クロード・デュガ
CLAUDE DUGAT
ジュヴレ・シャンベルタンを拠点とする、ブルゴーニュのトップドメーヌ
あまりの素晴らしさに、ブルゴーニュには辛い採点で知られるロバート・パーカー氏も100点を献上した、ブルゴーニュ好きなら誰もが知る、伝説的な作り手が、この「クロード・デュガ」です。
彼の畑はジュヴレ・シャンベルタン村に所有する僅か6ヘクタールあまり。
特に、彼の生み出す特級「グリオット・シャンベルタン」はかつてパーカー100点を取ったドメーヌのフラッグシップ。
毎年僅か1~2樽程度しか生産されないという希少品です。
この桁外れの品質から、全盛期のロマネ・コンティを脅かす存在と言われ、いまやブルゴーニュを代表するトップドメーヌと言われるようになりました。
<クロード・デュガのワイン造り>デュガ家のブドウ栽培の歴史は19世紀までさかのぼりますが、クロード・デュガがドメーヌ元詰めを行うまでは、すべてネゴシアンに桶売りしていました。
現在のクロードの代になって、1982年から少しずつ元詰めをはじめ、1993年からは全量元詰めとなりました。
ブドウ畑は「リュット・レゾネ」で管理されますが、殺虫剤や除草剤といった化学物質は使用していません。
ブドウが、高い品質を持つことはもちろん、その土地のポテンシャルを表現することを最重視するため、ブドウの木の樹齢が非常に高いのが特徴です。
事実、彼のブドウ畑は、樹齢70年を超えるものが多く、ジュヴレ・シャンベルタンで最も樹齢が高い畑の一つです。
もう一つ特徴的な点は、低収量です。この地域で定められている値の半分にも満たない低収量のブドウの果実から、この驚異的な味わいが生み出されるのです。
ジュヴレ・シャンベルタン
広さは3.5ヘクタール、味わいは1級ものと間違うほど、と言われる、村名ジュヴレ・シャンベルタンのワイン。
15区画の葡萄がブレンドされており、同村の全体像を感じることができます。最古の葡萄で100年、平均樹齢は50年です。
醸造は代々使用するコンクリートタンクで行い、熟成には1年使用樽を50%、新樽を50%使用し、16~18か月熟成させます。