【オールドヴィンテージワインにつきまして】
以下のオールドヴィンテージワインの特徴をお読みいただき、
ご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。
・ワイン専用セラー内で、一定の温度・湿度による管理の下、長期間大切に保管されてきたワインです。経年によりラベルに汚れや破損が生じたり、コルク上部にカビが生える事がございますが、ワインの価値を損なうものではございません。また、コルクの上部にカビがあっても、内側にカビが生える事はございません。
・オールドヴィンテージワインの場合、ワインの量が目減りしている事があります。これはコルクが微量に呼吸することでワインの熟成が促される現象で、その際ワインが少しずつ揮発することで起こります。つまり全く自然なことです。
(一般的に、10年で液面が1cm程度下がると言われています。)
・オールドヴィンテージワインはとても繊細です。持ち運びの際の振動によりストレスがかかった直後では、本来の味わいが発揮されないことがございます。また、長い熟成の過程で生じた澱が瓶の中で舞ってしまい、飲む際にざらつきを感じてしまう事がございます。
オールドヴィンテージワインは、飲む前の1週間は瓶を立てた状態で静置し、落ち着かせた状態にしてからお飲みいただく事をお勧めいたします。
なお、誠に恐れ入りますが、返品・交換は致しかねます。
予めご承知の上、お買い求めくださいませ。
シャトー・マレスコ・サンテクジュペリ
CHATEAU MALESCOT ST.EXUPERY
近年評価の著しいマルゴー村のワイン
シャトー・マレスコ・サンテクジュペリはマルゴー村の歴史あるシャトーです。
この難しい名前は、かつて所有者の名前です。 17世紀末からこのシャトーを所有していたシモン・マレスコと、その後シャトーを買い取った ジャン・バティスト・サン・テグジュぺリの二人が名前の由来です。
高名なパルメの近くに位置するシャトーは昔から高い評価を得てきました。 マルゴー村とは思えない長命で伝統的なスタイルが、その理由です。
高評価のため、それに傲慢になり、一時は評価を落とした 時期もありました。シャトーが廃墟同然になったこともあったとか。
しかし最近は見事に復活。今は廃墟だった頃の面影は見る影もなく、 素晴らしいワインを産出しています。
特別に大人気であるということがないため、プレミアがついていません。 かなりお買い得ワインと言えそうです。
ここもまた、近年になってよくなってきたマルゴーのシャトーである。マレスコ・サン=テグジュペリは劇的に変わった。多くのヴィンテージでブルジョワ級レベルのワインしかつくれなかったのが、今では名実ともに三級にふさわしくなり、価格は現実的なレベルに抑えられている。ここのワインはマルゴーで最もお値打ち品の1つであり、最上のものは、フィネスと力強さとテロワール、骨の髄まで表現している。
講談社 『BORDEAUX ボルドー 第3版』