【オールドヴィンテージワインにつきまして】
以下のオールドヴィンテージワインの特徴をお読みいただき、
ご承知おきくださいますよう、お願い申し上げます。
・ワイン専用セラー内で、一定の温度・湿度による管理の下、長期間大切に保管されてきたワインです。経年によりラベルに汚れや破損が生じたり、コルク上部にカビが生える事がございますが、ワインの価値を損なうものではございません。また、コルクの上部にカビがあっても、内側にカビが生える事はございません。
・オールドヴィンテージワインの場合、ワインの量が目減りしている事があります。これはコルクが微量に呼吸することでワインの熟成が促される現象で、その際ワインが少しずつ揮発することで起こります。つまり全く自然なことです。
(一般的に、10年で液面が1cm程度下がると言われています。)
・オールドヴィンテージワインはとても繊細です。持ち運びの際の振動によりストレスがかかった直後では、本来の味わいが発揮されないことがございます。また、長い熟成の過程で生じた澱が瓶の中で舞ってしまい、飲む際にざらつきを感じてしまう事がございます。
オールドヴィンテージワインは、飲む前の1週間は瓶を立てた状態で静置し、落ち着かせた状態にしてからお飲みいただく事をお勧めいたします。
なお、誠に恐れ入りますが、返品・交換は致しかねます。
予めご承知の上、お買い求めくださいませ。
CHATEAU LA LAGUNE
シャトー・ラ・ラギューヌ
CHATEAU LA LAGUNE | シャトー・ラ・ラギューヌ
シャトー・ラ・ラギューヌはメドック地区の入り口部分にあり、メドックの中でも最もボルドーに近い場所に位置しています。
畑が砂礫と軽い砂利で構成されていることから、非常に“グラーヴ的なワイン”だと評されることも多くなります。
しかし、評論家によっては、“ポムロール的”とも“ブルゴーニュ的”とも評価していたりして、飲み手によって色々な特徴を感じさせるワインです。
1886年、ボルドー全体がブドウの害虫「フィロキセラ」による被害に遭い、経済的な危機に直面しました。
しかし、そんな時にも関わらず、仲買人のセーズ氏がシャトーを購入し、大損害を被ったシャトーを元の地位にまで回復させました。
世界中からの賞賛を受けながら、セーズ家はこれから1世紀半にわたって、シャトーを所有し続けました。
しかし第2次世界大戦後、敷地は数十haごとに分割され、非常に困難な状態に陥ってしまいました。
1958年まではシャトーは荒れ果てていて、「3級の位置に戻すのは困難だろう」と言われていた時期もありました。しかし、同年にシャトーを購入したジョルジュ・ブリュネ氏という一人の起業家によって、シャトーは完全に生まれ変わり、その品質は飛躍的に回復したことでも有名となりました。
その後、オーナーは代わったものの、その品質は落ちることなく向上を続けています。
ラギューヌのワインは、とても力強く、リッチで肉付きの良く、ブラックチェリーの香りが特徴的。
現在、若い女性醸造家であるカロリン・フレイさんとそのスタッフの手によって、さらなる品質向上に向けての努力が続けられています。