候のためブドウ栽培に非常に適しているため、古くはローマ時代の頃からワインが作られていました。
コート・デュ・ローヌ、リラック、シャトーヌフ・デュ・パプなど、フランスを代表するワインが数多く作られています。
また、この地域特有の「ミストラル」と呼ばれる強い風のおかげでぶどう達は鍛えられ、病気にかかりにくくなります。
このセリエ・デ・シャルトリュでも、伝統的なローヌのワインを作っていますが、同じくらい力を入れて、この地域以外の品種も栽培しています。
カベルネ、メルロ、シャルドネ、ソーヴィニョン・ブランなど、
人気の高い品種をそれぞれの個性を しっかり表現しつつ造っています。
◎ 仲間と飲もう ◎
ヴァン・ド・ペイ・デュ・ガールは、いわゆるガール地方の地酒!
プロヴァンスのイメージそのままに、社交好きな南フランスの人々は、よくワインを持ち寄って昼間も夜も食べて飲んでしゃべります!
そして彼らも好んで持ちよるのが、この地ワイン!
海あり山あり、隣はイタリアという立地の南フランス。
当然ワインも魚介から野菜、肉、パスタまで、
様々な料理と相性抜群です。
だから南フランスの人たちは、 使い勝手の良い地ワインをよく飲むんですね。 日本でも、このごろ増えてきたホームパーティ(家飲みとも言う?)
初心者には何を選んだらいいのか見当もつかない、 そんな方にお勧めがこのワイン!
地元の品種をいくつかブレンドして作るこのワインは、 クセがなくいろんな料理とマッチするよう、バランスを取りながらブレンダーが調整するため、 どなたにも飲みやすくて、
さらに料理と相性が良いのが特徴!
プロヴァンスのハーヴを使った鶏肉料理や魚料理、
野菜の煮込み(ラタトゥイユ)などは最高の相性です。
ボリュームがあって辛口の白やロゼはキンキンに冷やして、 赤はやや低めの温度で、いろんな料理と併せて楽しみましょう!
◎利き酒しよう!◎
<目指せワインエキスパート!>
仲間とおいしくワインを楽しむ時間はとても素晴らしいもの。
最近は日本でもホームパーティやピクニックなど日常にワインのある賑やかなシーンが見られるようになってきました。
でも時々こんなことを考えませんか?
もし漫画のように「このワインはこのぶどうから造られているのかな?」 なんてピンときたら…
ワインをもっと楽しめるかも。
何も大げさに、テストのようにテイスティングするのを お勧めするのではありません。
品種の持っている素直な香り、素直な味わいを何回か感じ続けると、 その中心となるエッセンスのようなものが徐々に分かってきます。
当店のソムリエやワインアドバイザー達も、 最初はやっぱり違いが分かりませんでした(泣)
でも何度も続けるうちに、 次第に品種の特徴も分かるようになったんです。
このセリエ・デ・シャルトリュのラインナップには、 一つの品種を100%使ったワインが5種類 あります。
どれも当店スタッフが、「あ、いいかも」と思ったワイン、 そして「品種の特徴がよく出た」と感じたワインです。
普段飲みやホームパーティ、さらにソムリエ試験の勉強用に…と、
シーンを選ばずおすすめの旨&安ワイン達です!