Chateau La Croix de Gay
シャトー・ラ・クロワ・ド・ゲイ
ペトリュスとヴュー・シャトー・セルタンの間
100%オーク新樽のこのワインは、豪華極まりない甘さ、ずばぬけた果実味で人をひきつけて止まない。強烈なフルボディのワインでその魅力は留まることを知らない。 これだけのワインが、日本での知名度は決して高くないことから、余計なプレミアはついていません。つまり、 お買い得 ということですっ! |
パーカーコメント
イギリス人ハリー・ウォーが1940年代終わりになした偉大な発見の1つ、ラ・クロワ・ド・ゲイは、1970年代から1980年代は、一貫性のない、不適格ですらあるワインを生産してきた。しかし、所有者のハンサムなレイノー博士は、いっそうの品質の向上に努めて、今では最も魅力的で飲みやすいポムロールの1つを生み出している。 1982年、レイノー博士はペトリュスとラフルールの間に植わっていたメルロの老木の区画から、ラ・クロワ・ド・ゲイの贅沢なキュヴェであるラ・フルール・ド・ゲイの生産を開始した。老木からできるこの贅沢なキュヴェは、ボルドーではたいへん珍しく、複雑さと強烈さにおいて最高のポムロールに匹敵する、このアペラシオンで最もすばらしいワインの1つである。特別なキュヴェをつくろうというレイノーの決定は、主要なワインのラ・クロワ・ド・ゲイから豊かさとバックボーンの最高の源泉を奪ってしまうのではないかという懸念を抱く人もいた。だが贅沢なキュヴェが加わったにもかかわらず、ラ・クロワ・ド・ゲイが著しく向上した事実は無視することができない。彼の妹であるシャルタン・ルブルトンが1990年半ばからシャトーを管理するようになった。 ラ・クロワ・ド・ゲイのブドウ畑はポムロールの丘のかなり北部、アペラシオンを横切る細い県道245号線と墓地の裏手にある。このあたりの土壌は砂の混じった砂利質である。 ロバート・パーカーJr.「ボルドー第4版」より |