Domaine Raimbault Pineau
ドメーヌ・ランボー・ピノー
サンセール・ブラン
やや濃いめのイエロー。柑橘、スターフルーツ、ハーブなど、
ソーヴィニョン・ブランの特徴的な香りを感じる、お手本的な1本。
しっかりとしたボディとミネラル感、切れのある酸が味わいを
引き締めます。
柑橘やハーブを用いた料理、例えば鶏のハーブグリルにレモンを
絞ったものや、ハーブとマリネした白身の魚、グレープフルーツ、
オリーブ、ヤギのチーズを和えた野菜のサラダなどがオススメです。
ロワールの名産品である、ヤギのチーズとの組み合わせも
お勧めです。
プイィ・フュメ
色味はサンセールに比べやや薄く、輝きのある、硬質な感じの黄色
がかった色。香りはソーヴィニョンブランでもハーブの香りが強く、
その中に青リンゴを思わせる優しい香りも感じられます。
引き締まった味わいで、ミネラル感を強く感じ、余韻に、爽やかな
甘みと酸味を残します。
荒塩を振り、シンプルに焼いた魚のグリル、ハーブを振った生ガキや
山菜のテンプラなど、爽やかで研ぎ澄まされた味わいが身上の
プイィフュメには、シンプルなお料理がおすすめです。
最高の辛口白ワインが生まれるスイートスポット、ブルゴーニュ~ロワール
サンセールというのは町の名前です。
よく見ると、実はロワールというよりブルゴーニュに近く、地図をみてすぐ北東にはシャブリが望める、そんなロケーションです。
このあたり一帯で生まれる白ワインの品質が高いのには秘密があります。
それは、誰が見ても分かるような、白い土に覆われた畑、『石灰質土壌』の土地。
特にシャブリから続く「キンメリジャン」と呼ばれるラインは、遥か昔海の底だった土地で、大量の貝殻が埋まっています。
そのため、豊富なミネラル、キリッと引き締まった酸が乗った辛口という辛党好みのシャープな白ワインが生まれます。
また、もう一つのプイィ・フュメが造られる地域、プイィ・シュール・ロワールは、目と鼻の先はブルゴーニュ。
事実行政上はブルゴーニュに位置づけられます。
ブドウ品種 ソーヴィニョン・ブラン
もともとは病害への対策としてこの地に広まったブドウ品種ですが、これが見事に花開きました。
ボルドーでは白ワインの主役を張り、あの「オーブリオン・ブラン」を始めとする最高の白ワインを作り上げる品種、ソーヴィニョン・ブラン。
ハーブ、グレープフルーツなどの柑橘系、パッションフルーツ…
豊かなアロマと切れのある酸味から素晴らしい白ワインが生まれます。
つまり、サンセールは、
この素晴らしいボルドー品種をブルゴーニュの素晴らしい土地条件で作るという、
いわば2大産地のハイブリッドとも言える、挑戦的な組み合わせ。
ブルゴーニュでシャルドネ以外のブドウを使ったら?
そんなマニアも喜ぶ企画をひっそり実行していたのが、
このサンセールだったのです。
(因みに、サンセール・ルージュという赤ワインは、ブルゴーニュと同じピノ・ノワールで作られます。)
定番と言われるのにはわけがある!!
ボディがしっかりしており、酸が効いたシャープな味、香り、
野性味もあって非常に個性の強い白ワイン、と一般的に評価されているサンセール。
食事中に飲むと、このワインは一転して個性よりも調和を見せ、
料理と格別の相性を生み出します。
しっかりとした香り、ミネラルと酸が、
料理の味わいとマッチして、お互いを高めあう素晴らしい相乗効果を見せてくれます。
これが、ずっと昔からレストランがリストに
「サンセール」を選ぶ理由の一つなのでしょう。
サンセールに比べると、よりこだわりが強い人に好まれ、
「通が選ぶ白」とも言えるワインです。
このワインの中でも特別な土壌で作られたワインは、
「フュメ」と呼ばれる燻したような香り、火打石の香り、と言われる
独特のミネラルの香りを感じます。
特別な土壌=シレックス
今では軽く2万を超える、
歴史に残る名ワイン
「シレックス(ディディエ・ダグノー)」
エチケットに描かれた尖った石が表すのが、
この魔法の土地、『シレックス』です。
シレックスとはラテン語で「火打石」という意味で、土壌としては「ペクトライト(ソーダ珪灰石)」と呼ばれるケイ酸塩鉱物を含んでいる、このプイィ・シュール・ロワール近郊の土地を指します。
この土壌から生まれるソーヴィニョン・ブラン100%のワインは、独特の香りと味わいをワインにもたらします。
見た目こそ色は薄く静かな印象を受けるものが多いですが、実は、芯のある強い香りと味わいを持つ、
個性的な魅力を持つワインが多く見られます。
ドメーヌ・ランボー・ピノー Domaine Raimbault Pineau
サンセール、プイィ・フュメの良いワインを探す時、
優先すべき条件は、畑です。
上の説明のように、サンセールであれば「貝殻の化石が混じる白い畑」を持つ、プイィ・フュメであれば変わった石「ペクトライト」混じりの
シレックス土壌を持つ生産者。
でもそんな都合よく見つかるか?
探しに探して、ようやく見つかったのがこの生産者、
ドメーヌ・ランボーです!
ドメーヌ・ランボー・ピノー
このドメーヌは、「シュリー・オン・ヴォー」という、
サンセールから5kmほど離れた町にあり、
ここサンセール~プイィ・シュール・ロワールを本拠地として
3世代続く、家族経営の小さな生産者です。
このドメーヌの初代はリュシアン・ランボー(Lucien Rimbault)で、
この素晴らしい土地に惚れ込み、徐々に素晴らしい畑を増やしていきました。
現在、このドメーヌは、それぞれ通り名を持つような、素晴らしい区画に少しずつ畑を持ち、その数は40にも登ります。
一例として、シュリ―・オン・ヴォーの近郊、サンセールでは
la Montee de St.Romble, La Cote de la Pointe, La Cote de Sury,
一方プイィ・フュメでは
La Montee des Lumeaux…
これらの素晴らしい畑で作られたブドウは、混ぜられることなく、個別にワインにされてそれぞれ特徴を持ったワインになります。
ドメーヌ・ランボーでは、この仕上がったワインをさらにバランスをみながらブレンドしてゆくことで、自分たちの造る中で、最も自信を持っておすすめできる1本を造り出しているのです。
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赤ワイン
白ワイン
泡(シャンパン)
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- ボディ(コク)
4,862円 (税込)
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- ボディ(コク)
4,763円 (税込)
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