シャトー・クーテ
CHATEAU COUTET
ソーテルヌ格付け1級シャトー・クーテを生み出すテロワールが造る別の表現として生み出された上質な辛口白ワイン。オーク樽で発酵・熟成させたこだわりの1本。 |
AOCソーテルヌを名乗ることのできるバルザック村は、隣接するソーテルヌに比べ石灰質を多く含む粘土質土壌を主体としています。そのテロワールのもと、ソーヴィニョン・ブランとセミヨンという二つの品種を使いシャトー・クーテと異なる表現をしたワインとして2010年に初めてリリースされたのが、このオパリー・ド・シャトー・クーテです。平均樹齢45年という高樹齢の畑から、凝縮感のある本格派の辛口白ワインが造られています。発酵にも、熟成にもフレンチオークの小樽を用いて滑らかで複雑味のある味わいを表現しています。
シャトー・クーテはボルドーでも最も歴史の古いものの一つです。1643年には領主シャルル・ル・ゲランが所有していた事が記録に残されています。その後複数の所有者の手を経て、フランス革命の最中には一時的に国家の所有となった時期もありました。1977年、最終的にマルセル・バリ氏の所有となり、現在に至ります。1994年には、五大シャトーのムートン・ロートシルトで知られるバロン・フィリップ・ド・ロスチャイルド社とシャトー・クーテは独占販売契約を交わしました。両社の協力のもと、技術・販売の両面からクーテを世界へ広めるべく努力が続けられています。